石田徹也遺作集

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著者 : 石田徹也
  • 求龍堂 (2006年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (106ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763006295

石田徹也遺作集の感想・レビュー・書評

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  • 【展覧会】
    石田徹也―僕たちの自画像―展
    主催:練馬区立美術館
    会場:練馬区立美術館 企画展示室1・2
    会期:2008年11月9日(日)~12月28日(日)
    観覧料:一般 500円
    観覧日:2008年11月29日

    「石田徹也は1973年に焼津市に生まれ、静岡県立焼津中央高校を経て、武蔵野美術大学を卒業後、東京にて精力的に絵画の発表を続けてきた。2005年5月に東京の町田付近にて踏切事故にあい、不帰の人となった。NHK「新日曜美術館」にて紹介後、多くの鑑賞者に衝撃を与えることとなった。」(静岡県立美術館のホームページより)

    NHK「新日曜美術館」で紹介されたのですが、その時の展覧会は、静岡県立美術館ということで、ちょっと見に行くには遠いのであきらめました。
    練馬区立美術館で開催されていることがわかったので、見てきました。
    感情のないうつろな表情の人物たちが、描かれています。現代の若者たちの表情でもあるようです。

    「多くの作品に登場するうつろな目をした人物は、彼の分身であるとともに、現代に生きる若者たちの自画像でもあります。また、それは現代社会の中で生きる私たちが日頃は心の奥底に押し隠してしまっている精神のドラマを表現したものとして、世代を超えた共感を呼んでいます。あるときは哀しく、あるときは悲痛であり、また、滑稽な現代人の姿を、石田徹也は精密に観察しながら丹念に描き出しました。」(展覧会パンフレットより)

    作品は、石田徹也公式ホームページでも見ることができます。
    http://www.tetsuyaishida.jp/

    犬小屋のなかの犬を描いた作品は、犬小屋の中からの視点で描かれていて、ちょっと不思議です。犬ののんびりした表情が心地いいのですが、犬小屋の板の木目が不思議な背景となっています。
    毎日広告デザイン賞優秀賞受賞の「居酒屋発」の機関車と一体化した若者たちは楽しそうに見えます。
    年代を追うごとに、さみしそうな表情になっていくようです。
    会場には、ノートも展示してありましたが、思いついたテーマを書きとめています。
    また機会があれば見てみたいと思います。
    (2009年2月27日・記)

  • 画集のメッセージが強烈で、個々の作品に深みを感じた。
    消費社会や機械で無機質な社会に対しての悲しさや憤り、落胆など色々な感情を描いている。

  • 偶然見た日曜美術館の特集で石田徹也を知り、見た瞬間一気に引き込まれた「触手」という絵が今でも忘れられない。

  • 素晴らしい。

  • 遺作集だから悲しさが醸成されるのではなく、一作品一作品が石田氏自身のとんでもない孤独感・疎外感が横溢しているから悲しいのだ。こころが疲れているときに氏の作品に出逢うと危険だ。

  • 【選書者コメント】なんでこんなもの書いた!

  • 数年前に日曜美術館特集で紹介されていて
    見た瞬間、忘れられない衝撃をうけた

    いつかTVで観た、飛べそうもないボロボロのプロペラ機と一体化した男の絵
    偶然書店で見つけて思わずページをめくった
    役割を与えられて社会にはめ込まれて
    でもそのなかで奮闘している現代社会に生きる人々
    学校や就職面接、スーツのサラリーマン・・・社会の違和感をこんな風に表せるのか
    どの絵にも登場する男の目からあふれ出す孤独感と、笑わせるような人とモノの組み合わせ
    冷たいようで温かい、息苦しくなるけど、目が離せない
    いろんな感情が刺激されて
    書店でひとり、ページをめくりながら泣きそうになっていた

  • 【資料ID】98251
    【分類】723.1/I72

  • 自我中毒?自己愛?と思わせる作品の数々…産まれてから生きて結局は死ぬまで独り。
    生産して消費するコトに恐怖を感じます。

  • 鈍痛、沈痛、鬱、悲劇、皮肉・・・彼の作品を観ると思い浮かべる言葉たち。だけど彼の作品には魅力とユーモアがある。
    男性独特の孤立感、社会性、責任の重圧など、どこにいても孤独でみじめで信じられる物が何も無い絶望的な人間性を描いている作品。ひたすらかわいそうだけど、じっくり観たくない、持っていかれそうで怖いから。

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石田徹也遺作集の作品紹介

この作品集は、驚愕の世界を描き続け、31歳で急逝した彼の創作活動10年の軌跡である。

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