チビクロさんぽ

  • 北大路書房
3.50
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本棚登録 : 78
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784762820984

作品紹介・あらすじ

ヘレン・バナマンによる原作は差別の問題で絶版になったとはいえ,そのストーリーの楽しさ,おもしろさは絶賛されていた。この原作のもつ長所をそのまま引き継ぎ,原作のもつ問題点を修正し,犬を主人公とした物語として改作した。チビクロのさんぽ(散歩)のおもしろさ・楽しさを子どもたちに与え続けたい。

感想・レビュー・書評

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  • 絶版になっていた「ちびくろ・さんぼ」の人種差別的な部分を変更し原作のイメージも壊さないように描き直されたもの。巻末に「ちびくろ・さんぼの差別性をめぐって」といものも付いている。子供は初め、虎のにや〜という笑い顔の所で受けていました。だんだん、最後のほうになると「ええっ。」「ええっ。」というリアクションが帰って来ました。その後もしきりにこの絵本の事を言っていました。私も子供のころインパクトがあった絵本なのですが、面白い本というのは何時読まれても変わらないのだなと。また、こうして読めるようになって良かったです。

  • 娘が文庫で借りる。

    私が未読のため評価なし。

  • 名作「ちびくろサンボ」が絶版になってから、復刊を願う声に応えて出版されたのがこの作品。主人公を黒い子犬にした以外は内容は同じ。
    本家が待望の復刊となった今では、復刊までの歴史を語るうえでの貴重な作品になるのではなかろうか?

  • 私が子供の頃何度も読み返した「チビクロサンボ」は、人種差別ということで一時手に入りませんでしたが、この「チビクロさんぽ」では主人公は黒い犬のチビクロになっています。
    トラたちが椰子の木のまわりをグルグルまわり続けてバターになってしまうところ、お母さんがそのバターを使って沢山のおいしそうなホットケーキを焼いてくれるというところは変わりません。

  • 小さな黒い犬
    名前を「チビクロ」

    ある日、ママが
    赤いきれいな上着
    青いきれいなずぼん
    パパが
    きれいなみどりの傘
    ステキな紫色の靴を
    プレゼントしてくれました。

    嬉しくって
    全部を身につけて
    ジャングルへ散歩に
    出かけると…。

    虎に出会います。

    さて、
    チビクロはどうするでしょうか…。


     この絵本は
    本来のお話と
    ちょっと違う。
    黒い子犬が主人公。

    「ちびくろ・さんぼ」
    差別絵本だといわれ
    絶版になってから
    約10数年。

    今回、来月
    当時の絵本で
    復刊される
    この絵本。

    ワタシは、この絵本が
    大好きだった。

    真っ赤な表紙に
    かわいい男の子。

    どうして、図書館から
    無くなってしまったのか…。
    不思議だった。

    大人になって
    仕事に携わってから
    知った事。

    子どもにとっては
    差別ぅ〜 ! ? どうして ! ?
    って感じだと思う。

    実際、ワタシの中では…
    新しい洋服って
    さんぼに似合うな。
    いいな〜。
    虎がバター ? ? ?
    なんでぇ〜(笑)
    おもしろい♪
    パンケーキが
    食べたくなっちゃう♪
    そんな感じの絵本。

    この世の中
    今の社会性…。

    やはり、いろんな意見
    考えなど
    あると思う。

    そんな中での復刊。

    ワタシ個人としては
    この復刊を…。
    嬉しくって
    手にしたくなる
    1冊です。

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