この嘘がばれないうちに

著者 :
  • サンマーク出版
3.76
  • (331)
  • (563)
  • (483)
  • (72)
  • (21)
本棚登録 : 6335
感想 : 464
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763136077

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 発表順ではないけれど2作目

     先に読んだのがとても面白かったので、続いて別の作品を。同じシチュエーションのタイムトラベル・ファンタジー。過去へ行った人も、未来に行った人も、そこで出会うべき人もその後の人生が変わるのではないの?という疑問が引き続き残るものの、かたいこと言わずに楽しもう。

     今回は「数」さんがヒロインかな。幽霊の正体も分かったし。でも、幽霊の謎は残ったままだから、まだまだ読まないと。

  • ゆっくりと謎が明かされてくかんじー。
    うーん、違和感もあるけど。
    いきなり?
    だれと??ってなった。
    次作をはやく読みたい

  • タイムトラベルができる喫茶店シリーズ第2弾。前作同様、しょーもない設定だけど泣かせる話(泣いてないけど)が4話収録されている。前作でもいろいろと気になることはあったのだが、今回のほうがひどかった。タイムトラベルのルールに関することもそうだし、最終話で唐突に明かされる数ちゃんの秘密など、小説としてどうなんだと思う。そして最後のオチ……。誰か納得のいく説明をお願いします。

  • 一冊目が良すぎたので続編はありがたかったけど、「さらに良く」と期待しすぎたためか、イマイチでした。
    三冊目もあるんですよね・・・

  • 物足りなさを感じた
    残念です

  • *愛する人を想う気持ちが生み出した、不器用でやさしい4つの「嘘」。「過去にいられるのは、コーヒーが冷めるまでの間だけ」不思議な喫茶店フニクリフニクラにやってきた、4人の男たち。どうしても過去に戻りたい彼らの口には出せない本当の願いとは…?*

    前作を未読と言うハンデもあろうかとは思いますが・・・泣けるどころか、全く心が動きませんでした。泣けるお話を創ろう!と言うところからスタートしたような薄い内容と、素人さんが書くような文章。早々に読む気が失せました。
    と思ったら、脚本家の方なんですね。道理で。百田尚樹氏と同じ匂いがします。映像としてはいいのかもしれませんが、行間に漂う余韻を味わうような、読書の醍醐味は全くなし。登場人物にも一切感情移入出来ず、レビューの高さが不思議でなりません・・・

  • 中1 △

  • 半年以上前に図書館で予約済みの(結果として後からシリーズとなった)1巻目をまだ借りることができていないのに、先に本書の順番が回ってきた。
    過去の経験からこういう場合は大抵、1巻目を読んだ方々が2巻目以降はもう読まなくていいやと思ったのではないか?と推察されるパターン。

    本書は、普段あまり読書をしない方にはとても読み易くて良いのかもしれない。
    しかし、沢山の小説を読んできた方にはどうなんだろうか?
    少なくとも私には読みにくかった。
    何故なら、ひとつの流れの中で唐突に、かつ部分的に、目線が変わるからだ。
    喫茶店内の状況を読者が透明人間的に眺めている状況で、いきなり登場人物Aの心情に立って書かれているかと思えば、いつのまにかBの目線に立った所作が書かれていたりする。
    小説家が章ごとや段落ごとに語り手や目線を変えて書き分けているのとは違い、単にごっちゃになっている。
    これは作者が脚本家の方なんだ、ということで納得がいった。
    ト書きやAのセリフ、Bの状況やセリフ、を書いてきた人が、台本の書き方ではなく小説風にずるずると言葉を繋げてみたからこうなっちゃったんだなと。

    それから、設定のつめも甘い。
    過去から未来に人がやって来た場合は、その人物が消えた(過去に戻っていった)と同時に、入れ替わるようにして白いワンピースの女が、その定位置に蜃気楼のように現れるのでしょう?
    だからこの喫茶店内に、過去から戻ってきた倉田が居る場面には、同時にワンピースの女はそこに居ないはず。
    それなのに倉田が居る、倉田にとっての未来(現在)のシーンで、京子が倉田に話しかけてもいて、ワンピースの女に目を向けてもいる、というのは明らかに間違い。

    人物相関図に倉田は3年前に亡くなったと書かれているが、これも内容と矛盾している。(読点の打ち方が悪いので、亡くなったのが3年前なのか余命宣告をされたのが3年前なのか、たとえ書籍側の都合の良いように読み取ったとしても、それでも矛盾している)
    倉田が余命宣告通りに亡くなったのかどうかはわからないが、それでも、「2年半前に、余命は半年と宣告されている」のだから、とにかく計算が合わない。
    普通に読めば倉田が亡くなったのは2年前で、相関図のところが2年前でなければならない間違い。

    また、本書の中で非常に大事なこの椅子。
    猫脚で座面は淡いモスグリーンの布で、アンティークに詳しくない人物が見てもかなり高価なものであるとわかるものと設定されている。
    それなのに、この表紙の絵の椅子はいかがなものか。

    話としてはそんなに悪くはないのに、色々ともったいない気がする。
    別に酷評するつもりは無いのだが、どうしても細部が気になるし、作家さんによっては本当に細部にわたって考えに考えて書かれていたりするので、どうしてもこのような感想になってしまう。
    自分でこんなことを書いているうちに、予約済みの3巻と、半年以上待っている1巻を読む資格は自分には無い気もしてきたので、予約を取り消すことにした。

  • 『謎の女』の内容がわかります。
    後悔はしたくないと思っても、一歩踏み出すのって勇気がいりますよね。
    あの時ああしておけば、、、とか。
    そんな話がかいてます。
    泣きたいことを全面にだしてるのが、あまり好きじゃないです。

  • 2作目。
    白いワンピースの女性の正体が知りたくて読みました。

著者プロフィール

大阪府茨木市出身。1971年生まれ。小説家・脚本家・演出家。舞台『コーヒーが冷めないうちに』第10回杉並演劇祭大賞受賞。同作小説は、本屋大賞2017にノミネートされ、2018年に映画化。川口プロヂュース代表として、舞台、YouTubeで活躍中。47都道府県で舞台『コーヒーが冷めないうちに』を上演するのが目下の夢。趣味は筋トレ、サウナ、シーシャ。モットーは「自分らしく生きる」。

「2023年 『やさしさを忘れぬうちに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川口俊和の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×