なぜ、間違えたのか?

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制作 : 中村智子 
  • サンマーク出版 (2013年9月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763132642

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なぜ、間違えたのか?の感想・レビュー・書評

  • 他人の行動を見て、「それは間違っているよな」「そうすると失敗するよ」と思うことがあります。

    しかし、自分の行動を見て、「間違っているよな」「失敗するよな」と思うことは極めて少ないような気がします。

    自分の行動は「間違いない!」と、根拠のない自信があったりします。しかし、他人からみたら、それは、「間違っている行動」と判断されているかもしれません。

    認知心理学の知見を使えば、少なくとも、自分の行動が、どのような「間違い」につながるか予測できるようになります。非常に簡単な内容(エッセー)で、まとめられています。しかし、使いこなすためには、相当な訓練が必要になると思います。

    個人的には「満足の踏み者のワナ」がオススメです。とても、シンプルな知見で、幸福(不幸)の賞味期限が、どれくらいなのか、一発でわかります。

    「どんな幸福を得ても3ヶ月しか続かない」

    「幸福を得ても3ヶ月後には、以前と同じ程度の幸福を感じ、不幸を感じる」

    だそうです。理由は、人間の欲望には際限はないが、期限があるから、だそうです。その期限が3ヶ月です。

    この知見の逸脱なことは、幸福だけではなく、不幸も3ヶ月しか(3ヶ月もかもしれませんが)続かないということも教えてくれています。これがわかれば、もの凄く生きやすくなるのではないか?と個人的に思います。

    つまり、一生、幸せなんてことは、ありえないとことです。例えば、

    1 結婚すれば、一生幸せに過ごしていける!
    2 あの会社に入社すれば、一生安泰だ!
    3 アイフォン5Sを手に入れれば、自分の生活が変わる!

    などの期待(幸福)も、手に入れた瞬間から3ヶ月しか続かないと、現代の認知心理学は教えてくれます。これを知っていれば、自分の欲望や期待と、うまく付き合えるのではないでしょうか?

  • 意識的に反対の証拠、自分の推測の誤りを証明するものを探してみる
    本当に自分自身で影響を与えられるものだけに専念し、その中でももっとも重要なことだけに集中する

  • 行動経済学のネタ集

    内容は平易で、学術的用語も皆無なので読みやすい。
    よくあるネタがざざっとまとまっているという意味でも、興味がある方は読んでみると面白いかも。

  • データを揃え、合理的な結論を導いているはずなのに、しばしばとんでもない結論に至るのはなぜかについて、進化の帰結として人類が持つ欠陥(同調圧力、確率の認識が苦手、思い立ったらすぐ行動、など)から解説している。難しい内容が分かりやすく書かれており、この後、タレブ『まぐれ』を読むと理解が深まりそうだ。サンマーク出版でなければ、もっと読まれただろう。

  • 例えば「凡事徹底が大切」ということを
    誰に言われるかによって、
    受け取り方が変わってしまうことが往々にしてある。

    松下幸之助氏が言ったとしたら「ははぁ!」だし、
    小言が多い自分の親に言われたら
    「うるさいなぁ、わかってるよ」ともなりかねない。

    わたしが誰かの言葉に感銘を受けてると、
    「それ、誰が言ってたの?
    亜美ちゃんはハロー効果に弱いから、
    フラットに考えなよ」とすかさず
    スローダウンが入るのが、佐藤家の日常。

    (※ハロー効果のワナ:他人を評価するときに、その人の出身や性別などに目が行く。その特徴だけで其の人を評価してしまう。真の特性を見抜く力を鈍らせてしまう。)

    表紙にあるように、誰もがハマる52の思考の落とし穴で
    大事なことををふいにしないための「考え方」指南書。

    実行は、けっこう、
    いえ、かなり難しいです。
    1年に1回くらい読んだら、ひとまわり成長できるかも。


    北海道電気技術サービス株式会社
    代表取締役 安保均さんより頂戴しました。

    安保さん、自立した方が好みそうなご本ですね!
    ありがとうございました。

  • 自分のものになった、もしくななりそうなものは
    本来の価値より課題に評価してしまうなど、
    はっとするようなものが結構多く紹介されていて面白い。
    会社などで皆で誤ったロジックで失敗に向かってしまうのを防いだり、
    逆に意図的にミスリードするのに使えるかも、と思った。

    しかし、一つ一つの項目の記載が浅く、若干物足りない感じがする。
    また、知っていても陥ってしまいそうな罠ばっかりなので、
    1回読んだくらいでは、実際にその場面に出会っても気づかないかもしれない。

