- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784762828577
作品紹介・あらすじ
生涯に渡る学習や自らの賢さを育て続ける力の育成が希求され,その教育と評価を考える国際プロジェクトが進行している。本書は,創造性,批判的思考,メタ認知,コミュニケーション,コラボレーション,ICTリテラシー等の4カテゴリー,10スキルについて詳説。日本でどう取り組んでいくべきかの書き下ろし2章を付加。
有識者からのコメント
21世紀に求められる新しい教育の目標・体系・評価を世界トップの専門家が検討した必読書(東京大学大学院情報学環准教授 山内祐平)
21世紀型スキルについて一貫した見方を提供し、さらに新しい能力観へと読者の議論を誘う本(トロント大学オンタリオ教育研究所/知識イノベーション・テクノロジ研究所教授 マリーン・スカーダマリア)
21世紀型スキルについて
21世紀は、情報知識基盤社会と言われています。ICTによって社会的なつながり方も変わってきています。そのような21 世紀に必要なスキルは、ICTを活用しながら、学習者同士が互いに理解を深め合い、あるゴールを達成するにつれて新しいゴールを見出し、新しい課題を自ら設定してそれを解きながら前進していく,創発的で協調的なプロセスを通して知識を生み出すスキルです。国際団体ATC21S (Assessment and Teaching of 21st Century Skills)はグローバルIT企業の支援のもと、世界各国の研究者や政府、国際機関が連携して、21世紀型スキルを以下4つの分類からなる10のスキルに整理し提案しています。
• 思考の方法
1. 創造性とイノベーション
2. 批判的思考、問題解決、意思決定
3. 学び方の学習、メタ認知
• 働く方法
4. コミュニケーション
5. コラボレーション(チームワーク)
• 働くためのツール
6. 情報リテラシー
7. ICTリテラシー
• 世界の中で生きる
8. 地域とグローバルのよい市民であること(シチズンシップ)
9. 人生とキャリア発達
10. 個人の責任と社会的責任(異文化理解と異文化適応能力を含む)
感想・レビュー・書評
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あまり頭に入って来ず。実践例も載っていてわかりやすいがややもやっとした。
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カテゴリ:教員著作物
教育学科:益川弘如教授の著作物 -
21世紀型スキルの理論的枠組みを説明した本であるが、やはり専門書に近く、難しいとは思った。
1章は、学校の役割が変化している実態を示し、2章では、21世紀型スキルを定義している。
3章では新たな評価と学習環境を示し、4章では教育政策との関係、5章では「生きる力」などの日本との関連、6章は現場で作り出すことを解説している。
確かに理論的ではあるが、ちょっと頭でっかちのような気もしたりした。現場ではどうなるのだろうか? -
21世紀型スキルをどのように育てていくのか、系統だてて解説されているので、指導者のための教科書といってもよい1冊。
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【請求記号】371.16||5
教育図書館OPACリンク:
http://nieropac.nier.go.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB16238239&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB -
世界でどのような教育の流れになっているかということについてわかりやすく記載されている。新しい教育の語句の説明も丁寧に書かれているので、ざっと読んでみる人にはおすすめである。
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これからの世界、日本に必要となる情報リテラシーを始めとする10のスキルについて述べられている。それに伴い教育行政、教育現場、評価方法はどう変わるべきなのかじっくりと論じられている。訳書ということもあり、やや読みずらい部分も。
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思考の方法、働く方法、働くためのツール、世界のなかで生きる。
知識時代を生きるために必要なスキルのなかで、リテラシーはおそらく最重要なもの。
知ることの本質は、自分で知識を構成することであるということを理解する。 -
21世紀のまだ見ぬ世界において子どもたちに必要とされる創造的能力。本書では、21世紀型スキルを4カテゴリー、10スキルに整理して詳説しています。OPAC → http://t.co/j1KbG2Us2p