- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763137401
作品紹介・あらすじ
1970年代から80年代にかけて放映された、伝説の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』を憶えているでしょうか?
その中で、新米刑事「ボン」をつとめたのが、俳優の宮内淳さん。
それから数々の映画、ドラマに出演した後、世界の秘境を回るドキュメンタリー番組で活躍。それがきっかけで環境問題に目覚め、いまは国連の提携団体で、地球環境にかかわる仕事をしています。
そんな宮内さんは、若いころから、「人はなぜこの世に生まれ、死んでいくのか」「人生の意味とは何なのか」とつねに考えてきたそうです。
華麗なる芸能界にいても、ジャングルの奥地に住む原住民の村を訪れても、その疑問が解けることはなかったそうです。
その答えを見出したのが、いまからおよそ10年前。お母様が亡くなってからのことです。生前、お母様とはある約束を交わしていました。それは、「もし亡くなって〝あの世〟があったら、知らせてほしい」というもの。
果たして、お母様が亡くなってから、いくつもの不思議な現象が起き、それから頭の中にメッセージが降りてくるようになりました。
・人は〝へその緒〟によって、あの世の先祖とつながっている。
・この世を幸せに生きた人は、愛のエネルギーとなってあの世に旅立つ。
・好きなことをして幸せに生きると、先祖たちは応援し、力を貸してくれる。
……それは、「あの世」と「この世」のしくみ、人生を生きる意味を明快に説明してくれる答えでした。
亡き母からのメッセージを読み解き、著者の人生をたどるときに見えてくる究極の真実とは?
『太陽にほえろ!』の裏話も満載!
感想・レビュー・書評
-
年代的に「太陽にほえろ!」を夢中になって観ていた世代なので、著者の名前は記憶にあった。だからこの本を見たときは、ただのタレント本、回顧録と思ったのだが、出版社の紹介文で「あの世とこの世のしくみ」「人生を生きる意味」が書かれていることを知って興味を持って読み始めた。
読後の感想としては、その直感は当たっていながら、ある意味でがっかり感もありという感じ。
その理由として、今まで読んだ「あの世」の解説の中で、ある部分において一番腹落ちしたこと。「あの世」が存在することは信じているが、この世の良質なエネルギーがあの世を生成するから、あの世はこの世にいる私たちを応援してくれるというところが腑に落ちた。
また、あの世とつながり、応援を受けるためには、母親とのつながりを大切にするという部分。1日に1度、母を思い、「大好き」と思うことで母親とつながれるというところに意を得た。これは私に取って、この先来るであろう母との別れを、やみくもに恐れず肯定的に受け取れるようになることにつながると思う。
ほかの本では、「魂を磨くために輪廻転生してくる」と書かれているものが多いけれど、この本では転生してくるのは「愛のエネルギーが足りない人」。落第生なのだそうだ。この解釈も初見。言ってみれば、あの世は誰も行ったことがない(行って帰って来た記憶のある人はいない)ので、この解釈は著者のお母さんの知見。いろいろなとらえ方があっていいのでは。
私に取ってスピリチュアルとは、大切な人に先立たれたとき、この世に残された人がただ悲嘆に暮れるだけでなく、よりよく生きていけるような考え方のこと。そういう意味で、この本を読む意味はあったと思う。
がっかりした部分は、中盤の自叙伝的な記述。全体的に見た時に必要なのかもしれないが、私には興味が持てなかった。いわゆるタレント本じゃんという感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
母親を通じてあの世とのつながっているようだが、中身の大半は自伝的内容。
あの世の話はわずかで何となく消化不良でした。