人生がときめく片づけの魔法

著者 :
  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763131201

作品紹介・あらすじ

リバウンド率ゼロ。一度習えば、二度と散らからない、「こんまり流ときめき整理収納法」。

感想・レビュー・書評

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  • 自分の幼少期を振り返り、片付け、収納の遍歴を交えながらの、こんまりさん流の片付けの極意が詰まった一冊。共感できる所多し(めんどくさいとか、結局使わないとか)
    これならリバウンドも、まあ、しないんだろうなと思われる。

    この通りにやっていったら人生も変わるのかしら?きっと好転するんだろうね…(はぁ…ため息)
    全部一気に読んだせいか、最後の方になってくると、ここまでやるのは私には無理だと悲しくなった。

    気を取り直して、最初から、半年というスパンらしいので、頑張ってみようかなと思っている次第。
    (一番捨たいのは旦那。頑張れ。)

  • 先にシリーズの2冊目から読んだのですが、同僚に紹介されて、こちらも読むことができました。
    個人的にはどちらから読んでも大丈夫だと思うし、1冊でも彼女のマインドは十分伝わると思います。それでも、本書にしか書かれていないはっとさせられる言葉もありますし、こちらも読んでよかった!と思っています。

    で、以前からの懸案であった本棚から片づけを始めたわけですが、ひどいほこりのために1冊1冊タオルで拭きながら、あれこれ考えていると高校生のときから手放すことができずあれほど大切だと思っていた「赤毛のアン」さえも、もうこの本を読むことはないだろうなあと思ってしまったのです。陽に焼けて、縁が変色してしまった文庫本を手にしたとき、その本を読んだ当時は確かにわくわくしたけれど、もう1度読みたくなった時は、書店の棚から改めて新しいものを取り出し、本との出会いからスタートしたいと思ってしまったのでした。
    私の本たちの果たすべき役割はすでに終わっていたということなんでしょうね。
    このことがきっかけになって、あとの本はほぼ迷うことなく速断することができました。

    洋服も同様です。
    今まで何枚あっても手に取る服は限られていて、「いつも着る服がない」とクローゼットの前で立ち尽くすこともしばしばでした。
    また、あまり開けないクローゼットの扉の端の方に、傷んではないけれど、なんだか旬を過ぎてしまい、袖を通してもやっぱりしっくりこなくて着替えなおしてしまうようないくつもの服を目にするとき、罪悪感を感じていました。

    自分にとって必要でなくなったり、ときめかなくなったりしても、たとえそのことに気付いていても、手放すことを先送りにしてしまうことこそが、もっとも大きな問題で、その根っこのところに解決しなければならない課題が隠されていたりするものです。

    私の場合、自分自身の決断を自分が信頼できないということに他ならないのではないかしら?

    それでも私は本書を通じて、モノと向き合い、自分の心の中を見つめ、こんまりちゃんの方法を用いて突破口を見つけ出すことができました。

    モノとの関わり方に対して主導権を握っているのはあくまでも私自身であるということ。
    主体的に選択もできるようになると、決断までの時間は短くなり、ぶれなくなってきます。

    以前大原照子さんの「少ないものでシンプルに暮らす」(だったかな?)という本が大変気に入り、その暮らしぶりに憧れたのですが、実行に移すのは非常に難しかった。
    今思えば、シンプルな暮らしに至る心構えとかマインド、合理的なノウハウまでは書かれていなかったように思います。

    本書の中のこんまりちゃんの言葉には、次のようなものがありました。

    片づけとは「モノを通して自分と対話する作業」である。
    過去の思い出よりも今の自分を大切にしよう。(いずれもタイトル)

    捨てられない原因は、「過去に対する執着」と「未来に対する不安」(P238)
    何を持つのかは、どう生きるのかと同じこと。

    片づけをすると、いくらものを持っていてもいつも不足を感じていたのが、片づけをしてときめくものだけが残っている状態にすると、必要なものはそろっていると思えるようになる。
    それは「足ることを知るから」(P255)

    決して大げさではなく、片づけ(=片をつけるということ)には「生き方」を変化させる力があると感じさせてくれる1冊です。

    • だいさん
      いろいろと心の動きがあるようで、面白かったです。

      >自分自身の決断を自分が信頼できないということ

      ローマは一日にしてならず
      そ...
      いろいろと心の動きがあるようで、面白かったです。

      >自分自身の決断を自分が信頼できないということ

      ローマは一日にしてならず
      そんなことを考えました。
      ゆっくりでも、日々成長しているのではないですか?
      2014/04/18
    • nico314さん
      だいさん、こんにちは!
      いつもコメントを下さり、ありがとうございます!

