子どもを本好きにする 読書指導のネタ&コツ

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著者 : 上條晴夫
  • 学事出版 (2009年11月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761917005

子どもを本好きにする 読書指導のネタ&コツの感想・レビュー・書評

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  • [墨田区図書館]

    沢山の指導方法や指導ネタが載っているが、さして目新しいものはなく。ただ、初心に戻ったり、何か忘れてなかったかと見返す指南書にもなるとは思う。
    Ex. 自由読書、アニマシオン、朝の10分間読書、ブッククラブ、ブックトーク(授業の中で、外で)、読み聞かせ(絵本、詩集)、ストーリーテリング、読書カード、ブックリスト(推薦図書、選択方式)、読書ノート、読書日記、紙芝居、学級文庫、朗読・暗唱、群読、劇遊び、なりきり日記、鉛筆対談、コピー作文、読書感想文、読書感想画、一枚文集、読書郵便、などなど。

    ■読書へのアニマシオン(ラテン語で"アニマ(魂)"を活性化させること)
    ①前かな、後ろかな?…物語の順序をバラバラにしたカードを1人1枚ずつ配る。
    ②俳句で遊ぼう…「五・七・五」の最後のご文字を伏字にしてそれを自分なりに創って楽しむ。正解を当てるのではなく、最初の「五・七」に触発されて思いついた「下五」を創作する。
    ③わたしのタイトル世界一!…著者がつけた物語のタイトルよりももっとよいタイトルの創作に挑む。

    ■子供に人気の本
    ・不滅の創作シリーズ
     那須正幹の「ズッコケ三人組」、松谷みよこの「ちいさいモモちゃん」、寺村輝夫の「王さま」、中川李枝子の「ぐりとぐら」、後藤竜二の「1年1組」、馬場のぼるの「11ぴきのねこ」、佐藤さとるの「コロボックル物語」
    ・読ませたい戦争の本
     国松俊英の「ペルシャ湾の水鳥をすくえ」、真鍋和子の「ぬちどぅたから」、篠輝久の「約束の国への長い旅」
    ・知識の本の魅力(「ノンフィクション子どもの本900冊」by一声社は、ジュニア・ノンフィクションについて知るには必須の唯一の本。科学読み物を除く全てのノンフィクションをベストセレクトしている)
     ①科学…平山和子の「たんぽぽ」、②社会科…須之部淑男の「ダイコンを育てる」、③歴史…西村繁男の「絵で見る日本の歴史」、④伝記…工藤律子の「リゴベルダの村」、⑤ドキュメンタリー…手島悠介の「大地震が学校をおそった」、⑥人生論…ローズマリー・ストーンズの「自分をまもる本」、⑦性…ジョアンナ・コールの「こいぬがうまれるよ」、⑧芸術…トム=ウォルサーの「きみも音楽家になれる」、⑨スポーツ…井村伊智朗の「卓球・勉強・卓球」、⑩遊び…関戸勇の「しゃぼんだま」
    ・マンガの教え
     山田涼子の「日出処の天使」、吉田昭生の「BANANA FISH」、ちばてつやの「あしたのジョー」、横山光輝の「三国志」、謀図かずおの「漂流教室」、謀図かずおの「わたしは真悟」、いがらしみきおの「BUGがでる」、吉田戦車の「伝染るんです」、岡崎京子の「Pink」、弘兼憲史の「人間交差点」

  •  読書指導の方法を数多く紹介する、文字通り「ネタ本」です。
     読書指導法をそれぞれ、見開きもしくは多くても4ページ程度で簡単に説明した内容になっており、ここに掲載されている読書指導なり読書活動をすでに実践されている方にとっては、物足りない内容だとは思います。
     
     本書のポイントは5つ。①読書指導の方法を網羅する。②すぐに使える内容、③読書体験を交流するノウハウ、④子どもに人気の本の情報、⑤読書指導における課題など論点、にまとめられていて、初心者対象に編集されているのがよくわかります。

     正直読書指導のネタとコツだけなら、すごく内容が平べったいものになりそうです。けれど、4章で読書材に関心をもたせること、「読書指導」のこれまでの問題点をかかげ、安易にマニュアル的に実践するのでなく、実情にあわせたり、工夫を付け加えたりするなど、しっかり考えて使ってもらいたいという意図は感じました。

  • 上條晴夫(かみじょうはるお)

