ローカルメディアのつくりかた:人と地域をつなぐ編集・デザイン・流通
- 学芸出版社 (2016年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761513627
作品紹介・あらすじ
地域はローカルメディアの実験場だ。お年寄りが毎月楽しみに待つ『みやぎシルバーネット』、福岡にある宅老所の面白雑誌『ヨレヨレ』、食材付き情報誌『食べる通信』他、その地に最適な形を編み出し根付いてきた各地の試みを3つの視点「観察力×コミュニケーション力」「新しい形×届け方」「地域の人×よそ者」で紹介する
感想・レビュー・書評
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色々参考になった。城崎裁判、気になる。城崎温泉に行って、手に入れてみたい。
みやぎシルバーネット、東北食べる通信もなるほど。
それにしてもあ、続けていくことの難しさも同時に感じた。
谷根千は、25年刊行されてきたそう。すごい…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こーゆう本初めて読んだけど、とても勉強になった。ローカルメディアってもしかして、東京の大手出版社よりはるかに色々考えて作られてるのでは?
ひとがどう考えてそのメディアを作ったのかをこんなに細かく知れることって、わたしはなかなかない気がするから、とても貴重な本だと思う。あと、読んでいて、自分の幅が広がっていくような気持ちになる。
地方って面白いんだな。国内のいろんな知らない場所に行ってみたいっ
とりあえず、城崎温泉へ早急に行きたい。そして販売地域限定本をげっとしたい。お風呂につかって読みたい。 -
これからローカルメディアをつくりたいと考えている私にとってお守りとなるような本だった。この本が発刊されてから約2年経ち、きっと全国各地で新たな取組みやメディアがたくさん生まれているのではないかと思うので、是非続編が出ることを期待したい。
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・会員限定の発行物、特定の地域の身近な(つまり内輪の)情報に特化したメディア。オープンとは逆方向、囲い込む「閉じた」メディアの可能性。結果として、双方向や読者同士の密なコミュニケーションが可能になる。この時代にあえて紙で出す意義は、限られた範囲にだけ流通することであり、不特定多数に広く届くというインターネットのメリット=リスクの対極と言える。
・流通した情報の蓄積やいかに?フリーペーパーの類は読み捨てにされることが多い。あえてアーカイブするとしたらその役割は地元の図書館に期待されるところ。
・地域を舞台にしたメディアの事例だが、仕掛け人の多くが東京在住者や、東京でメディア人としての訓練を受けた人である点は皮肉でもある。地域の魅力を伝えるために「外部の目」が必要なことは間違いないが、そこで対置される「外部」はなぜか他の地域ではなく東京。たとえば山梨の人が香川の魅力を語ってもいいはずなのだが。 -
ローカルなメディアをつくることに興味があって読んだ。フリーペーパーが多かったが、それぞれコンセプトを大事にしつくっていることがわかる。
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ローカルメディア、特に印刷物としての地域メディアの面白い取り組みについて書かれた事例集です。
固有名詞の多いストーリーで、地域にはまだこんなに面白い取り組みがあるのかと思わせられます。
事業性という視点で分析的に説明される部分はなく、さらに全てを成功事例のような扱い方で紹介しています。
タイトル「つくりかた」というほど、作り方について書かれたノウハウ本ではないということは注意。
でも地域づくりには教科書はないので、そうなりますよね。。。
ヒントにはなるでしょう。
しかし自分の地域でこれをやるにあたってはレールなどなく、汗をかくしかない、ということか。 -
現在発行されている紙媒体の地域メディアが、どのように作られているのかを紹介している本。
具体的な作り方には言及していない。 -
高知では面白いことをやっている多くの人を知ったが、住んでいる人たちは彼らが気付いている高知の良さを知らない人がほとんどであった。情報を発信することはとても大切だが、それを多くの人に受け止めてもらうことにもエネルギーを注がなければ片手落ちであろう。本書は頑張っているローカルメディアを丁寧に紹介しています。
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ローカルメディアには可能性があると感じた。メディアの存在が地域の人と人とを結ぶ力となるから。
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784761513627