コーヒーが冷めないうちに

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著者 : 川口俊和
  • サンマーク出版 (2015年12月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763135070

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コーヒーが冷めないうちにの感想・レビュー・書評

  • 喫茶店「フニクリフニクラ」の片隅にある席。
    そこに座ると、コーヒーが冷めるまでのほんの少しの時間、その同じ場所にタイムスリップできる。
    ただそれには、色々とめんどくさいルールがあって───。

    ”4回泣ける”との評判に、それでなくとも涙腺のゆるい私はいったい何回…と身構えて読んだんですが、案外大丈夫でした。

    ただ、四話めの#親子。
    自分の命と引き換えに、子供を産む道を選択した母。
    育ててあげられなくて、ごめんね。
    どんな娘に育っているのだろう…。
    会いたいよね…。成長した姿、見たいよね…。
    とうとう泣きました。

    タイムスリップものは大好物です。
    後悔していることも、やりなおしたいことも山ほどあるので(笑)。
    たいていは過去に戻ってやり直せば、なんとかなる話が多いですよね。
    でもこのタイムスリップは、現実は決して変わらないんです。
    それもまたつらいものがありましたけど…。

    これ、たぶん続編ありますよね。
    あの時、流と数が北海道に行っていた理由や、
    その席にいつも座っている女性の幽霊の謎とか。
    そういえば、コーヒーを何杯も出して、その女性が席を立つように仕向けたときは笑ってしまいました。

    過去に戻ってやり直しても、現実は決して変わらない。
    でも未来は変えられるんだ。
    今、この瞬間から────。

  • ずーっと読みたいと恋い焦がれていた本です。
    なかなか手にする機会がなかったのですが、日本人会の図書館で借りることができました。

    不思議な都市伝説のある喫茶店「フニクリフニクラ」
    この喫茶店の”ある”席に座ると、望んだとおりの時間に移動できるという。
    そんな魅力的なことができるなら、この喫茶店は人気店でいつも長蛇の列では?
    ところが、そうではなく…
    それというのも、数々の面倒くさい条件をクリアしなければならないから。
    そして、その時間に移動できるのは”コーヒーが冷めるまでの間”だけ。

    そんな面倒くさいルールを乗り越えて起こった小さな奇跡は4つ。
    一つ目は「恋人」
    結婚を考えていた彼と別れた彼女の奇跡。
    二つ目は「夫婦」
    記憶をなくしていく夫を支える看護師の妻の奇跡。
    三つめは「姉妹」
    家でした姉が妹の本音を知る奇跡。
    四つ目は「親子」
    妊婦であるフニクリフニクラのマスターの妻の奇跡。

    でも、本当は5つの奇跡なんですよねぇ~!
    最後にわかるのですが…

  • とある街の、フニクリフニクラって喫茶店のとある席には不思議な都市伝説があった。
    その席に座ると、その席に座っているあいだだけ
    望んだとおりの時間に移動ができるという…。
    ただし、そこには非常にめんどくさいルールがあった…。
    ・過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事ができない
    ・過去に戻ってどんな努力をしても、現実はかわらない
    ・過去に戻れる席には先客がいる。
     座れるのは、その先客が席を立った時だけ
    ・過去に戻っても、席をたって移動する事は出来ない。
    ・過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、その珈琲が冷めてしまうまでの間だけ
    めんどくさいルールはこれだけではない
    あなたなら、これだけのルールを聞かされて
    それでも過去に戻りたいと思いますか?

    うーん、過去に戻る説明が長いし、いちいち説明が繰り返されてる。
    登場人物や喫茶店の人間関係の説明とか…。
    誰が、喋っているのかわかり辛い所もあった。
    読み始めから文章が合わないのか数ページ読むのに何日も掛かった。
    なかなか物語に入り込めず、読めなかった~放置しまくり。
    四つのお話がありそれぞれ、心温まったり、良いお話なんだけどなぁ。
    二話の「夫婦」では、若年性アルツハイマーの夫と看護師の妻のお話で、
    夫から妻への手紙にはじんわりしました。

    じんわりしたけど、なんだか合わなかったなぁ。
    文章が合わないのかもしれない。
    じんわりしたのもあったけど泣けなかった
    本屋大賞にノミネートされて、ワクワクして予約し川口さん初読みでしたが、
    期待し過ぎたのか残念に感じてしまいました。
    でも、ドラマ化すると面白いのかもしれないって感じました。