      >ゆっくりでも、日々成長しているのではないですか?

      そ...
      だいさん、こんにちは!
      いつもコメントを下さり、ありがとうございます!

      >ゆっくりでも、日々成長しているのではないですか?

      そう信じたいです!
      今回の片づけもそうなんですが、思考がポンと飛躍する瞬間ってありますよね。
      成長って直線的なものでなく、急にぐいっと伸びてるような気がします。

      それって、若者だけかしら?
      2014/04/18
    • だいさん
      nico314さん
      こんにちは

      不連続(直線でない)は、年齢とかではなく、すべてに共通なんですよ。きっと。
      文明の発祥や、電子(原...
      nico314さん
      こんにちは

      不連続(直線でない)は、年齢とかではなく、すべてに共通なんですよ。きっと。
      文明の発祥や、電子(原子核の中の)と同じように、偏在するものなんじゃないですか。

      また、新たな「ひらめき」(煌めきかな)に出会えることを期待しています。
      2014/04/23
  • 9年前の本だけど、最近再びこんまりさんや本書をよく見るようになったので。今は海外でもブレイクしているみたい。
    「片付け」を理論ではなく自分の精神に向き合い、気持ちを基準にして考えるという本なので、たまにスピリチュアルな言葉が出てくるところは自分にはちょっと合わなかった。そこでどうしても少し覚めてしまうので。
    ただ、言っていることに「なるほどな!」と思う点も沢山あり、特に「片付けを完璧に終えた状態になると、自分の人生にとって大事な次なる課題が明確になる→夢が見つかる→人生が開ける」という構図は確かにと思った。だから片付けは一気に短期間で終わらせ、毎日一生やらなければならないことではないと。あと「立てて収納」「あらゆるものの定位置を決める」はやってみたい。
    自分もこんまり流で一気に家の中のものを何分の一かにしたいかと言ったらちょっと分からないけど、ときめかない洋服くらいは処分しようかな。

    ただ、海外では「MOTTAINAI」がもてはやされ、日本では断捨離がもてはやされ、と何だか矛盾も感じてしまうし皮肉なものだな。

    そういう本ではないからか、全体に写真やイラストが一切ないので、特に洋服の畳み方を説明している部分などは、図があったら分かりやすかった。

  • スムーズに捨てるための、基本の順番は衣類(トップス→ボトムス→コートやジャケット等のかけるモノ→靴下類→下着類→バッグ→マフラー等の小物→イベントモノ→靴)→本類→書類→小物類→最後に思い出品。

    捨てるときはカテゴリごとにまとめ、一気に捨てる。全て広げて、実際に触れて、ときめかないものは捨てる。


    家中の全ての収納から一つ残らず自分の服類を集めてきて、床に洋服山を作る。オフシーズンの服から、次のシーズンに着たいかどうかで選別。ときめかない服を部屋着に流用するのはやめる。部屋着も自分がときめくモノしかおかない。

    洋服は基本的にたたんで立てて収納する。
    生地の薄い方の端を手にとりながら、シンプルな長方形になるよう小さくたたみ、自立するように。

    かける収納は右肩上がりに。クロゼットの向かって左から重いモノ(丈が長く、生地が厚く色の濃いモノ。コート、ワンピース、パンツ等)右に軽いモノ(丈が短く、生地が薄く、色の薄いモノ。スカート、ブラウス等)

    ストッキングを結んだり、靴下を裏返してまとめない。ストッキングは、左右の足部分を重ね、縦に半分に折り、三等分の長さになるようたたむ。つま先の方を中に折り込むよう、腰の部分を少し余らせて飛び出るように、こうして下からくるくる巻き、巻き寿司状態にして、うず巻きが見えるように立てて収納。

