一歩を越える勇気

著者 :
  • サンマーク出版
3.91
  • (143)
  • (173)
  • (121)
  • (23)
  • (6)
本棚登録 : 1185
感想 : 172
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763199799

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 冬山に一度登ってみたくなった。
    下山中に遭難、力尽きるケースが増えるのは目標の達成と燃え尽きによるものが多いとのこと。
    目的に対する目線の高さ、目的観のようなもの、人としての成熟度まで試されていく状況はすごいなと。

  • 夢・志を持つこと、それに向かって突き進むことを再認識。

    山に登るのは手段の一つ。目指すところは、若者にメッセージを伝えること。
    先日、偉い方が仰ってたことと同じ。手段と目的の違いは意識しないと。

    ・すごい人のお友達はすごい人。わらしべ登山家。

  • 想定していた内容・・・かなぁ。この手の本、嫌いじゃないんでwただ表紙の美しさについつい手にとって見たってトコですわ。なんだかんだ言ってまたこの手の本を読んじゃうんだなぁw

  • 786.1 ク 登録番号9031

  • すべては0から始まる

  • 会社デスクで読了
    個人的に興味がある人だけれど、本としてはやはり本職じゃないし
    いまいちなのは仕方無しかも。
    沢木耕太郎の「凍」の様な内容を期待していたので、ちょっと肩透かし。
    けど変わらずこの人には興味を持っておりますのよ。

  • 「山に避難するなよ。山を通して人を知り、人を通して自分の使命とは何かを知りなさい」


    ことばの言い回しの好みとか、繰り返しが多かったりしたけど読んでよかった。
    読んでる最中、ふっ と『もののけ姫』の場面が出てきた。新体験!アニメやし、映像の中でしかみていないのに、フラッシュバックのように脳裏に出てきてもののけ姫の素晴らしさを改めて知った。

  • 橋本図書館にて借出。
    一昔前に書店で並んでいたのをなんとなく覚えていたので借りてみた。
    筆者を知らなかったのでググってみたけど、意外と批判が多い人物なんですね。
    登山の世界はよくわからないけど、同世代の冒険家ということで、共感・感銘を受ける内容もあった。

  • 電子書籍にて読了。
    動画付きなので、臨場感が増してGOOD。
    著者の感情や思いが直に伝わってくる。
    へえ〜今時の若者は熱いんだ〜って嬉しくなりました。

  •  昨年講演会へ行ってから、我が家では栗城くん呼ばわりして応援しています。それだけ親しみやすい人柄ですね。レベルは違いますが、私も単独登山を好むので、栗城くんの気持ちがわかる気がします。

     そしてアルピニストにしては、講演は上手いし、文章も上手いです。この本も想像以上でした。心に突き刺さりました。彼は皆に勇気を与えたい気持ちが人一倍強く、それでいて謙虚なので、多くの共感者がいるんだと思います。

     これからの挑戦も応援しています。

     ありがとうございます。

    以下、本書で共感した箇所です。

    ☆page.5

     ある方が、成功の反対は失敗ではなく、何もしないことだとおっしゃっていました。失敗は成功と同じカテゴリーにあるのです。

    ☆page.16

     僕が十七歳のときに亡くなった母と交わした約束、「一生懸命生きる、弱音を吐かない、そして最後に『ありがとう』と言える人生を送ること」。

    ☆page.57

     生き抜くこと---それは最後に感謝できる人生を送れるか。

     「死」と隣り合わせになることで「生」を感じ、生きていることへの感謝の気持ちが出てくるのだ。死を覚悟することによって、自分は何のために生きるのか、何に命を果たすのかを考えるようになる。

    ☆page.95

     僕は「山との対話」をしながらの登山を目指し、単独で登っている。誰かがそばにいると気になってしまい、純粋な登山ができないのだ。

    ☆page.116

     夢や目標を口にすることによって、まわりに伝わって共鳴する。そうすると支援してくれる人や、そのとき自分が必要とする人が必ず現われてくれるのだ。

    ☆page.118

     人の夢は絶対に否定してはいけないということ。どんな夢であろうと「おまえは絶対に無理」と言われた瞬間に、希望が消えてしまうからだ。

    ☆page.119

     夢を持つだけで、自分が前向きに生きられる。もちろん失敗や挫折もあるだろうが、それは決してマイナスなことではないのだ。失敗は終わりではない。夢をあきらめ、歩みをなくした瞬間にすべてが終わるのだ。

    ☆page.131

     この豊かな日本をつくってきた先輩の方々が僕に伝えたかったのは、「日本の若者に夢を持ってもらいたい。そして夢にチャレンジして明るい日本をつくってもらいたい。それは若い人でなければならない」というメッセージではないか。

    ☆page.132

     夢には二種類ある。それは、かなう夢とかなわない夢だ。そしてそれには法則があって、かなう夢は必ず世のため人のためを考えていて、たくさんの人たちが支えてくれる。逆に、自分の欲望を満たすだけの夢を持っても、誰も応援してくれることがなく、いつしかそんな自分を嫌いになってしまって、かなわなくなってしまうと思ってる。

    ☆page.148

     人間が本当に力を発揮できるときというのは、すべてを受け入れられたときなのではないかと思う。

    ☆page.157

     誰かが勇気を持って、地上に一歩を踏み出さないといけない。人類というのは、必ず進化していかなければいけないから、誰かが、誰も踏み出さない一歩を、踏み出さなければいけない。

    ☆page.158

     誰かが少し目の前のことに立ちすくんでしまうときに、自分たちの挑戦が、誰かの可能性を広げる手助けになればいいなと思っている。

    ☆page.161

     雲の上は必ず快晴無風の青い空が広がっている。空はどこまでも広がり、そして、深く大きい。さらに、その空の向こうには、無数の星々が広がり、宇宙が広がっている。振り向くと青い地球だけが見えていて、気がつくと自分が悩んでいたところは小さく、気にすることではないのではないかと思えるのだ。

     僕はいつもこの景色を心の中で描いていた。

     それは想像の世界ではない。すべて現実にある世界なのだ。

     だから、僕はこの地上での小さな悩みに翻弄されることはない。なぜなら自分の心は空の上、無限の世界に向かっているからだ。

    ☆page.169

     「単独」とは孤独なのではない。その未知の世界と一体化することが。エベレストと僕、一対一の関係だ。

    ★★★★★

全172件中 31 - 40件を表示

栗城史多の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×