  • とある街の、とある喫茶店の、とある座席。
    そこに座っている間だけ、望んだ時間に移動できる。
    そんな不思議な都市伝説が囁かれる喫茶店「フニクリフニクラ」。
    だが。実際に時間を移動するのには、いくつかの、とてもとても面倒なルールがあった。
    それでも、自分が会いたいと思う人に会いたいとその席でコーヒーをオーダーする客たちと、彼らを迎え入れる店の人間たちが紡ぐ物語。

    2016年1月6日、読了。
    今年の1冊目はこれ、と決めていました。
    少し前から気になっている池袋の天狼院書店。そちらの店長さんオススメの作品なのです。
    本当は天狼院書店さんで購入したかったのですが、早く読みたいという気持ちに負けて、地元の書店で購入。
    ルールのひとつに「過去は変えられない」という
    タイムトラベルものに共通するセオリーがどーんと横たわっているのですが、変えられないのは「過去」であって「未来」はこれからの自分次第という、素敵なメッセージが込められていて、読み終わったあとに清々しい気持ちになれました。
    中編連作集のような作りになっているので、気軽に読めるのもいいですね。オススメです。

  • これって続編あるのかな?
    気になる点がいくつかあって、スッキリしないで終わっちゃった気が・・・

    タイムスリップがコーヒーの冷めない間だけっていうのが面白いですね。
    あ~言っておけば良かった、こうしておけば良かったって後悔する事って多々あると思う。
    現実はこのまま生きていかないといけないけど、
    小説って変えていく事が出来るから面白い。

  • ちょっと話題になっていたので図書館で順番待ちしてました。

    が、かなりの駄作です。タイトルはいいし、現実は変わらなくとも人も心は変われる、というテーマも悪くないのに。 とにかく文章がヘタで。
    文章力も語彙力もないし、なのに登場人物の服装や舞台となる喫茶店の細かいディティールに凝ってみたり・・・高校生が背伸びして書いたみたい。
    しかも、細かい描写にこだわる割に人物像が浅く、重い設定についていけてない。
    全く泣けず、逆にこの稚拙な本はなんなの?!と怒りを覚えてしまった。

    だってさー、この本、本屋大賞ノミネート作品なんですって。
    これが大賞とったら世も末だわ。本屋業界かなりマズいと思う・・・
    なので、☆は辛くしておきました。

  • 結婚を考えていた彼氏と別れた女の話、
    記憶が消えていく男と看護婦の話、
    家出した姉とよく食べる妹の話、
    この喫茶店で働く妊婦の話・・・
    過去に戻れる喫茶店で起こった、心温まる4つの奇跡。

    クーラーがついていないのに、夏でもひんやり涼しい、地下にある不思議にレトロな喫茶店。
    そこではどうやら過去に戻ることができるらしい。
    とはいえ、過去に戻れるといっても、そこには多くの縛りがあった。

    「過去に戻っても、その喫茶店を訪れたことのない人には会うことができない」とか、「過去に戻ってどんなに努力しても現実は変わらない」とか、他にもいくつも。

    登場人物がみな、ちょっと不器用なところが愛おしいです。
    普通は、時間を遡ることなんてできない。
    遡ったところで、人生を1からやり直すことなんてできない。
    わかっていても、悔いてしまう過去がない人なんて、いないんじゃないでしょうか。あの時どうして、あんな言い方しかできなかったんだろう、あの時が最期だとわかっていたら、もっと違う言葉をかけられたのに、と。

    4つの物語のうち、1つだけ涙なしに読めないものがありました。すこし、心が洗われた気がします。

    喫茶店でコーヒーでも飲みながら、ゆっくり読みたい1冊でした。
    幽霊の謎が残されたままということは、続編もあるのかな?装丁も素敵でお気に入り。次作も楽しみにしています。

  • とある純喫茶のある席に座ると、過去に戻ることができる。ただしそのルールは厳しい…。これはその席に座ることで自らの心と折り合いを付けた4人の人々の物語です。帯に「4回泣けます」との余計なお世話な煽り文句があったので「ケッ!絶対に泣くか!」と生来の天邪鬼を発揮して読みましたが、無念にも号泣してしまいました。悔しい。運命は変えられなくても、本人が救済されれば未来は少しだけ変わる。不思議を起こす幽霊と、水先案内人役を務めるウェイトレスの数(かず)ちゃんの存在感が良かったです。面白かった。

