高齢社会につなぐ図書館の役割: 高齢者の知的欲求と余暇を受け入れる試み

制作 : 溝上 智惠子  呑海 沙織  綿拔 豊昭 
  • 学文社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784762023194

感想・レビュー・書評

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  • これからの高齢化社会に向けて、図書館の役割について考えるヒントがもらえます。

    「高齢者向け」ということであれば、〈公共図書館を利用する〉という限定をせず、読書はするがあまり〈公共図書館を利用しない〉「元気な高齢者」と〈利用できない〉「元気でない高齢者」のことも視野にいれなければなるまい。というところが大事かと思います

    公共図書館は行政の機関ではあるので地方公共団体が抱える問題の解決にいかに関わることができるのかということをもっと考える必要があります。

    本書の中で健康情報サービスや法情報サービスの中での高齢者サービスへの取り組みが書かれていますが、障害者的なサービス以外にも高齢者を意識したサービス提供はたくさんあると考えます。

    鳥取県立図書館
    ブルックリン公共図書館ほかアメリカの公共図書館

  • 部内研修のために。

  • 児童サービスがポピュラーだけど、本当にこっちの方が大事だと思う。聞いてもらえないけど。

  • 広げようバリアフリー映画 音声ガイドや字幕で楽しむ - ニュース - アピタル(医療・健康)
    http://apital.asahi.com/article/news/2013090900006.html


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    「超高齢社会に突入した現代社会において、地域の生涯学習機関である公共図書館はどのような役割を担っていくべきなのだろうか。

    現在、遅れがちである図書館の高齢者サービスの具体的取組みの事例を紹介していく。(横浜市中図書館や富山県、鳥取県立図書館、海外ではスウェーデン、アメリカ、韓国の公共図書館など)
    超高齢社会日本における公共図書館のあり方について考える。」

  • 高齢者の知的欲求から外れた内容に感じた。
    高齢者には、知的活動があり、図書館がきちんと対応したり関連できていないことを知るとよい。

    高齢者の知的活動側でも、図書館が協力してくれる可能性を、我慢して、じっくり鍛えなければならないのだろう。

    多くの高齢者の知的活動組織が、地域図書館を育てることが大事だということに注目するとよい。

    図書館側がど上から目線で見ているので、すれ違っているような気がする。
    高齢者の方が年齢が上なのだから、上から目線は高齢者に任せておけばよい。

    高齢者から学ぶという姿勢が図書館には必要なのだろう。
    著者らは現場からではない。実際の図書館員は下から目線でがんばれるはず。

  • 私は将来、図書館の高齢利用者になります。高齢者へのサービスが厚くなること、図書館に行かなくても図書館のサービスが受けられるようになること。それはまことにあらまほしきことで、嬉しい限り。
    児童書コーナーがあって高齢者コーナーが無かったことの方が不思議です。
    しかし、高齢者へのサービスが児童サービスと似通うのはどんなものかと思います。人生の先輩に対して「読み聞かせ」というのは不敬な感じ。
    高齢者は一方的全人格的に庇護されるべきものではなく、加齢で欠けた部分への支援を必要とするだけでは?
    自分が支援される側に回る前に、受けて快いサービスを模索しつつ、ボランティア等で高齢者サービスに参画したいと思います。

  • アウトリーチはサービス提供者側からの視点が強く、スウェーデンの「本が来る」サービスは利用者の側に立った見方。
    シニア・サービスの提供者としてのシニアという視点。
    図書館側の高齢者に対する意識とイメージの改変。

  • これから図書館はかなり重要になってくる。
    知的高齢者に対応できる図書館の創造が必要。

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