  • 思考がとらわれる落とし穴を、51の罠として紹介。

    思考がとらわれるのが問題なのではなく、とらわれている事に全く気づかないというのが問題だという気づきを与えてくれる。

    電話会社が電話保有率を調査したところ、電話を保有しない家庭が一件もないという 調査結果に至り、誇らしげにこれを報告したが、実際は電話による調査だったなどのコント系誤謬から、自戒に至った「条件がニッチであるほど確からしいと感じてしまう『条件結合のワナ』」など、ハッとさせられる事例も大変多かった。

    ナシーム・ニコラス・タレブ氏のご友人ということだが、データから法則性を抽出し ようとする際に、こうした思考の罠にかかりやすいという主張は同氏の著作に近い主 張であるようにも感じた。ちなみに同氏からは実用書の発刊はやめておいた方がいいと助言されていたらしいw(本書はベストセラーに)。

  • 色々と思い当たるところがあったので、これからは意識していきたいな。
    サンクコストの罠など昨今では有名になった事象も結構あるが、それを纏めて読みやすくしてあることにこの本の価値を見出してる。

    こういう考え方が既に思惑と結果のワナなのかもしれないけど・・・

  • 日常の小さなことから、人生に関わる大きなことまで、見えないワナから身を守るための法則が52個、1つずつ簡潔に書かれている。この本で秀逸なのは1章1章の挿絵である。挿絵のクオリティが高く、スッと本文に入っていける。また目次も掲載されており、ふと思いついたときに自分の読みたい法則のところだけを読むことが出来るのも良い。内容としては「なるほど!そう考えるべきだったのか!」というものから「お前、それを言っちゃあお終いよ」のようなものまでピンキリである。値段が高い分、もう少し多くのフィードバックを得たかったというのはある。

  • よく整理されていて、読みやすかった

  •  日本でも社会的手抜きは数多く起こっている

     生き残りの罠
     スイマーズボディ幻影の罠
     自信過剰の罠
     社会的証明の罠
     サンクコストの罠
     お返しの法則の罠
     確証の罠(その1)
     確証の罠(その2)
     権威の罠
     コントラストの罠
     イメージの罠
     「いったん悪化してからよくなる」の罠
     ストーリーの罠
     回想の罠
     お抱え運転手の知識の罠
     コントロールの幻影の罠
     報酬という刺激の罠
     平均への回帰の罠
     共有地の悲劇の罠
     結果による錯覚の罠
     選択のパラドックスの罠
    「あなたが好き」の罠
     所有の罠
     共時性の奇跡の罠
     集団思考の罠
     確率の無視の罠
     ゼロリスクの罠
     希少性の錯覚の罠
     基準比率の無視の罠
     ギャンブラーの錯視の罠
     アンカリングの罠
     帰納的推理の罠
     マイナスの過大評価の罠
     社会的手抜きの罠
     倍々ゲームの罠
     勝者の呪いの罠
     人物本位の罠
     誤った因果関係の罠
     ハロー効果の罠
     別の選択肢の罠
     予測の幻想の罠
     条件結合の罠
     フレーミングの罠
     過剰行動の罠
     不作為の罠
     自己奉仕の罠
     満足の踏み車の罠
     選択の罠
     連想の罠
     ビギナーズラックの罠
     思惑と結果の罠
     目先の利益の罠

  • 为什么错了?所以人啊。 日本的有的有。

  • 心理の裏と言うか、細かく見落としがちな事実を52この項目から教えてくれる本。
    たまに読み返すことで自分の心理ミスに気付いて行きたい

  • 様々な認知のバイアスについて。
    一つ一つの記載は薄いが、ある程度の数を知るのに必要。
    陳腐なものもあるが、やはり面白いものも多い。

    人間の意思決定にバイアスは絡んでくる。またこれを認識していない人は多いので、これを知る事は優位性になる。

    小咄としても面白いです。

    後、最近意外とこの罠にハマっている人の多さに気付くなど。影響力の武器と一緒に読んで関連づける(読み返すとなかなか良い)。

    ★社会的証明、ウェルテル効果、猿真似、サバンナでの生き残り

  • 読みやすく、示唆に富む。手元に残しておきたい本

  • 【生き方】なぜ、間違えたのか?/ロルフ・ドベリ/20140414(33/207)
    ◆きっかけ
    ・日経広告、タイトルに惹かれた

    ◆感想
    ・本書は失敗に至る思考の落とし穴をパターン別に解説。いろいろなパターン(=ワナ)があるが、端的には、直観的な思考と論理的な思考の違いを認識することで解決がされる。すなわち、大きな問題は論理的思考で、小さな問題は直観で対応しても差し支えない(大きな問題ではないから、何を選んでも大丈夫。それなら労力掛けずに決断しようというもの)。

