にぎわいの場 富山グランドプラザ: 稼働率100%の公共空間のつくり方
- 学芸出版社 (2013年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761525576
作品紹介・あらすじ
コンパクトシティと評される富山市では、中心市街地に「グランドプラザ」という広場を整備した。ここでは市民によるイベントが毎日のように開催され、「自分たちの広場」と誇れる場になっている。人が集まる公共空間はいかにしてつくられるか。その運営に手腕を発揮してきた著者が、賑わいをうむ場づくりの秘訣を解き明かす。
感想・レビュー・書評
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斜め読みでパラっと
富山ってとこがいいと思う
地方都市というよりもっと田舎の方の場所作りの仕方詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
使われる公共空間の作り方について、何を大切にし、どのような試みを重ねてきたのか具体的に書かれており、非常に役に立った。
空間的な工夫から利活用プログラム、運営の方法、組織体制に至るまで幅広く書かれており、まさにハード、ソフトの両面、「ひと・もの・かね」のすべての側面から取り組んでいるからこそ、このような成功につながったのだということがよく分かった。
また、賑わいの生み方、佇むことができる場の作り方などについて、非常に共感できることが多かった。 -
終止ポジティブに語られているので非常に勇気が出て良い気分になれる本です。
とにかく、よくも高々1,000平米の<ヴォイド>な平面空間について200ページも語れるものだと感心するくらい、この空間について愛のこもった沢山のディテールを記しています。それは、スパイダーマンになって天井のガラス清掃をしたり歩行速度がゆっくりになるテーブルや植栽の配置といったテクニカルなことだけではなく、それらに通底する確固としたビジョンがあるからこそ、ちゃんと成功に繋がっているのだと思います。 -
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