野良犬の成功法則 (サンマーク文庫 B- 105)

  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763184320

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  • チェック項目16箇所。飼い主に見放され逆境の中で生き残った「野良犬」は、強靭な精神と鋭い牙、真実を見据える強いまなざしとともに、「本当のプライド」を持つことができるのです。飼い慣らされた人間になるよりも、その人間を「飼う」ことすらできるかもしれない「野良犬」になれるとしたら、それはとても魅力的な生き方ではないでしょうか。私はその人に、「死ねなかったのは、あなたの強さだ」と言いたい、あなたの強さに自信を持ってほしいと思います、あなたが死ねなかったのは、強さの証、まさに野良犬の証なのです。「野良犬」は、効率よく目的に達するために、いろいろ知恵を絞ります、工夫します、手痛い経験の中で、どうしたらこの状況を乗り切れるかを必死で考えます、そんな、生きていくための「生」の体験は、「野良犬」でないとできません。成功のロジックとは、どうやら次の三つのようです、「社会が信用するノウハウを持っているか」、「社会が信用する経済力があるか」「社会が信用する人間性があるか」。「この野良犬、おれがエサをやらなければ、死んでしまうな」というとき、エサをもらえる「野良犬」になれるか、なれないか、それは大きな分かれ道です、相手に、助けてやろうと思わせるためには、何が必要なのか、それがマナー、つまり人としての原点なのかもしれません。「人の昔と書いてみろ。それを借りるというだろうが。人が何か借りることができるのは、その人の昔を見るからということなんだぞ。これを信用と言うんだ」。自分より少しでもできる人を尊敬し、その人の言葉を素直に耳に入れる、そんなふうにして上達した人は、自分をもいつしか尊敬できるようになります、それはうぬぼれではなく、自信です。ベンツでも、時計でも、家でもいい、それらを自分の欲求に忠実に、心から臨んだとき、それは原動力になります、欲は、人を動かす最大にして最強の動機です。私がこの商売を始めたときの元手は18万円、商売をやめて、借金を生産して残った金が19万円だったなら、それは1万円の黒字だと思います。TSUTAYAのバーコードを使った顧客管理の下に、多くのビデオ店は次々と駆逐されていきました。柿は甘くなるまでに時間がかかるのです、肥料を与えたり手入れをしたりしていると、いつしか実は熟れ、そして差し出した手のひらにそっと自然に落ちてきます、成功の果実も同じです、自分は、まだこの果実を食べるほどの人間ではないと謙虚になって、時を待つのです、チャンスとは待つだけのものではなく、「育てる」ものでもあるのです。「戦い」とは、なにも力と力のぶつかり合いとは限りません、まず「出す」ことによって自分の中を空にして、新たな何かが入ってくるのを待つことも戦いなのです。社員のモチベーションの高さこそが、会社を伸ばすことは確かです、そのためには、給料もまず「出す」ことで共存共栄を図る、これが仲間たちうまく共存していかなければならない「野良犬」が身につけた生き延びるためのひとつの方法と言えるのかもしれません。自分の将来に希望あるいは確信を抱いている人は、健康を大事にするということです、五年後、十年後の成功に向けて頑張っても、いざ成功したとき病気になっていては、どんな成功も意味はありません。この本があなたにとって、背中を押す存在となり、人生をより充実したものにすることができたとしたら、私にとってこんなにうれしいことはありません。

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