    靴下は重ねて大体二つ折りか三つ折り。

    衣替えはしない前提で、ざっと素材別に引き出しに入れる。
    バッグは詰め物を出して、小ぶりのバッグを詰め物代わりにイン。
    家に対して、行ってきます、ただいまを心の中で。帰宅後は一度バッグを空にして、中身も箱などに入れるよう習慣づける。

    本は全て棚から出して、ときめきを基準にふるいわけ。レシピ、雑誌等は気に入ったページのみ切り取り、クリアファイルに入れて一時保管も有り。押入れに収納するも有り。未読本は思い切って処分。

    思い出の品も、品自体にときめかないなら処分。手紙、写真も同様。

    説明書、保証書、予備のボタン等も思い切って処分。
    収納の知恵やアイデアはいらない、まず大事なのはモノを適正量まで減らすこと。そのためにも自分がどれだけモノを持っているのか、本当に必要なのはどれだけなのか、把握し、それ以上持たない、増やさないこと。

    読み終えてクローゼットのお洋服とバッグ、下着類の整理を行いましたが、次の段階・本がね・・・少し減らしたものの、小説・漫画・絵本等「ときめく」ので減らず。。

  • 片付けのプロという肩書きの著者。片付けは単なる手法であって、それ自体が目的ではない。哲学である。本の構成の妙技。人生を考える事になる。片付けた後に始まる。
    片付けに対する、ダメだし。片づけを習ったことがない。ものを捨てるかどうか見極めること、ものの定位置を決めること、「捨てる」が先。そして「モノを捨てる前に「理想の暮らし」を考える「触った瞬間」に「ときめき」を感じるかどうかで判断する。
    片付けの順番①衣類②本③書類④小物類⑤思い出品写真
    モノを大切にすれば、自分のミカタになる。そして、ときめくモノに囲まれた生活は幸せである。⇒人生への自信、やりたいことがみつかる。
    自信が無いのは、「過去に対する執着」か「未来に対する不安」か?また、持ち物との縁や因果も感じる。「片付けの魔法」効果。
    文章が女性の気遣いを感じるので、好感が持てる。全体を通した内容は、人生哲学、と思える。片付け、という身近なこと、作業、行為に、注目したことで、分かりやすく、人生を考えることが出来るのではないか。
    終章、本当の人生は「片付けたあと」に始まる。この先を考えない、書いていないことも、敷居が低く読めることだ。著者本人は自身の根っこを、見つけている。

  • この手の本は、まず疑ってかかるべし。
    常にそういう姿勢で今まで生きてきました。

    「自分は片づけられない人間だ」
    そう思い続けて17年。

    物心ついた時から、自分の部屋は汚く、
    部屋のみならず家族で過ごすべきリビングすら汚かった。

    つまり、自分がよくいる場所は、必ず散らかる。
    散らかしているつもりはないのに、散らかる。

    片づけても片づけても、あっという間に元のゴミ部屋に元通り。


    ああ……自分は、この先もう一生片づけられないんだろうか……
    ずっと片づけに悩まされながら生きていくんだろうか。
    永遠に汚い部屋から抜け出せないのだろうか。

    片づけようとは常に思っている、でも学校から帰ってくると
    すぐに寝てしまう。かろうじて寝れるスペースで、ゴミに囲まれながら。
    こんな生活でいいわけがない……でも、今さらどうしていいか分からない。

    だって、私「片づけられない人間」だし。
    テレビでやっているお片づけ特集、整理整頓のテクニック、
    そして片づけ本……。
    色々見てきたし、片づけようと思った日もある。
    でも、無理だった。自分には、無理なんだ。

    片づけ本を読んだくらいで、片づけが出来るようになる人は、
    元々片付けが出来る人だったんだ。そうに決まっている。

    そう思い続けて、17年ですよ。もう、無理だと思うじゃないですか。
    17年って結構な年月ですし。

    そうして、半ばもう片付けを諦めていました。
    でも、このままゴミ部屋で一生暮らしていく勇気もない。
    テレビでゴミ部屋や、ゴミ屋敷をみると、ウワッてなるし……。
    どうしよう……。

    ある日、学校の帰りに本屋に寄りました。
    そこで目に飛び込んできたある本のタイトル。それが

    『人生がときめく片づけの魔法』

    でした。

    人生がときめく……?

