オオクボ都市の力―多文化空間のダイナミズム

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著者 : 稲葉佳子
  • 学芸出版社 (2008年10月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761512491

オオクボ都市の力―多文化空間のダイナミズムの感想・レビュー・書評

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  • 大久保を知る上での必読書

  • 「世界思想2010年春37号」にのいってた人

  • 本書では目まぐるしく変化し、それでありながらも地域が紡いできたものが残るまち、大久保‐オオクボの多様性・多文化性から、創造都市について考えるきっかけを与えてくれる本である。

    江戸時代~戦災後にかけて土地の零細化が進んだ大久保。
    大久保はバブル崩壊後、比較的高い値でテナントを借りていく外国人への賃貸業が広まり、歌舞伎町のベッドタウンとして発展し、外国人居住が進んだ。そして彼らが住むアパートの大家さんをはじめとする、彼らと共生の風土が、起業を夢見る外国人が資本金集めをする外国人を引き寄せ、そして彼らを対象とした行政書士や不動産業などを日本人が営み始める…
    また、大久保では店舗の入れ替えが非常にめまぐるしく行われる一方、起業者が初期投資を安くするため撤退した従来店舗の内装をそのまま使うことで、歴史の連綿さを感じさせている。

    こういった、常に変化する、だけど味がある都市を筆者は評価している。
    オオクボのような地域こそ都市である、というのは過激だけれど、最近勉強したリチャード・フロリダの創造都市論から考えると(勉強したこと使いたがります)、クリエイティブは人から発揮され、クリエイティブな人とはそのクリエイティビティを発揮できる場所を選択するという。そう考えたら、オオクボは立派な創造都市だといえる。

    個人的に面白いなと思ったオオクボのハード・ソフトについて:
    ・フレキシブルな建築物→多様な用途に応えることができる
    ・小さな間取り→スモールビジネスを起こすにあたってちょうどいい
    ・フレキシブルによるスモールビジネスの頻繁な入れ替わりを受任する風土

  • 大久保は凄い、韓国人だけの町かと思ったら、中南米やら東南アジア、中国と多国籍だ。筆者はマルチエスニックタウンと称してオオクボと表している。
    在日の外国人での闘争が起こらないことを祈願。日本もメルティングポットになってきたものだ。

  • 新宿の隣、エスニックタウン「オオクボ」はなぜ出来たのか。私は実家が大久保なのだが、正直、表層的になぞっているだけ、という印象を受けてしまった。筆者も、何年か「外国人アパート」などに住んでみれば、この「大久保」という租界のパワーを感じられたと思う。目の付け所は良いが、リサーチ不足。

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