- Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763194640
感想・レビュー・書評
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おいしいものを食べたい、でも手をかけたくない、ズボラーのためのレシピ
図書館にあったので何気なく借りてみたのですが、面白かったのが巻頭のコラム。ズボラ料理とスピード料理、その根本的な違いとは?
著者はTVチャンピオンの3分料理人選手権でチャンピオンになった事があるらしく、その時の3分で作れるようにひたすら4日間練習し、その4日間が家庭料理において「早い」っていったいどういうことか真剣に考えるようになったとのこと。
千切りやみじん切りなら練習すれば少しは早くなるけれど、中まで火を通したり、こんがり焼き色をつけるのは努力で早くできるものではない。
結果、火が通りやすい食材を選ぶとスピードを優先するあまり味で妥協しなければならなくなる。
例えば揚げると早くなるけれどカロリー過多になるし、みじん切りするより機械のほうが早いけれど、家庭の場合いくら作るのが早くなっても後片付けも仕事。そっちが増えるってどうなの?とか。
いったい何のための速さなのか、3分で料理を仕上げるためにどんどん無駄な部分を削ったけれど、削ぎ落とした最たるものは料理を楽しむ心だった、その4日間、どんどん料理が嫌いになった。
あー、なんかよくわかるわ。正しくズボラしよう!
レシピそのものは割りと普通、というか、ズボラな私ゆえに既に実践済みってのが多かったかな?
いいなーと思ったのはトマトを摩り下ろすって技。うちはトマトを多用するんだけど、粗刻みでいつもやってたんだけど、摩り下ろしてみるのっていいかも。
表紙にもなってるなすのしぎ焼きは面白そう。塩水でアク抜きすると油を吸いにくくなるらしい。って、いつも考えずに塩水にしてたんだけど、そんな効果あるのかー??詳細をみるコメント0件をすべて表示