    それまでにも、片づけ本を本屋で見ることはありましたが
    身体が自然に遠ざけるというか、購入するどころか立ち読みすら
    あまりすることがありませんでした。

    何が私にそうさせたのかは、分かりません。

    軽い気持ちで、その本を手に取り、読み始めました。
    気が付いたら2、3ページくらい読んでいました。

    「今までの片づけ本とは違うかもしれない……」

    しかし、その時私はお金を持っていなかった。
    次の日、ちゃんと本を買えるだけのお金を持って、
    また学校帰りに本屋に寄りました。
    そして、本書を購入。

    自分で片づけ本を買ったのは、人生ではじめてのことでした。
    父親に遠まわしに片づけろという意味で、掃除本を渡された事は
    ありますが…全部読まずに、そのまま放棄(ごめんなさいお父様)。

    こんな本を買ってきたことに、母は少なからず驚いていました。
    でも、まさか本当に片づけ始めるとは思っていなかったことでしょう。
    だって、今までがそうだったから。







    が、しかし………

    この本を読んでから約2週間………

    ななな、な、なんと!!!片付いたんです!!!!私の部屋が!!
    片付いたんですよーーーーーーーーー!!!!!!!!

    まず本書は、片づけを始めるまでの経緯というか、まず
    心構えから、心理的な部分から話を初めてくれているのです。

    私みたいにずっと片づけができなかった人間が、
    「さあ片づけましょう!!」といきなり片づけの話をされても
    到底、無理な話。

    だから、まずは本書を最初からきちんと読むことをおすすめします。
    決して焦ってはいけません。

    「今すぐ片づけたいんだ!だから最初の説明文みたいなのはいいから、
    片付けのとこだけ読めば片づけられるよね!?」

    なーんて言ってたら、一生片付かないぞおおおおぉぉおぉぉぉぉお!!!
    (片付いたよ、って方がいたらすみません、申し訳ない)

    大丈夫です!!あなたの部屋もきっと片付きます!!
    本書を読んで、ゴミ袋をあり得ないほど用意して、安心して
    片づけに取り掛かってください!!!

    本当に、本書にもあるように実際に片付けをしてみて
    驚いたのが、なんてったって使用したゴミ袋の数ですよ。
    30袋は余裕で越えていると思います。

    家中を片づけしたのではないですよ!?
    自分の部屋だけです。たったの四畳半。
    いやあ~今までよく床が抜けなかったもんです。

    片づけに行き詰まった時は、「こんまり先生助けて~!」
    と言う気持ちで、本書を開きます。すると、必ず先生に聞きたいことが
    そのまま本に書いてくれています。これってすごくないですか!?

    見事、「祭りの片づけ」を終えた私は、生まれ変わった綺麗な部屋で
    心にも余裕をもった、素晴らしい生活をスタートさせることができました。

    本当に、片づけしてからは部屋の空気もなにもかもが変わりました。

    ん?祭の片づけって何だ?と思ったあなた、
    もうこの本が気になって気になって仕方ないでしょう!?
    「片づけは祭りだ」なんて書いてある本、読んでみたいでしょう!?
    どういうことなのか知りたいでしょう?

    帯の感想を見て
    「こんなの嘘だよー部屋がホテルみたいになるわけ
    ないだろーあたしゃ片づけられないんだよー」

    と思っているあなた!!ぜひ読んでみてください。
    こんな私でも片づけられたんですから。
    そんなにね、「片づけよう!」と意気込まなくても
    ちょっとやってみようかな、くらいの気持ちでも出来ます。

    (あ、でも、主に連休の時に実践したから、生活に余裕があるときに
    することをおすすめします。よっぽど多忙じゃない限りできます!)

