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- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763910455
感想・レビュー・書評
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重厚な内容にこのお値段に大満足。
森岡先生の著者は人間とはなんだろうと深く考えさせられるものが多い。
脳については解明されていないことが多いが、逆にわかってきたこともたくさんある。
にも関わらずリハビリテーションの現場では未だに人間機械論、行動主義的な治療が展開され、既存の治療法を信じて疑わないセラピストが沢山いる。
人間を理解するのは中々容易いことではないが、人間を反射理論などで簡略化して考えるならば予後通りの経過しか辿らないのではないだろうか。
本書は脳の機能の説明→実験→結果→考察のような流れで書かれているため説得力のある内容だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
非常に難しい!!
何度か読み返す必要あり。 -
高次脳機能の中の注意・記憶・言語を中心に、そのメカニズムが記載され、さらに人間らしさを司る心や思考、意識へ話しを展開し、未だ解明できないことやリハビリへの新たな提言を示してくれている一冊である。人の脳は相手の脳がいないと発達できず、その相互作用の中で自我は形成される。最後の章のクオリアは少し難しいが、脳のメカニズムに関しては分かりやすく書かれてある。認知運動療法はまだやや抵抗はあるが、まずは脳機能の理解は必須と思う。そのための一冊であり、今後自分なりのリハを提供していければと思う。
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