吹き抜ける風: 植田正治写真集

著者 :
  • 求龍堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763006066

感想・レビュー・書評

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  • 「植田正治写真集:吹き抜ける風」
    写真集。
    2005年求龍堂刊。印刷:光村印刷株式会社。

    何の媒体で初めて知ったのか、確か恩田さんの短編か何かだったように思うが、以前から手に入れたいと思っていた植田正治の写真集。
    この写真集のために練られた「UEDAグレー」を使っているとのこと。印刷会社は光村印刷。

    オブジェが少ない、構図を大事にする、色彩を落とす、みたいな、自分自身写真を取るときにちょっと意識してみているのだけれど、とても好み。
    (大学の研究室の大先輩にも、とてもカッコいい無機質な写真を撮る方がいて、隠れファンなのですが、)
    こう、眺めて、感覚が嵌まる感覚、という写真の数々…、自分でも撮ってみたくなるような、近くから切り取る世界観が素敵。
    ようやく買ってよかった一冊。(5)

  • よかった。どこか物悲しい、そして懐かしい写真集だ。
    植田正治は「いかなる被写体は単なる物体にすぎない。」と言ったらしいが、それが人間であっても同様にモノなのだ。撮り手の感情移入を極力控えているように感じた。いるのではなくて、あるというのに深く感銘を受けた。童暦シリーズが好き。

  • この手の写真のブームがまた来ないかな。このいかにも作り物って感じの構図がたまらない

  • 植田正治さんの写真と出会ったのは高校の家庭科の教科書だった。
    各章の扉ページに写真が載せてあったのだ。
    大好きになった。
    植田正治写真館にも行った!地元近いからね。
    この人の写真に出会えて良かった〜。

  • 素晴らしいです。
    こういう人が本当の写真家っていうと思う。

  • 写真を撮るということ、妻を撮るということ、砂浜を撮るということ・・・、
    ヒトは写真に写ったら何者にもなるのではないでしょうか、モノクロームはまさにそれを助長したモードの雰囲気を作っています。
    最近亡くなられた方ですが、この人の作品は現代にも通じるものがあると思います。

  • ひきこまれてみましょう。
    よいしれてみましょう。
    びばモダン。

  • 落ち着かない。

著者プロフィール

1913年鳥取県生まれ。一貫して山陰地方で制作を続け、家族や少女、鳥取砂丘やオブジェを題材にした独特の造形世界を作りあげ、世界的に高い評価を得ている。主な作品集に『童暦』『小さい伝記』など。

「2016年 『植田正治作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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