京の左官親方が語る 楽しき土壁

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  • 学芸出版社 (2012年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761513047

京の左官親方が語る 楽しき土壁の感想・レビュー・書評

  • 90歳で今なお左官職人である著者が、左官の仕事、土壁のもつ様々な魅力について語る。土壁や漆喰を凹凸なくきれいに仕上げる、芸術的な部分が取り上げられることが多い左官という仕事。実は、住む人の生活環境に、住むうちに良さがわかる工夫をしていた。土の塗り方で火事になっても大事にならない工夫など、長いキャリアで培った知恵がつまった本です。

  • 京都の左官の親方の語り口調で説明する様に文章が進む。
    土壁の成り立ち、昔と今、使われる技術、いい壁、悪い壁、などなど。
    建物を例にとったり、過去の仕事を例にとったりしながら、その現場の説明から、使われている技術の説明、それに対する親方の思いなどが語られていく。

    親方と一緒にいろんな現場を回りながら、まさにお話を伺っているという感じ。
    ムリに話をまとめていないのが逆に新鮮。
    丁寧に、とか、相手の事を考えて、とか、のような職人の考え方を学ぶこともできる(特に「ようみせてやろうとおもってはいかん」という言葉が印象に残った)。その中で、今の時代では理解されないとか、職人として親方になってはいけないなどの悲しい言葉も、思ったままに出てくる。これを、どう受け止めたらいいか、難しい。

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京の左官親方が語る 楽しき土壁はこんな本です

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