クリティカルシンキング (入門篇)

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  • ¥ 2,052
  • 北大路書房 (1996年09月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784762820618

クリティカルシンキング (入門篇)の感想・レビュー・書評

  • クリティカルシンキングについての解説本をと思って手にしてみたものの、入門編というわりには、とっつきにくい本だった。

  • 物事の本質的な原因を探る方法を紹介してます。論理的な思考をつけたいと思う人には強くお勧めします。図や表の豊富さ、例題の多さにより考えることが多くなり読むのに時間はかかりましたが、単に読んで感心して終わりということはないと思います。この本からは学ぶことが多かったです。

  • 読みごたえのある本だった。とにかく、自分の常識とか、知識とか、信念とか、何かの枠組みにとらわれて物事を判断していることが多いので、それを疑ってみる(批判的に見る)ことで、また別の判断が出来るということを知った。

  • 「理論編」とあるけれど、充分に実践的。
    人間の思考の癖について、具体例を挙げながらわかりやすく説明してくれる。
    訳者も(たぶん)親切な方々で、アメリカの例でわかりづらそうなものは、日本の例に置き換えた説明にしてる。
    だから「共同執筆」みたいな感じなのかな。そんな工夫がとてもありがたい。

    「ちゃんと考える」ための「基礎体力」をつけるには格好の書のように思う。

  • クリティカルシンキングの本質がつかめる。人や自分とコミュニケーションする際に、状況に応じて発生するバイアスを見抜き、真の因果関係を導き出すのがクリティカルシンキング。

  • ゼミで死に物狂いで勉強・体現させられた本。

  • ■クリティカル・シンキング

    1.クリティカルな思考には、次の3つの要素がある。
    a.問題を注意深く観察し、じっくり考えようとする態度
    b.論理的な探求法や推論の方法に関する知識
    cそれらの方法を適用する技術

    2.クリティカルな思考を伸ばすには、「思考の原則」を知る必要がある。
    例えば、我々は他人の行動の理由を考える時、その人のを取り巻く状況よりも、個人の性質を重視しがちだが、こうした傾向を自覚することが重要である。

  • 議論をする際や、敲きの場面でも役立つ。

  • 【個人メモ】後編も読み終わったらまとめて書く

  • サイエンスをやっていれば、身につく考え方。
    身近な事例で説明しているのでわかりやすい。

  • さすが論理学の本。各章のまとめがすっきりと書いてある。
    良く科学的な本の一部に科学的な考え方が記載されていることがあるが、
    この本から全てとられたんだと思うくらいの網羅ぶりです。
    ただ、わかっちゃいるが、そう考えていない自分もいて今後気をつけたい。

  • 本書自体のポイントが抽象的かつ明確になってないため、体系的にも捉えられていない。クリティカルシンキングの定義自体がロジカルシンキングとの違いを明確にしていない。 

  • 統計を勉強している自分にとってこのクリティカルな視点はことさら必要に思えた。というのも仮説を立てる際にそもそも主観が入っていることを考慮しなければ、それを立てることはなんの因果もないこじつけを生んでしまう恐れがある。この本は主観的ではなく客観的に物事をみるための補助となる。

  • クリティカルシンキングのバイブル入門編。
    帯にある通り、自分の思考を呼び覚ます本である。

    これを読んだからと言って、
    全て正しい判断が出来るようになる訳では無いが、
    少なくとも頭に入れておけば、間違いは少なくなるはず。

    特に3章のケリーの立方体は押さえておきたいところ。

  • 最近仕事上でまずは報告や情報を手早く理解しようと努めるためか、どうも批判的に見ることができず、詰めが甘くなっている気がしていた。何となれば、本書第3章の扉にある「何事もすぐに理解してしまう人は何も学ばないであろう」という状態になってしまっているのでは、という危機感を感じる場面が多かった。
    そういうことで、いわゆる"クリティカルシンキング"については長らく気になっており、そういう問題意識を持った上でこの本を手に取ってみた。

    この本は「入門編」となっており、クリティカルシンキングとは何か、因果関係の推定、他人の行動原因の理解、自分自身の省察、信念の分析、などについて説明されている。

    例えば、原因帰属の4つの次元
    ・安定-不安定
    ・全体的-状況特殊的
    ・内的-外的
    ・コントロール可能-コントロール不能
    を意識することなどは、自分の心の持ち方や他人の物事に対する反応を解釈する上で役に立ちそうだ。

    また人間には「あらゆる人に認められたい」と「完全に有能で絶対に物事を達成しないといけない」という2つの大きな目標があるとし、この目標はある意味では実は非合理であるとする点もうなづけるところだ。
    なぜならこれが昂じると、自分の目標ではなく、他人があなたにしてほしいことが目標になってしまうからだし、更に時に不必要に競争的な姿勢や気構えを取ることにもなるからだ。