    1章 読書指導の方法
    1自由読書
    2朝の10分間読書
    3読書へのアニマシオン
    4ブッククラブ
    5ブックトーク
    6ブックトーク~授業の中で
    7ブックトーク~授業の外で
    8読み聞かせ
    9読み聞かせ~絵本
    10読み聞かせ~詩集
    11ストーリーテリング
    12目標設定法

    2章 すぐに使える読書指導の小道具
    1読書はがき
    2読書カードA
    3読書カードB
    4ブックリスト~推薦図書
    5ブックリスト~選択方式
    6読書実態調査
    7読書ノート
    8読書日記
    9紙芝居
    10学級文庫
    11図書室のやくそく

    3章 読書体験を交流するノウハウ
    1パブリック・スピーチ
    2朗読・暗唱
    3群読
    4劇あそび
    5なりきり日記
    6鉛筆対談
    7コピー作文
    8読書感想文
    9読書感想画
    10一枚文集
    11読書郵便

    4章 子どもに人気の本情報
    1少女小説の世界
    2不滅の創作シリーズ
    3推理・探偵ものの人気
    4読ませたい戦争の本
    5伝記のススメ
    6ナンセンス童話の世界
    7知識の本の魅力
    8入門百科のおもしろさ
    9マンガの教え
    10世界に目をひらく

    5章 読書指導の問題点
    1読書は強制するものか?
    2課題図書はその年のナンバーワン本?
    3読書感想文が読書嫌いをつくる?
    4マンガは本の敵である?
    5心理学はあてにならない?
    6子どもの伝記は信用できない?
    7創作がイチバン?
    8ブックリストはよくない?
    9子どもたちは詩が好きではない?
    10読書は娯楽である?

    1-1『読書はパワー』
    ①継続して実施するとよい
    ②本の感想を述べ合うとよい
    ③教師も一緒に読むとよい
    ④ブックトークをするとよい
    ⑤軽読書も入口にはよい

    2-1 朝読書
    『朝の読書が奇跡を生んだ』

    3-1 アニマシオン
    『読書で遊ぼうアニマシオン』
    『読書へアニマシオン75の作戦』

    4-1 ブッククラブ
    『PISAに対応できる「国際的な読解力」を育てる新しい読書教育の方法ーアニマシオンからブッククラブへ』

    5-1 ブックトーク
    『ブックトーク入門』
    『ブックトーク~理論と実践~』
    『ブックトークのすすめ』

    8 読み聞かせ
    『読み聞かせーこの素晴らしい世界』
    ①人の話を聞く技術は後天的であると知ること
    ②時間が許すかぎり頻繁に行うこと。
    ③絵本から始め、お話の本、小説へと進むこと。
    ④聞き手の興味を宙ぶらりんにするためによい場面で区切ること
    ⑤読み聞かせのあとは話し合いの時間をもつこと
    ⑥読み聞かせには練習が必要であること
    ⑦表情を豊かに読むこと
    ⑧ゆっくりした速さで読むこと
    ⑨読む本にはあらかじめ目を通しておくこと
    ⑩いったん読みはじめた本は最後まで読み聞かせを続けること

    8-2
    『私だちの選んだ子どもの本』

    9-1
    「絵本に卒業はない」

    『絵本の読み聞かせ』かつおきんや著
    『かにむかし』
    『スーホの白い馬』
    『おにたのぼうし』
    『モチモチの木』
    『100万回生きたねこ』

    9-2 絵本選びの基準
    『どの本読もうかな332冊の絵本ー読み聞かせ絵本の手引き』
    ①絵本の版が小さすぎないもの
    ②絵が鮮明なこと
    ③絵が細かすぎないこと
    ④文章が長すぎないこと
    ⑤季節にあった絵本を

    10ー1 詩
    『子どもといっしょに読みたい詩100』 『第二集』
    『小学校朗読・群読テキストBEST50』
    『いま中学生とよみたい101の詩』

    10-2
    ①ユーモアのある詩
    ②明快な韻のある詩
    ③リズム感のある詩

    11ストーリーテリング
    こどもにもやらせてみよう

    2-1 読書はがき
    『学級経営』1979年9月号 向山洋一の読書指導法

    2-1 読書カードA
    ①書名
    ②著者名
    ③読了日

    ④分類番号 *読書のジャンルをひろげることがねらい
    ⑤ページ数
    ⑥感想

    0調べる本(百科事典 年鑑)
    1神話・よいおこない(宗教・道徳)
    2昔のこと(歴史) 土地の様子(地図) 人の一生(伝記)
    3わたしたちのくらし・社会(社会)
    4理科・算数(自然)
    5工作・工業・機械(工業)
    6いろいろな仕事(産業)
    7図工・音楽・体育・劇(芸術)
    8ことば・作文(言語)
    9お話の本・物語(文学)

