- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761513399
作品紹介・あらすじ
森を挽く人(製材所)森で採る人(山菜・キノコ採集)森で灯す人(木質バイオマス)森で育てる人(森のようちえん)……限りなく多彩でクリエイティブな森の仕事。森を撮る人として映画『WOOD JOB!』の矢口史靖監督、森を書く人に原作者・三浦しをんさんも迎え、ひたむきで痛快な彼らの仕事ぶりを綴った1冊。
感想・レビュー・書評
-
つまるところ田舎にどっぷり浸かっている人より、都会と田舎の間で利ざやを抜く商売が一番儲かると。書籍の編集的な内容に関しては、27人の書き手がころころ変わるのでリズムが悪く読みづらい。内容の割に読む時間がかかった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
森で働いている人に対して憧れる時がある。
そして、実際に森で働く友達もいる。
この本に出てくる人達は何かしらの形で森と共に暮らしている人達であり、仕事として森と接している。
作業面での危険もあり、野生動物との遭遇もあり、自然の影響による事故等が多い中、毎日森で仕事する逞しい人達。
自分の勝手なイメージだけど、森の生活者は「生活力」の高い人達だと思う。
森林の中で長い時間を過ごす「森ではたらく人」は、大事な感性を養う事のできる人達だと思う。 -
2023年7~8月期展示本です。
最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00511757 -
森林が日本にありふれていても、実際触れる機会はそれ程ない。昔遊んだ事はあっても、大人になって森に入ることはほとんどない。そんな環境では忘れがちな日本の豊かな森林に、深く関わる27名の方の活動や想い、地域との繋がりなどが綴られた一冊。この本をきっかけに、自分の生活にも少しずつ「森」を取り入れていきたいと思った。
-
なんだかんだ読んだことのなかった山崎さんのこちらの1冊。国内それぞれの森で活動しているいろんな仕事と人を集めて丁寧にまとめられた1冊だと思いました。ただ、ここには取り上げられなかった人で西多摩の森で楽しい取り組みをしている人もたくさんいるので、そんな人たちを集めた本が出たならそれこそ読んでみたい1冊だなと感じました。カホンのところで八崎さんも出てきたのが、人となりを知っている自分としては嬉しかったすね。日本だけでも、まだまだ世界は広いんだよなと改めて思った1冊でした。こういう人たちに会いに行くような旅もしてみたいなと思いました。
-
林業、製材業、木工など森に関わる仕事をしている方々の語りをまとめたルポ本。
-
森を舞台にいろいろな職業の方のお話をまとめたのが本書。
山、と聞くとインドア派の私は無理~、と拒否反応を無条件に返しますが不思議と山の自然や四季の植物には関心があります。
海・山・里は日本の原風景だからでしょうか、なんとなく気にはなる。
でも、実際山の仕事といわれるとピンと来ないものがあり、興味深く読み進めることができました。
社会科の時間に日本の社会構造で斜陽産業として語られる第一次産業。
本書を読んでみれば、そこにはかっこよく背中で仕事を語るおじ様、もしくは普通に話好きな人、個性的な人々が登場しております。
例を挙げれば、熊とユンボ(パワーショベル)を取りあって口論しているお兄さん、優しい蜂として知られているニホンミツバチに「反応を見たかった」という好奇心からいたずらを仕掛ける材木屋の社長さん、80過ぎても現役で山に分け入り仕事をする超人さん(彼の一言はとても印象深いので興味があれば探してみてください)
登場する人物が大変魅力的でした。
実際問題、自然相手の仕事ですし苦労も想像できない位にあると思うのですが、それをさしひいてもあまりある何かがあると思わせる、そんな森の魅力がたくさん語られていました。
図書館スタッフ(東生駒):homusa