    片づけをして、本当に人生がときめく気持ちを、分かった時の嬉しさったら。

    一応言っておきますが、もちろん片づけをしてすぐに人生が
    変わるわけではありません。なんかよく片づけ系の本に

    「片づけをしたら、すぐに彼氏ができました!」
    「片づけをしたら、すぐに仕事がうまくいきはじめました!」
    「片づけをしたら、彼にプロポーズされちゃいました!」

    みたいなことが書いてありますが、もちろんそんなこと
    起こらない人もいますよ。私みたいに。

    片づけても彼氏はできませんし、人生バラ色になったわけでもありません。劇的にドラマチックになるわけなんてないのです。

    でもね、スッキリ綺麗に生まれ変わった部屋で快適に
    過ごす自分を想像してみてください。

    綺麗になった部屋に身を置くだけで、なんだかワクワクしてくると思いませんか?私はワクワクしすぎて、体がフワフワ何センチか浮いているんじゃないかと思いました。

    勉強したい!ダイエットもしたい!読書したい!
    このまま走りに行きたい!(?)ってなるんですよ。
    色んな意欲が湧いてくるんです。パワーがね。

    部屋が散らかってたら、まず何をするにしても
    「部屋片づけないとなー…」って一日一回くらいは思うじゃないですか。
    だから何をしても、中途半端になるというか、悪い意味でフワフワ
    してしまって……。私の場合そうでした。

    しかし、片づけてすぐに何か起こらなかったとしても、
    必ず人生は良い方向に進むはずです。
    汚い部屋に住み続けるよりはよっぽどいいと思います。

    そうしていずれ、本当に人生が変わると思います。

    この本に書いてある触ったらときめくか、ときめかないかの違いは、
    徐々に分かってくると思います。
    思い出の品を整理している時は辛い思いもしましたけれど……。
    処分して後悔しているものは一つもありません。

    片づけた後の綺麗なホテルのような部屋に、このモノはふさわしいか?
    片づけた後のその素敵な部屋で、これを使いたいか?
    この服を着たいか?

    そういう感じで、私は決めていきました。

    まあでも、本書に全部書いてくれています!!
    ちなみに、未だに私の部屋は綺麗なままです
    元のゴミ部屋には戻っていません!!


    こんまりさん、ありがとうございました!

    • ほしさん
      芹香さんはじめまして、こんばんは。
      わたしのブクログにコメントを下さり、ありがとうございます!気付くのが遅れてしまってすみませんでした!
      ...
      芹香さんはじめまして、こんばんは。
      わたしのブクログにコメントを下さり、ありがとうございます!気付くのが遅れてしまってすみませんでした!

      わたしもこんまり先生に影響されて片づけを進めている最中です。芹香さんのレビュー、すごくすごく共感したのでポチッとさせていただきました^^それになんていうか、続きの読みたくなる文章を書かれますね。すてきです。

      こちらこそ勝手ながらフォローさせていただきました。今度ともよろしくお願いします。
      フォロー&コメント、ありがとうございました!
      2012/11/22
    • denmameさん
      花丸ありがとうございます。
      登録している本が共通なものばかりで嬉しくなりコメントさせていただきました。

      私もこんまり先生のファンです...
      花丸ありがとうございます。
      登録している本が共通なものばかりで嬉しくなりコメントさせていただきました。

      私もこんまり先生のファンです。物の位置を決めると戻す習慣から、いつでも片付いている部屋になったままです。
      素晴らしい本ですよね。

      またお邪魔させていただきます。
      2015/01/22
  • 2019年初頭、こんまりさんは動画配信の人気で世界的に知られつつある。2011年頃に日本で話題になり、2015年にはこの本の英訳がアメリカで話題だったらしい。今さら読むのはだいぶ周回遅れだ。ときめきがどうこう言ってる片づけ本が流行っている、という話は、しばらく前に耳にしていた。私は片づけが得意ではないし、今も雑然とした部屋でこの文章を打っている。ひねくれた私なので、トキメキで片づけ?何それ?という、あわよくばイチャモンを付けたいという、ちょっと意地悪な気持ちで読み始めた。