  • とある街の『ふにくりふにくら』という名の喫茶店。
     
    そのお店のある席に座ると、
    望んだとおりの時間に戻れるという
     
    ただし、そこには非常に
    めんどくさいルールがあった
     
    1.過去に戻っても、
     この喫茶店を訪れた事の
     ない者には会う事はできない
    2.過去に戻って、
     どんな努力をしても、
     現実は変わらない
    3.過去に戻れる席には先客がいる
     その席に座れるのは、
     その先客が席を立った時だけ
    4.過去に戻っても、
     席を立って移動する事はできない
    5.過去に戻れるのは、
     コーヒーをカップに注いでから、
     そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ
     
    それでも望んで過去に戻った
    人たちの切ないストーリー。
     
    『過去は変えられない』
     
    このルールがあるからこその物語。
     
    感動したいと思っている人におすすめです。

  • 設定の割り切りがうまい。タイムトラベルものですが、こまごまとした制約・SF色を「ルールですので」で排除したところがうまいです。
    あまり多くを語らず必要最低限の説明でテンポよく物語を進めるうまさ。
    何か劇を見ている感じと思ったら、演劇の脚本家・演出家さんだったのですね。元のお芝居があったとのこと。
    いわゆるノベライズ本とは違うのですが、物語は読みやすく心に訴えるものはひしひしと感じられます。
    4話4回泣けるそうですが、読み返すたびに泣けると思いますよ。
    心が弱ってきた時に特におすすめ。

  • 喫茶店のとある席に座ると、タイムスリップが出来るが、タイムスリップしても、未来におこる結果は変わらない。それでもタイムスリップすることで、心の中にしまい込んだモヤモヤが動き出す。恋人編、夫婦編、姉妹編、親子編の4編に分かれて物語は展開する。
    人は、何かを失った時に、その大切さを初めて実感するもの。失う前に、後悔のないように、大切な人に、大切なことを、素直に伝える努力をしよう。

  • 結婚式に出ると、必ず泣く。それが親交が深い人であろうが、付き合い程度の人であろうが、あの決められたフォーマットの中で、わかってはいるが、泣いてしまう。そういう技術に長けた作者が書いた本だと思う。

  • 読了。
    またまたいい本と出会えた。まだ読んでない人達に心から推薦したい気分。

  • ティッシュ片手に読んだのですが、「泣かされた」感があり、どうにも読後がスッキリしませんでした。
    最後に著者のプロフィールを読んで納得。
    脚本家なのですね。
    なるほど舞台ならいいかもしれません。
    小説にしてしまうと細かい所で気になる事が多々あり、今ひとつ入り込めません。

  • 時空を超える喫茶店。
    会いたい人に会う、4人のお話。
    『恋人』『夫婦』『姉妹』『親子』
    どのお話もじーんとくるが、
    最後の『親子』で泣いてしまった。
    4つの連作短編を締め括るのにふさわしい作品。

    作者が舞台の脚本・演出家だと知り、納得。
    この作品はぜひ、舞台で観たい。

  • 戻りたいあの日、もう一度会って伝えたい心。一度っきりチャンスが与えられるならば、その相手は去った恋人であったり、逝った家族であったり。時空が揺らぐフニクリフニクラでは、相手の生き方は変えられないけれど、自分の生き方を見つめ直すきっかけを享けることができる。登場人物を広げずに、それぞれの個性を、それぞれの悲哀を、温かく描く。時間旅行を終えた際に発せられるのは「ありがとう」の言葉だ。唯一、未来へと向かった計の出会いはあまりにせつない。

  • とある喫茶店。
    そこでは、店の片隅の席に座るとコーヒーが冷めるまでの時間、過去に戻ることができるという不思議な都市伝説があり、
    噂を聞いた者たちが次々とやって来る――。

    泣けると評判だったので読んでみましたが、全く泣けない。
    自分の感性がおかしいのかと思いましたが、アマゾンのレビューを読んだら自分と同じ人がたくさんいるので安心しました。

    なんか、いろいろ下手です。
    タイムリープという設定も活かしきれていないし、文章・情景描写も下手。
    登場人物が店内にいるのか店の奥にいるのか、いつの間にか移動していてどこにいるのかさっぱりわからない。
    発言しているのがどの人物かもわからない。
    どの登場人物にも共感できず、泣きポイントも見当たらない。

