「自分の言葉」をもつ人になる

著者 : 吉元由美

• サンマーク出版 (2015年6月12日発売)

作品紹介・あらすじ

30年間で約1000曲の詞を手がけてきた作詞家が初めて明かす、あなただけの言葉を紡ぐ方法。手紙や日記、SNSなどの文章表現に活用できる言葉の生みだし方。誰でもすぐに実践できる吉元メソッドが満載。

感想・レビュー・書評

[ヴァッホイさんの感想 · 2020年1月8日]

タイトルからイメージした内容とは違った。著者のファンのためのような本で、一般受けは難しいように感じた。それだけ自分の感性が乏しいのかもだけど。
まず、歌詞や随筆などを例示して説明する箇所が多くあるけど、そもそもそれを知らなければ何のことを言っているのか理解しにくい。また、ある文章について感じたこと、イメージできることなどが書かれているけど、その文章が提示されてないので意味がわからない。似たようなことを何度も述べていて、やたら長く、まとまりに欠ける。脱線して、詳細は後の項目で…と示しているけど、何章のどのパートなのかがわからない。
本文中に“人に読ませる文章であれば、視点がきちんと定まっていたほうがいいでしょう。”とあるものの、むしろ本書が、ただ書きたいこと、思ったことを綴っているよう。文書を削ぎ落とすことにも言及しているけど、これも同じで本書に適用すべきではと思った。一般読者への配慮が足りない印象。
それでも何か得られればと思って最後まで読んだけど、個人的にはあまり響くものがなかったかなー。創造力は想像力から生まれるところ、妄想プロファイリングなんかは、まぁ面白かった。

[美瑛さんの感想 · 2021年8月10日]

読後メモ
・五感を全開にする
・毎日空を見上げる
・人生を味わう

[甘夏さんの感想 · 2016年6月14日]

2016.6.14

著者プロフィール

1960年、東京生まれ。成城大学英文学科卒業。広告代理店勤務を経て1984年作詞家デビュー。淑徳大学人文学部表現学科客員教授。「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」を主宰。サロンセミナー、イベントを開催している。

「2018年 『自分という物語を生きる　心が輝く”大人のシナリオ”』 で使われていた紹介文から引用しています。」