- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763002204
感想・レビュー・書評
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魂が、バリへ。
浸っていたい。写真と文章と、音と。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半は色とりどりのバリの写真集。色彩があざやか。ケチャの写真なんて躍動感が伝わってきそう。そして子供たちの無垢な笑顔。後半は、バリでもらった仏像から自分にだけ聞こえてた声がある日聞こえなくなり、仏像が涙を流し始めたのをきっかけに、矢もたてもたまらず、日本からバリにかけつけたパンサリのお話。抹茶色のページに書かれた文字は、すこし暗いところだと読みづらいけれど、いい雰囲気を醸してくれている。自分に仏像をつくってくれた親友マデ、前回滞在時の取材コーディネーターとして活躍してくれた魅力的な女性ヤンティ。マデの祖父の死の謎を解くため,ヤンティとの関係を再構築するため、マデの彼女も含めた四人で死者の声が聞こえる森に向かうが、そこで見たものは…。彼らにとって人生の大きな転機となるできごと。祖父からのメッセージ。プニダ島の「パンデ物語」。ヤンティは回復し、パンサリとともに旅立つのだろうな、という予感を秘めさせながら、物語は閉じられる。「バリでは姿は見えなくて、声を通して霊を感じるんだ。声は天界や地下界へ自由に行き来できる。亡くなった人の声はいつも響いていて、この世に触れたときだけ、生きているぼくたちにきこえてくるんだ」(p.217)
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ヨーコさんの写真がとても好きです。
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バリの音「ガムラン」が聞こえてくる旅本
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バリには行ったことが無い。どうも色々な音に満ちている島のようだ。鳩の笛って、どんな感じだろう。高橋さんの、ちょっと色褪せたような写真が素敵。
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写真と小説の二部構成。小説は、覚束ないけど不思議に読ませる文章。けどやはり、バリの空気を鮮やかにとらえた写真たちに軍配かな。
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写真の部分と小説の部分に分かれてて、両方とも素晴らしい!
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高橋ヨーコさんの写真のページだけみた。
旅に出たい