コンパクトシティの計画とデザイン

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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761531607

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  • コンパクトシティ界の神、海道さんの最新著書。(2007)

    欧米で議論された、ニューアーバニズム、スマートグロースなどのように、世界中の先進国の間では、自動車依存からの脱却、高齢化社会・成熟社会に対応するべく、コンパクトシティという概念が政策に盛り込まれている。

    それは、日本でも例外ではなく、
    まちづくり3法の改正により、国土交通省もコンパクトシティ政策を宣言した。

    しかし、
    日本には、それを実行する計画論やアーバンデザインの基盤が整っておらず、駅前開発を行うことがコンパクトシティだと誤解されている。

    海外の計画論、アーバンデザイン論を事例を交えながら紹介した上で、日本の中心市街地と郊外、都市再生へ異論と次の展開への意向を主張している。

    コンパクトシティ関連では、一番まとまっている本であるといえよう。

著者プロフィール

名城大学都市情報学部教授。博士(工学)、一級建築士。1948年金沢市生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程修了後、地域振興整備公団に20年間勤務。著書に『コンパクトシティ』『コンパクトシティの計画とデザイン』(学芸出版社)など。

「2010年 『人口減少時代における土地利用計画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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