「教育」の常識・非常識: 公教育と私教育をめぐって (早稲田教育叢書 28)
- 学文社 (2010年4月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784762020490
感想・レビュー・書評
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権力・体制側としての『公教育制度』と、その枠にとらわれない自由な『私教育』。
『公教育制度』の目的は現在の統治制度の維持であり、各人が必要とする事柄を教育できる『私教育』とは性質がまったく異なる。
そして、どちらの教育も目的は『子女が自立して社会的な信用を築く事』である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「公教育」と「私教育」が現在は混同されて語られてるコトを指摘し、「私教育」特に家庭や地域によるものの再生を論じている。
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混同されがちな公教育と私教育の違いがわかった。この二つを全く別のものと考えるという意見にも賛成。
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現代の「教育」論が、「公教育」と「私教育」の区別があいまいなままになされていることに着目しながら、公教育(≒学校教育)に全て丸投げするのではなく、「私教育」の再生を論じた本。
実証主義的な立場(社会学or心理学などのアプローチ)からすれば机上の話ととらえられるかもしれませんが(レファレンスも分かりづらい)、学校教育が「教育」のすべてではない、と考えるための「読み物」として面白い一冊だと思います。
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