好き・のち・しあわせ

著者 :
  • サンマーク出版
3.74
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本棚登録 : 213
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763199355

作品紹介・あらすじ

なにげない日々をしあわせ色にそめる魔法。文筆業から雑貨づくりまで、「好き」を実現してきた著者が贈る、輝いて生きるためのメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  • この世界の中にたくさん溢れる「好き」なもの。
    私も好きをたくさん心に持って過ごすことが大好きなので
    「好き」はしあわせの始まり。に、とても共感できる。

    "壁を埋める写真/散歩の途中で歌う賛美歌/寝転がって語る理想"。

    ミランダ・ジュライ監督の「君とボクの虹色の世界」。
    とっても好きなワードがいっぱいでぜひぜひ見てみたい♡

    また好きが増えそうな予感にふんわり。
    写真が大好きな大段まちこさんなのもうれしい♡

  • 甲斐みのりさんつながり。その5冊目。

    エッセイは、なんとなく期待にそぐわなかったけれど、こちらは、まるで別の人がお書きになったのかと思うくらい、素朴で可愛らしい文章だった。半分ほどを読んで、全部読まなくても、楽しい手品や魔法の時間が解けてしまうみたいに思えて、面白かったけれど本を閉じた。評価的には3.5~3.8くらい。

    好きなものを蒐集し、開陳し、楽しく共有する。それはとても楽しい、女達の文化の表れだけど、どうしてこういう表現を生業になさったのか、その源流を、ご自身の言葉で、一生懸命語っておられる。読む方も急がずに

    『うんうん』『私もそうなのよ』

    と頷きながら、自分のペースで読むのが楽しい。そんな本だった。やはりこの方の真骨頂は、文字だけの本より、写真などが添えられたものだと思うが、それにしても。もっと大事なことは別にあって。

    男の人にも女の人にも、年代にかかわらず、それぞれのフェイバリットがあると思うのだが、それを大事にしたり、シェアして慈しんだり、盛り上がったりするのって
    人生のどの時期でやっても楽しいことだ。たぶんそれをシェアしやすくするために『推し活』なんて言葉や行動が定着したのだと、私は思う。ひとりでひっそり、好きでいるのもいいし、解ってくれそうな誰かと共有するのも楽しい。

    この本で扱っているのはレトロ乙女文化とか80年代以降のOliveに代表されるスウィートカルチュアなのだけど、これ、男性からみたフェイバリットの蒐集を本にしても、ちゃんと成り立つと思う。オタクなディープ会話や沼にハマるのが楽しいのは、誰だって垣根を取っ払って、生き生きした時間にその人を連れて行ってくれるからだ。そこに年齢は関係ないし、性別も関係ない。あるのは『好き』だけ。人生ハードモードでも、ドルチェ・ヴィータでも、自分を支えるには、フェイバリットの引き出しが、いくつあるかが大事なのだ。

    きっとそれは、多ければ多いほどいい。意外なものもあっていい。人生の晩年になってでも、きっとそれは増えてゆく。今日も好きなものを愛でて、つらい日々に黄金の一滴を加えよう。

  • いままで読んだ本の中で一番大事な本はどれかと言われたから、この本と答えます。

  • 甲斐さんは、小学生のころ観ていた「愛少女ポリアンナ物語」の主人公に影響を受け、「よかったさがし」を実践しているらしい。
    「一日にひとつ、なにかよかったと思えることを見つけて日記帳に書く」と決めているとのこと。
    私も日記を書いているけれど、最近愚痴が多くなったな。
    私も「よかったこと」を書こうかなと思いました。
    甲斐さんの本には「好き」「しあわせ」「よかった」とポジティブなワードが並んでいるので、読んだ後ホワーッと心が温かくなる。

  • 「好き」は、しあわせの始まり

  • ちょっとしんみりしてしまうエッセイ。

  • 2018.2.22

  • 2015年1月20日購入。
    2015年10月5日読了。

  • 私も好きなもののリスト化をしようと思いました❤

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 甲斐みのりの「すき」に対する気持ちが
    切々と書かれている。
    すごいよ。
    やはりこれくらい、突き詰めたいな、気持ちを。

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著者プロフィール

文筆家。静岡県生まれ。日本文藝家協会会員。大阪芸術大学文芸学科卒業。旅、散歩、お菓子、地元パン®️、手みやげ、クラシックホテルや建築、雑貨や暮らしなどを主な題材に、書籍、雑誌、webなどに執筆。主な著書に『歩いて、食べる 東京の名建築さんぽ』『歩いて、食べる 京都の名建築さんぽ』(エクスナレッジ)、『たべるたのしみ』『くらすたのしみ』(ミルブックス)、『一泊二日 観光ホテル旅案内』(京阪神エルマガジン社)、『クラシックホテル案内』(KKベストセラーズ)、『アイスの旅』(グラフィック社)、『にっぽん全国おみやげおやつ』(白泉社)など。

「2022年 『乙女の東京案内』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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