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- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784764603202
作品紹介・あらすじ
わが国における日独関係史の研究は、日独防共協定や日独伊三国同盟の締結などに関しての優れた研究は多いが、外交史などに限られ日独両国の戦争指導や同盟作戦の問題点などに関する研究は殆どない。この空白を埋めるのが本書である。また、日独間だけでなく、日独両国の動きに対する米英ソ中などの動向-日米関係から日中、日ソ、日英関係など多国間関係を複眼的に分析した。さらに、第二次世界大戦への道程と、敗戦後の日本の現状をコミンテルンの視点で分析。コミンテルンを加味した歴史が新しい視点を提供するであろう。また、戦前の日本の対外政策は陸軍主導ではあったが、常に陸・海・外の三省が調整して国策を決めていた。時には松岡洋右や白鳥敏夫などに代表される革新官僚が大きな影響を与えた。これら革新官僚による戦後の外務省史観形成に対する責任の追求は隠蔽・改竄されている。タブー視されてきた外務省の戦争責任や東京裁判史観への責任をも明らかにした。
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