    「はじめに」で片づけで人生が変わる!みたいなことが書いてあって、予想していたとはいえ、のっけから自己啓発でおののいた。人はそんな簡単に変わらないと思うので、安易な賛同はできない。ただ、その後には片づけに臨むマインドと具体的な進め方、収納の仕方についての記述が続く。同じ内容の繰り返しになっている箇所がいくつかあるけど、おもしろかったし、納得できる部分もあった。短い期間で一気に片づける、とあったので、それは大変だ!と思ったら短期とは半年とのこと。それは確かに一度きりでいいのかもしれない。

    モノを捨てるとなると、必要かどうか?という判断基準になりがち。そこに「ときめくかどうか?」という基準を持ってきたのはおもしろいと思う。更に、捨てることへの罪悪感を「モノへの感謝」という形で緩和しているのもおもしろい。例え全く着なかった服を捨てるのであっても「自分の好みに気付かせてくれてありがとう」と感謝する。確かにそうやって意味を持たせれば捨てやすいかもしれない。そんなことも含めて、片づけはマインドが9割というのは納得できる。ただ、そのマインドの中にスピリチュアルも若干入っている気がする。スピリチュアルの粉がかかっているかな?くらいの感じ。可愛げのあるスピリチュアル。こんまりさんは5年ほど巫女をしていたそうなので、神道や万物に神が宿るというアニミズムっぽさがあるのだろう。

    服を片づけるために、まず「収納から全部出して一か所に集める」と書いている箇所で思ったことがある。これは「お焚き上げ」ではないか?神社でダルマ、お守り、遺品等を山のように積み上げて燃やすアレだ。「ときめき」は炎だ。sparke joy!発火する喜び!「片づけは祭りです」と書いていて笑ってしまったが、そう考えると、これは確かに「祭り」かもしれない。

    「ときめき」もそうだけど、こんまりさんは言語センスがおもしろい。聞くところによると、ブラジャーのことを「おブラさま」と呼んでいるそうな。おもしろい。この言語センスはみうらじゅん氏に近いと思う。みうらじゅんといえば、観光地のろくでもない絵葉書を「カスハガ」と呼んで収集するなど、訳のわからない大量のコレクションがある人だ。また、仏像を愛好するなど仏教に造詣が深く、子供の頃の夢は住職になることだったそうだ。ここはひとつ、こんまりさんにみうらじゅん氏の家か倉庫に行って対決してほしい。かつて巫女をしていたこんまりさんと、住職になりたかったみうらじゅん氏の対決。神道 vs 仏教。ただ、こんまりさんの言う「ときめき」と、みうらじゅん氏の言う「ぐっとくる」「そこがいいんじゃない!」は、ほぼ同義だ(©武田砂鉄 on twitter)。意外に意気投合して神仏習合しそうな気もする。

    この本の背景にある考え方は「今を生きる」ということだと思う。過去のモノを捨てられないのは過去への執着だし、買いだめしてしまうのは未来への不安。人はついつい、今ではなく過去や未来に囚われてしまう。それを考え直すという意味で、片づけはいいことなんだろう。とはいえ、今だけを生きる!みたいにイキられると刹那的なことになっていろいろ問題がある。今を最高にするために過去を偽造したり、後の世代の負担を考えなくなったり、まあ、いろいろと。

    ときめかないものは視界に入れない。捨てる。それは切り捨てではないか?とモヤモヤする部分もある。ときめかないモノがある、なくてもいいモノがある、役に立たないモノがある、というのは豊かさではないのか?多様性ではないのか?考え過ぎかもしれないが、人間関係にも適用されると疎外とか排除になりかねない。

    経済的な観点から考えるのもおもしろい。一見すると、とにかくモノを買わせようとする消費社会へのアンチテーゼのように見える。果たしてそうなのか?ときめくモノだけを残した結果、その人は無駄にモノを買わなくなるだろうか?スペースが空いたからモノを再び買いだすような気もする。ときめくモノばかりに囲まれていると、飽きるのも早いかもしれない。片づけた結果、かえって消費を促進するようになったりして。そしてまた片づけというループに入ったりして(笑)。

  • ただの片付け法の本じゃない。
    とにかくこんまりさんのモノに対する愛情が感じ取れます。モノを大切にするってすごく大事で素敵なことだと知りました。

  • TV(金スマ)に出演していましたね。
    番組が終わると、主人がTVまわりの小物を片づけ始めました!
    そのまま家族3人で家中の「ときめかない」不用品達を捨てまくりました。

    「これは、ときめく?」が合言葉です(笑)

    本棚・タンスの中・家具の上に乗っていたもろもろ等、すっきりと片付いて気分爽快!


