観光まちづくり―まち自慢からはじまる地域マネジメント

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制作 : 西村幸夫  財団法人日本交通公社(編集協力) 
  • 学芸出版社 (2009年2月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761531683

観光まちづくり―まち自慢からはじまる地域マネジメントの感想・レビュー・書評

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  • 観光とまちづくり。

    ある意味で似ているが、一方で対立する概念でもあるといえる。
    本書はそういう意味で本来の観光とまちづくりの橋渡しをしようというものになっている。その中で多くの事例を取り上げ、マーケティング手法も活用し成功したものを説明されている。
    複数の筆者の知見から様々な視点から導き出している内容であり、多角的に吸収できる内容になっていると思う。

  •  観光庁ができて、観光まちづくりという言葉が使われている。

     自分は、やっぱり違和感がある。

     観光は、商売、観光地に人をつれていく旅行業者、そこで物をうる商業者、とまってもらう旅館業者などが、国民をお客さんにして、様々なまちづくりの成果、それが歴史的建築物だったり、農村風景だったりする、それを「旅行商品」(p96)として、売るビジネス。

     もちろん、さびれたまち、村が、人を呼んで、うまく地域にお金をおとしてもらうためには、観光はてっとりばやいし、今ブーム。

     しかし、思い出して欲しい。1980年代のリゾート開発ブーム。あれも、地域の自然風景を旅行商品にして、リゾートマンションとかホテルをたてて、次々と倒産した。それと今の観光まちづくりは違わないのではないか。

     いいたいことは、観光は、地域の生活環境を商品としてみているので、現在の古い街並みが人気があるときはその保全に役立つように思えるが、むしろ近代的な設備が必要となれば、それを壊してでも旅行者をひきつけようとすること。

     そこにまちづくりと矛盾がある。それを知った上で、バランスをとる必要がある。

     最後に、観光振興組織がほとんど行政からの補助金、委託費で活動している(p244)のもいただけない。商売なら自分でちゃんと採算を確保しないといけない。

     まして国によるインバウンドの積極的支援を期待するなど、もってのほか。そんな、ちゃらちゃらしたお金があったら、津波タワー一つでもたてて、人命を助けたいと僕は思う。

     また、極論を書いたので、学芸出版社の前田さんに怒られちゃうな。

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