吹き抜ける風: 植田正治写真集

著者 :
  • 求龍堂
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763006066

感想・レビュー・書評

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  • 植田正治 1913年鳥取に生まれる 2000年死去 享年87歳

    鳥取に生活の本拠をおいた偉大な写真家
    自宅から砂丘まで自転車で4分ということもあり
    砂丘の写真が多い
    ほかに、家族の写真、など
    独特の写しかた、「僕は写真を撮るのが楽しい」という植田の
    言葉通り、楽しみながら撮影されている、
    素敵な写真集

  • 名前は存じていたが、しっかり写真を観たことがなく、
    こないだ、NHKのゆうどきネットワークで、植田正治さんについて、また植田正治写真美術館についての放送がありました。

    行ってみたい!「写真で切り取る わが故郷」(鳥取県)
    http://www.nhk.or.jp/you-doki/archive/trip/20130604.html

    恥ずかしながら、東京都写真美術館の外壁になっている写真が植田正治さんの『妻の居る砂丘風景(III)』だったこと、“UEDA-CHO”(植田調)のことを知りました。

    放送にて『少女四態』のモデルになった方々がご主演されていました。
    とても、実験的な写真家だったと、とても興味がありました。

    この本をいつか観たいと思っていたところ、
    図書館にて、偶然見つけたので、借りてきました。

    何度も何度も観ました。
    写真も素敵ですが、その実験的な写真。
    そして、自らを「アマチュア」と言う謙虚さ。

    植田正治さんを詳しくなくても、まえがきの説明を読めばわかります。
    写真はたくさん載っています。
    たまに植田正治さんの言葉が記載されていて、とても印象的です。(引用してあります)

    写真家・植田正治さん、そして、“UEDA-CHO”入門にピッタリな写真集でした。

  • 2013年3月30日(土)、読了。

  • 初めて見たときの静かな衝撃が、そのあと何回見ても襲ってくる。
    人物は動かない。「子狐登場」の写真のように飛び跳ねている場合ですら、動いていない。固定されている。自分の、自分しかもっていない空間の中にしっかりと。
    人物の恐ろしいほどの重みは、そこから来るようだ。

  • 植田正治さん。彼の目からみるこの世界は、この写真の世界のように、物悲しく、無音で、整理されたものだったのでしょうか。「ただそこに在る」ということがこんなにインパクトのあることだとは。気付かされることがいっぱい。

  • 私小説風でモダンな構図が好み。

  • モダン!

  • 鳥取へ行った.植田正治に出会った.惚れた.恵比寿でまた写真展があったので行った.図録は展示会の空気を持って帰った気になっていいですよね.

著者プロフィール

1913年鳥取県生まれ。一貫して山陰地方で制作を続け、家族や少女、鳥取砂丘やオブジェを題材にした独特の造形世界を作りあげ、世界的に高い評価を得ている。主な作品集に『童暦』『小さい伝記』など。

「2016年 『植田正治作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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