原発と建築家: 僕たちは何を設計できるのか。再生可能エネルギーの未来、新しい時代の建築を考えた。

  • 学芸出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761525293

作品紹介・あらすじ

3.11以降、ストレートな物言いでツイッター上の注目を集めてきた著者が、「建築家としてどう関われるか」を問いながら専門家を訪ねたインタビュー集。原子力発電をめぐる建築の歴史、安全の概念、都市と地方の関係を見直し、再生可能エネルギーの技術や制度の可能性を探りながら、関わり、発言することの大切さを確認する。

感想・レビュー・書評

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  • 建築家の竹内昌義氏が編著者の本。
    元原子炉設計技術者や風力発電の関係者や知事等の様々なジャンルの方と、エネルギーや原発について対談されています。

     対談後のレビューではなぜその人に合ったのか?気づいた点は何か?エネルギーに関する建築家視点が感じられ、今後の建築・建材とエネルギーについて考えを巡らせる参考になると思います。

     社会の仕組みづくりと人間の所作や慣習をどの様に繋げていくか。繋げるべきか。。。

  • ふむ

  • これからの建築家は、エネルギーについてもっと考えるようになると思うし、自分もそうなりたい。

  • 原発は建築じゃない、だけども、建築家もそのことについて考えなければいけない。
    何不自由なくインターネットにつなぎ、レビューを書く今も、全世界で何億ワットという莫大な電力が消費されてゆく。どういうステップを踏んで、どんな風に街の人々と折り合いをつけながら、法律やエネルギー問題や雇用問題といった原発を取り巻く無数の問題を解決してゆくことができるのだろうか。
    産業革命からわずか1世紀半で原子力という途方もないエネルギーを手にしてしまった人類。それと向き合いつつ、生きていくすべを、建築家として考えてゆく必要が、本当に、切実に、存在している。

  • 「エネルギーのことを考えている建築家は、ほぼゼロに近い」という飯田哲也氏の言葉が。僕は建築家ではありませんが、これはあんまりでは。意匠設計の建築家がエネルギーと縁遠いのは確かかもしれませんが、ほぼゼロということはないだろう。
    では答えはと中を見てみれば、概念としてのパッシブデザインではなくて、指標としてのパッシブハウスジャパンが答えのような。これをもって「原発と建築家」という代名詞的に名乗るのは、ちょっとどうよ、という気がします。

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著者プロフィール

1962年神奈川県生まれ。東京工業大学工学部建築学科卒、同大学院建築学専攻修士修了。建築家。東北芸術工科大学教授。1995年、みかんぐみ共同設立。2000年より東北芸術工科大学にて教鞭をとる。代表作にShibuya AX、愛・地球博トヨタグループ館、伊那東小学校、Y150はじまりの森、マルヤガーデンズリノベーション他。主な著書に『団地再生計画』(INAX出版)、『未来の住宅』(バジリコ)、『図解エコハウス』(エクスナレッジ)、『原発と建築家』(学芸出版社)など。

「2014年 『日本のカタチ2050』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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