三角の山

著者 :
  • 求龍堂
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本棚登録 : 23
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763006363

感想・レビュー・書評

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  • 「三角の山」「満月の詩」「夜は真夜中」「風の友」が掲載された短編集。

    満月の詩の、幻想的な絵と現実が混ぜ合っていくような感覚は好き。

    風の友の、せっかくできた友達がつまらないことでバラバラになってしまい結局孤独になる虚しさもいい。

    昭和後期の文学というのはこういうイメージだ。

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著者プロフィール

1943年、長野県飯山市に生れる。国立仙台電波高等学校(現在の国立仙台電波工業高等専門学校の前身)卒業後、東京の商社に勤務。66年『夏の流れ』で第23回文學界新人賞を受賞。同年、同作で芥川賞を受賞し作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。また、趣味で始めた作庭を自らの手による写真と文で構成した独自の表現世界も展開している。近年の作品に長編小説『我ら亡きあとに津波よ来たれ』(上・下)。『夢の夜から口笛の朝まで』『おはぐろとんぼ夜話』(全3巻)、エッセイ『人生なんてくそくらえ』、『生きることは闘うことだ』などがある。

「2020年 『ラウンド・ミッドナイト 風の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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