    ◆引用
    ・スイマーボディー幻想:一つのことを選択するのに、欲しい結果だけを見てしまう。水泳選手の肉体が完璧なのには、トレーニングを積んだからではなく、もともと体格が良かったから泳ぎがうまくなっただけ。
    ・自信過剰のワナ:あらゆる予測に対して、疑う。専門家の声は要注意。どんな計画でも常に悲観的ケースを考える。
    ・社会証明のワナ:他人と同じように行動するのが正しい。と思う。
    ・サンクコストのワナ:多大な時間やお金、エネルギーや愛情を注いだものというのが、継続理由になってしまう。もったいないから。=>現在と今後の見通しだけに目を向けるべき。
    ・お返しの法則のワナ:まずプレゼント をし、次に要求する。
    ・確証のワナ:特殊なケースでは反対の証拠が出ることが多い。=>自分の好きな言葉や考え方を手放せ。
    ・コントラストのワナ:横に醜いもの、安いもの、小さいものがあると、さらに美しく、高く、大きく感じてしまう。
    ・イメージのワナ:自分とは考えの違う人、まったく異なる経験をしている人と協力し合うことで解消。
    ・いったん悪化してからよくなる、のワナ:要警戒。
    ・ストーリーのワナ:物語が分かりやすくするために、真実を単純化してしまう傾向。おさまらないことは排除されてしまう。
    ・お抱え運転手のワナ:本当の知識を持ち合わせている人は、自分が知っていることと知らないことをよくわかっている。自分が能力の輪の外側にいるときは、何も発言しない。
    ・コントロール幻想のワナ:本当に自分で影響を与えられることだけに専念しよう。その中で最も重要なことだけに集中しよう。
    ・結果による錯覚のワナ:結果だけを見て評価してはならない。どうしてそのようなことになったかよく考える。
    ・選択のパラドックス(選択しが多い):あれこれ吟味する前に、自分が望んでいることをよく考える。選ぶポイントを書きだし、その条件を満たしているものを手に入れる。また、完璧なものを選ぶことはできないと悟ること。
    ・あなたが好きののワナ:他人に好感を覚えるとき:①外見が魅力的、②出身、人間性、関心が向いている方向が自分と似ている、③相手が自分に好意を抱いてくれている。
    ・希少性錯覚のワナ:希少なものに反応しているときは論理的に考えられていない。
    ・アンカリングのワナ:すぐに分かっていることを基準にして、分からないことを割り出そうとする。
    ・ハロー効果のワナ:他人を評価するときに、その人の出身や性別などに目が行く。その特徴だけで其の人を評価してしまう。真の特性を見抜く力を鈍らせてしまう。
    ・フレーミングのワナ:全体の一部しか注意が向かない状態。情報はひとつの枠組みを通して描写されている。どんな枠組みに基づいた情報かを見極める。
    ・目先の利益のワナ:目の前にあるご褒美はとても魅力的。衝動を抑える力が強いほど、この落とし穴をうまくかわせるようになる。今この瞬間を但しむのは週一回にしよう。人生最後の日のように、目先のことだけしか考えずに毎日を楽しむのは間違い。
    ・直観的な思考と論理的な思考の違いを認識する。大きな問題:論理的思考。小さな問題:直観。

  • 不合理な行動も合理的に説明できる

  • なぜ、「意見が一致したら要注意」なのか?
    なぜ、エラい人には遠慮しないほうがいいのか?
    なぜ、「自分だけはうまくいく」と思ってしまうのか?
    なぜ、お酒をおごってもらわないほうがいいのか?
    なぜ、モデルの友人は連れていかないほうがいいのか?
    なぜ、少ししかないクッキーはおいしく感じるのか?
    なぜ、歴史的事件の意味は、あとからでっちあげられるのか?
    なぜ、「選択肢」が多ければ多いほど、いいものを選べないのか?
    なぜ、自分に似ていれば似ているほど相手を好きになるのか?
    なぜ、ゴールキーパーはじっとしていないのか?
    なぜ、商談のときにはなるべく高い価格から始めるべきなのか?
    なぜ、自分の知識や能力を過信してしまうのか?