    優しい空気感の流れるいいお話だと思うのですが、設定と描写がツッコミどころ満載で、陳腐で薄っぺらく感じてしまう。
    申し訳ないんですが、私には良さがわかりませんでした…。

  • 4つある話のうち、最初の3つは、まあちょっとうるっと来るくらいかなと思う程度だったけど、最後の話はやばい。めちゃくちゃ涙腺がゆるんだ。子どもがいる実感からだろうか、親子の話は感動しますね。

  • 過去に戻れる喫茶店を訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。4回泣けます。

  • 何度も繰り返される舞台設定の説明、誰が話しているのか分からない短文続きのなくてもいい会話など、小説を読みやすくする必要最低限のこころがけすら感じられない。
    また、過去に戻るための複雑なルールという面白い舞台装置があるのに、それを使って過去や未来へ行く人々の動機やセリフがありきたりすぎて薄っぺらい。
    白いワンピースの女とか、もっとうまく本筋に絡めたらいいのに。

  • 最初は設定や雰囲気に馴染めず
    時間ばかりかかって何度も読み返していたけれど
    一章の終わりにさしかかって
    どうしようもなく優しい気持ちになっている自分がいて。
    そこからはすーっと引きこまれるように
    感動の渦がどんどんと大きくなっていくのがわかって。

    どの章にも優しい物語が流れていてそっと見守っている人たちがいる。
    コーヒーが冷めないうちに
    という魔法のような言葉の中には
    こんな大きな感動が詰まっていたんだね。

    最終章は
    涙が溢れてきて文字を追うのが大変になってしまうほど。
    辛く悲しい現実を優しい気持ちで包み込む人たちに気がつくことが
    どんなに素敵なことなのか
    そして自分が心が変わっていくことがどんなに大切なことなのか
    この本から教えてもらったような気がする。

    大切な一冊になった

  • 四つの物語がうまく絡んで展開する。
    いくつかの条件を満たせば過去そして未来に行き会いたい人に会うことができる。それもコーヒーが冷めない時間だけ。
    未来も、過去も変わらないでも心が変われば幸せになれる。
    読み終わった後にホッとできる作品だ。

  • タイトルから想起されるアンニュイな雰囲気に惹かれ読んだが、イメージと全然違う。いわゆる小説が読みたい人にはオススメしない。文章は稚拙だし、やたらと登場人物の服装描写が丁寧な割に表現がいちいちダサい。特に紐サンダルがお気に入りらしい。(紐サンダルて、レースアップのサンダルのこと?)あと、マドラーとかヒグラシとか、無粋なほど長々と説明するのも読んでいてイライラする。最低限の描写に留めあとは読者の想像に委ねればいいのに、それ必要?
    ストーリーも入ってこない。よくあるタイムリープものの単なる焼き直しだとか、そういうツッコミは他の方にお任せするとして、真剣に内容に関しての意見を述べると…私は皮肉屋だから、人生がそんな風に上手いこといくとは思ってないし、過去や未来に行くことによって、むしろ知りたくなかったことを知ってしまうことの方が多いんでないかと思うし、そっちの方がストーリーとして遥かに面白くなるのでは。フィクションだからってアカラサマに綺麗にし過ぎで単なる胡散臭い物語になってる気がする。以上。
    え?てか、今気づいたけどこれ、本屋大賞ノミネートって本当に?なんか、それ知って泣けてきたわー。

  • ちょっと過大広告気味じゃないかと感じる内容だけれども、決して後味は悪いわけではないので、北海道の件や白いワンピースの女などの伏線を回収する続編が出たら読んでみたくなってしまいそうな。。。

  • POPの見出しは、戻りたい過去を思い浮かべながら読んでください。
    .

    すごく読みやすくて、温かい人ばかりが出てくる本だった。
    4回泣けるかはさておき←
    でも読んでてほっとするような感じでした。
    計さんはさぞかし可愛いんだろうなと思ったし、平井さんもすごく気が合いそうで会ってみたいし!
    とにかく会ってみたいと思うひとばかりだったな。てる人と繋がりたい #コーヒーが冷めないうちに #川口俊和 #ファインダー越しの私の世界

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コーヒーが冷めないうちにの作品紹介

お願いします、あの日に戻らせてください-。「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。

コーヒーが冷めないうちにのKindle版

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