    最後に改めてまとめられたクリティカルシンキングの40の原則を読む返すと、なるほどと思う。こういうのは読んで理解するだけでなく実践によって身につけていくことが大切ではあるのだが。

    ---
    本書は和訳ものだが、訳者まえがきにある通り、日本の文脈にも合うように事例の一部を見直し、順序も変更しているという。原本との比較はできないが、訳者の意図は成功しているように思えて悪くない。
    各章の終りに訳者が付記するまとめの図解も親切で、とにかくクリティカルシンキングのポイントを理解してもらおうと工夫する強い姿勢が見られて好ましい。

  • ゼミでやった。重複している内容があるが、常識をまず疑ってみるという思考はこの本を読んだおかげでちょっとは身についたと思う。

  • 仲良い友達から随分昔に紹介されて読んだ本。

    どうしても主観的に色々と捉えてしまいがちな
    自分に新たな考え方の手本を教えてくれた本。

    後輩に貸したまま返ってこないので、困ってます。

  • けっこういい事書いてある本だったので、自分のためのメモ:

    原因帰属・・・共変関係、時間的順序関係、もっともらしい他の原因の排除、第三の変数の存在の可能性

    他人の行動・・・内的原因、外的原因、一致性(他の人々もその行動をしたか)、弁別性(特定の対象のみに向けられているか)、一貫性(いつも同じ行動をとるか)

    自己高揚バイアス・・・自分にとって好ましいことは原因を内的に帰属

    自己防衛バイアス・・・自分にとって好ましくないことは原因を外的に帰属

    自己奉仕バイアス・・・自分自身を好ましく考えるような方向

    甘いレモンの合理化・・・自分が選んだものポジティブな面を強調、ネガティブな面を無視

    すっぱいブドウの合理化・・・自分が選ばなかった方のネガティブな面を強調、ポジティブな面を無視


    改めて我が身をクリティカルに考えると、耳に痛いことばかり、、、
    占いやESPなど超常現象をなぜ人々は信じてしまうのか、という考察には納得。マスコミの印象操作に踊らされない人間でありたいものです。

  • クリティカルシンキングの基本的な考え方がわかった。
    問題を認識する際のバイアスのかかり方により、判断力が
    ゆがめられることが理解できる。

    曇りなき思考を展開する際の指南書。

    重読し、思考法を身につけるべき良書。

  • クリティカルシンキングが必要とされる場面、そこで注意すべき事柄をこの巻では主にまとめている。
    各章末にその章の要約チャートがついているだけでなく
    巻末にはクリティカルシンキングのための原則がまとめられており、読み返すにも親切なつくりだ。
    心理学の観点からクリティカルシンキングのコツを挙げているのが特徴的で
    物事の原因を考え、自分や他人の行動の意図などを的確に判断するために
    クリティカルシンキングは重要であると筆者は主張する。
    そうした立場から、思考を妨げやすい人間の思考の癖や信念を分析している。
    因果関係を考える際には、共変関係と時間的順序関係、もっともらしい他の原因の排除のすべてが
    満たされて初めて因果関係が成立するといえるが、特に他の原因をわたしたちは見逃しやすい。
    また、極端な結果は印象に残りやすく、わたしたちはついそこに原因を求めがちだが
    そうした結果は維持されるのが難しく、次には平均的なラインに落ちつくものである。
    また、他人の行動の原因を内的なものか外的なものか判断する際には(原因帰属)
    一致性(多くの人がしているか)、弁別性(特定の人に向けられているか)
    そして一貫性(どの環境でも行われるか)を考慮する立方体モデルが有効としている。
    わたしたちはえてして他人の失敗の原因を内的なものに帰属しがちだが
    この立方体モデルを用いてじっくり考えてみると、別の原因が見えてくるかもしれない。
    また、大数で作用する法則を小数に当てはめるのも、実は危ういことだというのは盲点だった。
    確かに客観的な確率は大局的に見て初めて成り立つのであり
    それにとらわれることは、少しでも確率から外れた現象に直面すると
    それを説明することのできない超常現象だと思い込んでしまうかもしれない。
    全体的に陥りやすい思考の罠を解説しており、いかに信念から逃れられるかが
    クリティカルシンキングには重要なのかもしれないと思わされた。
    必要原因と十分原因の区別をいまいちつけられなかったことと
    利用可能性の概念も飲み込みきれなかったことが残念。また再挑戦したいところ。

  • 第2章「ものごとの原因について考える」

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