  • 自分の思考の癖を気づかせてくれる本。手元に置いてときどき読み直すことで、誤った思考の癖を矯正できると思う。

  • こんな事になるなら...。と誰もが思い、後悔する。それが事前に解っていたら‼︎と思うのだけれど...。解っていても間違えるでしょうね。

  • 誰もが間違えるときに陥りやすい思考の落とし穴を52個紹介しています。
    著者によると、このような落とし穴は、現在わかっているだけで120種類あるらしく、そのうちを厳選しているとのこと。
    『影響力の武器』などの著書で紹介されている内容も多く、1つ1つの内容が新鮮だったわけではありませんが、身近な事例を織り交ぜ、読みやすい構成になっています。
    もう少し章で分けてカテゴリごとになっていると読みやすかったかもしれません。

    どこかで読んだ内容もありますが、多くの間違えやすいポイントを網羅されているため、参考になると思います。

    <この本から得られた気づきとアクション>
    多くの思考の落とし穴から、自分が気を付けるべきポイントをまとめる
    ・欲望を追い求めるときには、しっかりと自分を観察する
    ・あらゆる予測に対し、疑いの目を向けるように心がける
    ・専門家と呼ばれる人には、相手に遠慮しないで自分の意見を言う
    ・自分とは考えが違う人、自分とはまったく異なる経験をしている人と協力する
    ・「いったん悪化してからよくなる」と言われたら警戒する
    ・「意味のある」物語に仕立てあげられて、歪められた真実に判断力や決断力を鈍らされない
    ・本当に自分自身で影響を与えられることだけに専念する。その中で最も重要なことだけに集中する
    ・行動の裏の動機は何かを考えてみる
    ・結果だけを見て評価してはならない
    ・所有意識をなくすために、できるだけ「自分のものではない」と考えるようにする
    ・結束の固いグループの中で意見が一致しているときには、必ず自分の意見を言う
    ・何一つとして確実なものは存在しないと考える
    ・目の前で起こっている出来事が、前の出来事の影響を受けているかどうか、前後につながりがあるかないか、じっくりと観察する
    ・悪いことはいいことよりも影響力が強い。ポジティブなことよりネガティブなことにより敏感に反応する
    ・人間は自分の性格や考え方にのみにしたがって行動しているわけではない。周りの状況に影響されるから
    ・ある出来事がどのようなつながりで起こっているのかを正しく見るようにする。原因と結果を示す矢がまったく反対方向に向いていることがある。ときには、つながりなどはじめから存在しないこともある
    ・どのような情報も1つの枠組みを通して描写される。どんな枠組みに基づいた情報化をよく見極める
    ・状況がはっきりしないときには、役に立つ立たないに関係なく、何かをしたいという衝動にかられて行動しがちである。すると、何も好転しなくても気分だけはよくなる。だが、実際には行動を起こしたために状態が悪化するケースのほうが多い

    <目次>
    なぜ、「意見が一致したら要注意」なのか?
    なぜ、エラい人には遠慮しないほうがいいのか?
    なぜ、「自分だけはうまくいく」と思ってしまうのか?
    なぜ、お酒をおごってもらわないほうがいいのか?
    なぜ、モデルの友人は連れていかないほうがいいのか?
    なぜ、少ししかないクッキーはおいしく感じるのか?
    なぜ、歴史的事件の意味は、あとからでっちあげられるのか?
    なぜ、「選択肢」が多ければ多いほど、いいものを選べないのか?
    なぜ、自分に似ていれば似ているほど相手を好きになるのか?
    なぜ、ゴールキーパーはじっとしていないのか?
    なぜ、商談のときにはなるべく高い価格から始めるべきなのか?
    なぜ、自分の知識や能力を過信してしまうのか?

  • 一つひとつ、陥りがちなワナについて、簡潔に紹介されています。絵が秀逸でした。

  • 思想のワナを紹介する本。

    具体例から失敗に陥りがちな思想のワナを解説していく。何か重大な決断をするに当たっての備忘録として著者が使っているらしく、端的に表現されている。分野としては(行動)経済学や心理学、哲学といったものが中心。挿絵が各々挟まってくるのだが、シニカルでとっても良いアクセントになっている。
    自分自身も常に(←これが肝心で難しいのだが)気をつけて行きたい罠ばかりだった。

    どこで買ったか忘れてしまったが紀伊国屋のカバーがついている。

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なぜ、間違えたのか?の作品紹介

わたしたちはよく、誤った判断を下してしまう。軽はずみな行動で、大事なことをふいにしないための「考え方」。

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