    まさに、私の思惑通り・・・ふふふ

    本は、立ち読みで以前に読みました。
    (立ち読みでも読破きでるような内容です)

    家族にも「捨て」させたくて、
    このTV番組を見せたんです。
    こんなにもうまくいくとはっ。

    片づけ本としては、分かりやすいし
    「ときめき」という観点が今までに無くて良いですね。
    服のたたみ方は、私は自己流を通しますが
    主人は興味深げに見ていました。
    翌朝タンスを開けると、見事な「こんまり流」にたたまれており
    笑えました。

  • ベストセラーなのも納得!今までのお掃除本とは違う!!
    読みながら「掃除中にこの気持ち/経験あるある」と楽しく読め、片付けたくなってくる本。掃除でやりがちな失敗を紹介しつつ どうすればそこから一歩進んでときめくものだけの部屋にできるかが書いてあります。
    ●収納用品はいらない
    これ・・収納用品を作っている会社や収納のハウツー記事を書いている雑誌から干されますよね笑 だからアメリカ進出したのかと勘ぐってしまう主張。
    著者はときめくものだけをおいていれば「この隙間にこんな棚が!」のようなものは不要なモノの数になり 家(しかもどんな家でも)に作り付けの収納ですべて収まるとのこと。しかもその収納の仕方は優先順位を考えたり動線を考えた方法でなくてOKということです。主婦雑誌を幼少期から読みまくり収納を実践して得られた著者の考えは一歩先の片付け術であることを感じ感じさせられました。
    ●親に片付けたものを見せない
    片付けたゴミ袋から親が「まだ使えるわ~もったいない」とやられた経験があります。それって家の中に「ときめかない」ものが増えることです。自分で捨てるときめたことは実行する。あれ、これって「自分でやるときめたことを実行する」のはじめの一歩なのでは?と気づきました。
    ●ときめきの誤解
    この本を読むまでクローゼットをずらーっと見て「うん、ときめく!」というのでOKかと誤解していました。
    詳しくは本書をお読みください。
    ●なんで掃除で人生までときめくの?
    やりすぎなタイトルだなと思ったわたしのような方も多いのでは?本書によると掃除とは自分で自分の周りの持ち物を決めながら自分と向き合う作業なんです。またテスト勉強のときに部屋掃除をついしてしまうというのはあるあるですが、常にときめいた部屋なら本題(=勉強など)に取り掛かかることしかないので前進できるということです。これは著者の片付けコンサル経験から言えるとのこと。人生が変わるほど劇的な片付けがほとんどの人はできていなということが感じられました。
    ●体験してみないと怪しさを感じるので★マイナス1
    クライアントの家で正座して自己紹介し家に受け入れてもらう、服を大切にすると毛玉がつかないなど著者のレッスンを未経験ゆえにハテナがつくことも書いてあります。
    ●どう行動する?
    早速今週末片付けます。自分のスペースにすべて自分のものを置くことを意識します
    ●読んだきっかけ
    図書館で見つけたとき「この人はどうやって【片付け】という一見なんの知識もいらないもので世界レベルにたどり着いたのか」という興味を持ち読んでみました

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著者プロフィール

片づけコンサルタント。幼少期から片づけの研究を始め、独自の片づけ法「こんまり (R) メソッド」を編み出す。2010年に出版した著書『人生がときめく片づけの魔法』が世界40か国以上で翻訳され、1300万部を超える世界的大ベストセラーに。15年、米『TIME』誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出。Netflixに冠番組を持ち、当番組はエミー賞2部門にノミネートされた。他著に『人生がときめく片づけの魔法2』『人生がときめく魔法の片づけノート』、『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる』(共著) など。片づけとときめきのセンスを磨けるゲーム『KonMari Spark Joy!』も全世界で発売中。

「2022年 『おしゃべりな部屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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