「まち歩き」をしかける: コミュニティ・ツーリズムの手ほどき

著者 :
  • 学芸出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761513122

作品紹介・あらすじ

「まち歩き」の考え方やその効果、まちの見方から、ルートづくり、マップづくり、ガイドの仕方、広報まで、「まち歩き」をこよなく愛する達人が極意を伝えるバイブル。

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    序    コミュニティ・ツーリズムとしての「まち歩き」
    第1章  いま、なぜ「まち歩き」なのか
    第2章  「まち歩き」の考え方
    第3章  「まち歩き」のしかけ方
    第4章  「まち歩き」のこれから

    <内容>
    長崎さるく博、大阪あそ歩、と一般人のボランティア(有料なので、ボランティアとはいえないような…)に自分のまちを歩いて紹介する(させる)取り組みをしかけて、成功してきた著者の、考え方や取り組み方を紹介した本。ノウハウはほとんど詰め込んであるようだ。
    自分は、銅像の普及の一環として、銅像を含む「まち歩き」を仕掛けたいと思っているので、大変役に立った。

  • 長崎さるく、大阪あそ歩をしかけた茶谷さんが、「まち歩き」の理念や具体的なノウハウを明かした一冊。

    ・まち歩きは、まちの範囲の設定とコンセプト作りが大事。単なる名所旧跡をつなぐだけでは、まち歩きではなくまちの名所歩きになってしまう。
    ・見えているものを深く観察するばかりではなく、見えないものの記憶をたどる、まちの謎を解くというのもまち歩きの楽しみ
    ・ガイドの条件は、そのまちへの思い入れがあること。
    ・ガイド料金は有料。ボランティアだから無償というのは美しいが、無償ゆえの無責任になりがち、有料(1000円)となれば、懸命に案内し、喜んでもらおうとする。

    なるほどと思わせる内容が随所に出てくる。

    いつか自分でも、こんなまち歩きの企画運営できたらいいなと思いつつ・・

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著者プロフィール

1946年大阪生まれ。69年早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。同年、㈱電通入社、大阪支社クリエーティブ局CMプランナーを経て、81年同社退社、㈱経営企画センター設立。「アーバンリゾートフェア神戸’93」チーフプロデューサー、「ジャパンエキスポ世界リゾート博」催事プロデューサー、「しまなみ海道’99」広島・愛媛両県総合プロデューサー、「ジャパンエキスポ南紀熊野体験博」総合プロデューサーを歴任。2002~03年(社)日本観光協会都市観光活性化会議委員、2003年(社)ひょうごツーリズム協会ツーリズムプロデューサー、2004~06年「長崎さるく博’06」コーディネートプロデューサーを務める。現在、プロデューサー(イベント/ツーリズム/マーケティング)、関西学院大学社会学部非常勤講師、(財)兵庫県園芸公園協会理事。

「2008年 『まち歩きが観光を変える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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