    2-2
    ほめる
    ①読書量
    ②別のジャンルへの挑戦(別の~ 新しい~ 難しい~)
    ③レベルへの挑戦
    ④同じ著者の本を複数冊
    ⑤比べ読み
    ⑥わたしもワクワクしたよ(同じ本を読んだよ)
    ⑦関連本だね

    4-2ブックリストの使い方
    『ブックトークのすすめ』山花郁子著

    人気シリーズ(低学年)
    わかったさん
    にゃんたんシリーズ
    エルマーのぼうけんシリーズ
    かいけつゾロリシリーズ
    ウォーリーシリーズ
    ドラゴン・ボールZ

    高学年)
    わかったさん
    ウェルカム!スカイブルーへ
    ズッコケ
    天才えりちゃん
    三国志

    中学生)
    幽霊白書
    スリムダンク
    ぼくらの七日間戦争
    三国志
    シャーロック・ホームズ

    7読書記録
    読書カード1枚もの
    読書カード連続ものリスト
    グラフ式
    図案カード
    読書ノート

    8読書日記
    『小学校100冊読書日記』北川達夫著~フィンランドメソッド

    読書日記のやりかた
    ①ブックリストをつくって読みたい本を選ぶ
    ②本を準備する
    ③ブックシールを選んで台紙にはる
    ④読み終わったら日記を描く

    Q1本はどうだった?
    Q2どこがおもしろかった?
    Q3じゃあ、それはどういうふうにおもしろかったの?

    9紙芝居
    良い点
    ①場面転換のもつ演劇性
    ②肉声で語る想像性
    ③絵のもつ具体性

    11図書室のおやくそく
    ①図書室に入る前は手を洗う
    ②貸し出しの手続きを行う(無断で持ち出さない)
    ③貸し出し期限を守る
    ④図書室内でかけまわらない
    ⑤本のページをおったりまるめたりしない
    ⑥つばをつけてページをめくらない
    ⑦落書き書き込みをしない
    ⑧大声を出さない
    ⑨元のところに戻す
    ⑩本を無理やりつっこまない

    公共図書館のやくそく
    ①返す日はまもりましょう
    ②大切にしましょう
    ③図書館内では食べたり飲んだりしないでね
    ④大きな声出話をしたり、さわがないでね

    1 パブリックスピーチ フォーマット
    わたしの気に入った本は~~~です
    著者は~~~です
    あらすじは~~です
    わたしはこの本を読んで~~~と思いました。
    みなさんもぜひ読んでみてください。

    2群読
    高橋俊三著『群読の授業』

    3劇あそび=いきなり 遊びなので
    『劇あそびの基本』
    『劇あそびを遊ぶ』小池タミ子著

    7-1コピー作文

    7-2本の帯づくり
    『読書を教室に』
    『新しい作文授業コピー作文がおもしろい』

    1少女小説の世界
    「軽読書は一般読書を促す効果がある」読書はパワーより

    『スィート・ヴァレーハイスクール』シリーズ 英国

    4読ませたい戦争の本
    『ペルシャ湾の水鳥をすくえ』国松俊英
    『ぬちどぅたから』真鍋和子
    『約束の国への長い旅』篠輝久

    5伝記
    『大学やめてもへっちゃら~世界の学者くまくす~』
    『ことばの海へ雲にのって』
    『死の川とたたかう~イタイイタ病を追って~』
    『人間・野口英世』
    『ドヴォルジャーク~わが祖国チェコの大地よ』

    6ナンセンス
    はれぶた
    天才えりちゃん
    ホッツェンプロッツ

    7知識の本
    『ノンフィクション子どもの本900冊』
    『子どもと楽しむ自然と本』

    板倉聖宣(いたくらきよのぶ)~仮説実験授業の提唱者

    加古里子

    七尾純(ななおじゅん)

    10世界に目をひらく
    『目をとじれば平和が見える』

    「読書くらい、わずかな元手で楽しめる娯楽はない。
    読書の習慣を身につけることは、人生のほとんどすべての不幸からあなたを守る、避難所ができることである」サマセット・モーム

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上條晴夫の作品

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