リヴァプールの空

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制作 : James Heneghan  佐々木 信雄 
  • 求龍堂 (2002年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763002211

リヴァプールの空の感想・レビュー・書評

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  • 父親の虐待によってブリーカーの心にできていた厚い殻。
    それはあまりに堅く、卵の中のヒヨコのくちばしだけでは割れていかない。
    そう、喧嘩が強く乱暴者なのだが、ブリーカーはまだヒヨコ=少年なのだ。

    それが主人公ジェイミーとのぶつかり合いによって少しずつ割れていく。少しずつ差し込む光。

    ラストの大きな、本当に大きな出来事によってそれは痛みとともに砕かれ、ブリーカーは生まれかわる。というか生き返る。

    そしてジェイミーもまた、少年から大人になる。

    という、いかにも課題図書に選ばれそうな作品だ。

    どこか現実的ではなかった死が、突然生と隣り合わせにあると気付かされる。
    これは作者が実際に味わったものなのだろう。
    この辺はとてもリアルに感じた。

    また、ジェイミーの周りの友達、船の中で出会う人たちも、いかにもいそうな癖のあるタイプ。
    ただ物語の登場人物としてはそれほど重要には描かれていない。

    お国が違うからなのか、時代が違うからなのか、正直、人物の心情にはやはり違和感を感じた。

  • 小学生の時に初めて読んで衝撃を受けた記憶がある。
    暗い中にひとすじの光があるって感じの本。
    機会があったらまた改めて読んでみたい

  • 少年の生き生きとした日常が、空襲や疎開といった戦争とともに描かれる。船がナチス軍の攻撃にあい、生還するまでの過酷な展開は壮絶。友情や家族の絆など、心温まるエピソードがとてもいい。

  • 戦時下ということもあって救い用のない話なのかなと心を凪のようにして読んだんだけど、心の傷は浅そうでよかった。
    個人的には「戦争の体験談を語るわ」以上の話は読めないのだ。
    なんで戦争なんてバカなこと考える人が生まれてくるんだろう。

  • 夢中になって読んだ記憶が。

  • 戦争時のお話。
    何も関係ない子どもが巻き込まれていく様がなんとも切なくて、ひどく虚しい。
    戦争って嫌だなって思い知らされる。

  • 少年時代の先のことも考えずに1日1日を精一杯生活していた自分を思い出します。

    困難に立ち向かう勇気
    大切な友達への想い

    成長していく中で、忘れてきたものがこの本の中にありました。

  • 戦時中のリヴァプールの聖オズワルト校にやってきた柄が悪くて喧嘩の強いトムブリーカー。そんな奴と学童疎開の船で同室になってしまったジェイミー・モナガン。2人の間にはいつしか友情が生まれる…。

  • 戦争の話。友情とか、家族愛とか、素敵だと思う。

  • ブルーにこんがらがりたい時はコレ。

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リヴァプールの空の作品紹介

「同じじゃあないんだ、ジェイミー」その言い方は確信あり気だった。「おれの誕生日は、十三日の金曜日なんだぞ」戦火のリヴァプールを逃れ、船でカナダに向かう少年たちを待つ運命は、さらに過酷なものだった!さまざまな困難が待ちうける極限状態での、少年たちの勇気と友情、そして家族愛を描いた傑作。本邦初訳。

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