アホは神の望み (サンマーク文庫 む 1-7)

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  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763184931

感想・レビュー・書評

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  • 【本から】
    「苦しい時こそ笑っていられる」

    セレンディピティを呼ぶ条件の一つは、素直で注意不快目です
    第二の条件は、ムダを尊ぶ心です
    三番目は、その失敗や間違いから「何か」を見いだし、つかみとる力です

    単純とは力のことだと私はおもっています

    インテリの悲観論よりアホの楽観論

    「一生懸命やれば、天が悪いようにはしないだろう」

    「意図的に」いい遺伝子のスイッチをon

    いまの日本には漢字やカタカナが増えて、この「ひらがなの力」が欠けているように思えてなりません。いわば漢字は論理で、ひらがなは情緒といえますが、(略)

    満田久輝先生
    「世のため人のために役立つ研究や仕事をする」
    「自然の摂理を素直に学び、それを応用に結びつけていかなければ、学問は単なる理論の集積に終わってしまう」
    「私は常に、植物の立場に立ってものを考えている」

    しっかりと心定めを行うと、それに引き寄せられるように幸運も寄ってくる

    教育は確かに双方向性があって、教えることは二度と学びことだという格言

  • ( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )

  • Kindleで試し読み
    『神が好きなのは器の大きなバカ
    素直で正直なアホ』

    なまじ頭が良い人は手がつけられない。

    たしかに、本当に頭の良い人と小利口と
    いうのは違うんだろうな。

    いつも笑みをたやさず
    おっとりと、人にも自分にも優しい。
    そんなバカになりたいと思った。

    何かやっても失敗したり
    人からアホやなぁと言われても笑っている
    愚かという徳をもった
    フーテンの寅さんのような人

    わたしの好きな寅さんの名前も出てきた。
    愚かという徳、という表現が斬新。

    科学も理性だけてなく感性も必要
    ナイトサイエンス、デイサイエンス
    両方あるらしい。

    スティーブ・ジョブズの演説も
    Stay hungry, Stay foolish
    で終わっている。

    バカも美徳なのね〜
    愛されるバカになろう^_^

  • 普通

  • 著者はノーベル賞に一番近いと言われて数年が経ちますが、高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に成功。本書は著者の生き方が書かれています。「大きく深い鈍さを持て、利口であるより愚直であれ! 役立たずでムダなものこそ大きな突破口になる!」

  • 予想外に良かった。

  • 【キーアイデア】
    大愚になれ

    【目的】
    遺伝子をオンにする生き方を改めて実践するため

    【引用】
    ・こざかしく小さくまとまるくらいなら愚か者である方を選べ。それも常識なんかはみ出してしまう器の大きなバカになれ。
    ・理屈を超える「思い」の強さが成否を分ける。
    ・すべき治療をしながら、その結果については「前向きに放棄している」人、プロセスに力を尽くすが、結果は天の意思に預けてしまう人。こういう人は病気に心をとらわれることが少ないので、そもそも病気になりにくく、また治りやすいのです。

    【感じたこと】
    ・腹を決めて物事に取り掛かること。必ず人生がいいほうに向いていくのだと思う。

    【学んだこと】
    腹を決めてあとは天に任せる。
    陽気な気持ちで、常にいるように心掛ける。
    天の貯金、世のため、人のための行いを実践する。

  • 「こんなやつ、周りにもいるなぁ」と思いながら、最後まで楽しく読めます。

    個人的には第4章のダライ・ラマ法王の話が印象深いです。

    鈍いけれど、深く。
    素直で、正直に生きる。
    私もアホであり続けたいと思いました。

  • 最近思う。努力や根性、頑張りや一生懸命、合理的、論理的、知的、効率、お得、などなど、私達が「良し」とするものは、本当に「良い」のかな?と。
    この本を読むと、これらの共通点が、目に見えるもの、見えやすいものなんだなぁと、改めて気づく。
    サムシンググレートは、そういうものを人間が目指すことを、果たして、良しとしているのかなぁ?喜んでいるのかなぁ?と。
    それよりも著者のいう、笑いや素直、正直、愚か、陽気(ドンチャン騒ぎではない)がまず第一なのかもしれないなぁと。
    そしたら、いろいろついてくるのかなぁと。
    『インテリの悲観論よりアホの楽観論』というフレーズに、激しく納得!

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。米国オレゴン医科大学、京都大学農学部、米国バンダービルト大学医学部等を経て、1978年より筑波大学応用生物化学系教授。同大遺伝子実験センター長、先端学際領域研究センター長等を務め、99年に退官。83年に高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に初めて成功、世界的な注目を集める。90年、マックス・プランク研究賞、96年、日本学士院賞を受賞

「2021年 『コロナの暗号 人間はどこまで生存可能か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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