ぼくらの未来をつくる仕事

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 129
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761273088

作品紹介・あらすじ

この時代に働く人の「レールの外れ方」の教科書みたいな本だ。
―堀江貴文氏(実業家)

最高の知性と温かい心で医療を変える。
日本の希望がここにある。
―茂木健一郎氏(脳科学者)

豊田くんに初めて会ったとき、
医療の未来をつくる人が現れたと思った。
―岩瀬大輔氏(ライフネット生命社長)

◆東大医学部→脳外科医→マッキンゼー→スタートアップ経営者

著者の豊田氏は開成高校、東大医学部卒業後、脳神経外科医として勤務したのちマッキンゼーでコンサルタントに。
その後、「医療ヘルスケア分野の課題を解決する」ミッションを掲げた「メドレー」という会社の代表に就任。
代表取締役兼医師として新しい医療体験を創るサービスを提供する。

休日がなく目まぐるしい毎日を送りながらも、充実した医師生活を送っていた豊田氏。
ただ、それとはうらはらに、“日本の医療はこのままでいいのだろうか?"と日本の医療の現状に疑問が沸いてくる。
悩んでいた豊田氏に、先輩医師からの「医療を救う医者になれ!」という言葉が突き刺さる。
その後、世界的なコンサルティング会社マッキンゼーに入社し、日本の医療を変えようと試みるが、コンサルティングでできることの限界を感じる。
そんなときに、小学校生時代の同級生と再会し、彼の運命がさらに変わりだした。
同級生が代表を務める「メドレー」に共同代表として加わり、
日本の医療の未来を変えようと、医師が集い知恵を集結した「オンライン医療事典」、
医療の新たな診療スタイル「オンライン診療」を立ち上げる!
本書は、日本の医療の形を変えるために奔走するベンチャー経営者が、
予防医療の大切さや現在の医療現場が直面する課題をリアルなエピソードを交えて紹介し、
これからの医療のあるべき「未来」の姿、また、これからの働き方を伝える社会派自己啓発本です。

感想・レビュー・書評

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  • 医者→マッキンゼー→ベンチャーという異色の経歴の著者の仕事へのスタンスや経験談を知れる

  • 祖母の介護と、訪問診療という分野で日本の高齢化社会に立ち向かう企業を顧客として担当していた経験から高齢化に伴う日本の医療の2040年問題について課題認識し手に取った

    著者の豊田氏の仕事の経歴とそれを経て得た知見や考え方が書かれている
    エリートではあるものの、優しい目線で医療の問題に向き合おうとしていると感じた
    本作を以てさらに多くの人に医療リテラシーを高めるべく、非常にわかりやすい言葉で書かれている

    特に医療のレベルは年々上がり、延命措置も高度化する一方、治療によって寝たきりになってしまう高齢者も多く、治療を行うという選択が患者やその家族にとって必ずしも幸せに繋がるわけではないという点については強く同感

    日本の医療費の4割は国の資金で賄われているものの日本が民間コンサルに何かを委託することはない
    さらに日本の病院は民間の個人経営も多く一つに方向性を合わせて向かっていくことは困難、患者である国民もすぐ近くに病院があって風邪を引いたら薬を貰う利便性は失いたくないはず

    こうした現状で誰に何をどうアプローチすれば日本の医療は変わるのか?ビジネス化できるのか?すごく難しそうだけど取組意義はかなり高いと感じた

  • 世間を騒がせた豊田剛一郎氏の著作。

    開成→東大理三→脳外科医→マッキンゼー→起業という文句のないキャリアを歩み、また人としての嫌味さは感じられず、純粋に社会貢献に関心があった人柄だと感じられる一作。

    話題になったメドレー社が何をしているのか、豊田氏の思いはどこにあったのかなど、簡単な内容ではあるがよく知れる本。

    しょうもない躓きがあまりにも悔やまれる。

  • 以前にApple関係の雑誌で著者を見たことがあったが、著書もあると知り購入。
    読んでいて、薬剤師という立場でも分かるなと思うこと多数。自分も、患者さん側がもう少し医療リテラシーを持つことは、これからの時代絶対に必須と思う。
    MEDLEYのサイトは今後も注目していきたい。

  • 意地悪な言い方すると、

    医師3年、マッキンゼー1年半しかキャリアないないのに、
    会社の共同代表を務めるというところに、キャリア形成の妙を見た。経歴に箔をつけるというのはとても重要だわ。

    日本に病院が多すぎる、診療科✖️地域の偏在。

  • まず、著者の経歴がとんでもない。学生時代より先見の明や自身の未来像を研究されていたのだろうと予想できる。この人生なら自分はどうなっていただろうかと勝手に妄想するレベルだった。

    現在の医療の事情と問題点や改善点を、提供する側(病院など)、提供される側(患者など)、それらを含めた国の政策の視点、それぞれに対して医者(提供者)とコンサル(第三者)の2職種の経験から分析されている。この両職種を経験している方は今までに拝見したことがないので、珍しさと凄さが相まって文章に惹き込まれるように読んだ。また、医師研修時代に留学経験もあるということで、諸外国との制度面や体制での比較を取り入れているのが新しい。

    特に衝撃的だった内容が、医療費の増加と国民保険の問題点だった。※内容は本作を参照されたい。

    読み終わって以下2点をやってみようと思う。
    ・予防という観点はなかったので、元気なときにこそ自分の身体を見つめ直す
    ・オンライン医療事典MEDLEYを検索してみる

  • とても力強い本だった。最後の章は、自分自身を省みながら、心がチクチクと痛んだ(謙虚じゃないわ、わたし、とか、いろいろ)。

  • 2018/2/5
    Strong first
    How can I help you?
    自分がやりたいこと
    自分がやるべきこと
    自分にしかやれないこと
    の3つの円
    心の火が燃える

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