世界の美しい本 世界で最も美しい本コンクール入選作品コレクション

制作 : グラフィック社編集部 
  • グラフィック社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766123937

作品紹介・あらすじ

印刷博物館で収蔵している世界で最も美しい本コンクール受賞作品、
世界各国の造本コンクール受賞作品(ドイツ、オランダなど10か国) 過去4年分、約1000冊の中から選ばれた200点を掲載している書籍です。

チューインガムのポイ捨て防止ポスターを集めた本などテーマがおもしろい本、
飛び出す絵本や磁石入りの本など凝ったブックデザインの本がせいぞろい。
世界各国の珍しいブックデザインが楽しめます。

感想・レビュー・書評

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  • 美しい本。凝った本。工夫された本。楽しい本。そしてちょっぴり変な本。

    「世界で最も美しい本コンクール」というのがあるのだそうである。目下の所、世界でただ1つの国際ブックデザインコンクールであり、ドイツ・ライプツィヒで毎年行われる。各国のブックコンクールの入選図書から、毎年600点ほどが応募され、最終的には14点が選び出される。
    このコンクールの入選作に加えて、ドイツ・オランダ・スイスを初めとする、各国の入選作も紹介した本である。

    「本」の可能性を追求した本が続く。
    タイポグラフィが凝った本、小冊子が綴じ込まれた本、紙質を途中で変えた本、次のページの文字がうっすらと透けて見える本、ピクセル画のイラストが楽しい本。リング綴じのスケッチブックのような雰囲気の本。
    この辺までは「紙の本」です。が、それだけには留まらない。
    磁石でくっつく2巻組の本。金属板でつながれた2冊組の建築作品集、なんてのもあります

    二次元を飛び出しちゃったものも。アルファベットの飛び出す絵本に、ページをめくると徐々に街が大きくなっていくポップ絵本。

    表紙からたくらみたっぷり。
    コンセント付きで、電気を通すと表紙の文字が点滅し、感熱紙に手で触れると言葉が現れる本。いや、なんじゃそりゃ。
    表紙にスクラッチが使われていて、ひっかくと下からビジュアルが出てくる本。
    表紙が白紙で、タイトルが小口にレーザーカットで刻印されている本。

    読みたいな、と思ったのは:
    ・アイソタイプやプクトグラムの本(ノイラートとアーンツによる)。
    ・放射性廃棄物の分布を示す本。
    ・ヒツジを数える本(ヒツジの写真なのだが、中には1頭に8本の足があるように見えるものがあり、油断ならないらしい)
    ・50の無人島の本(副題が『私が行ったこともなく、決して行かないであろう50の島』!)
    ・ロシアの童話の本(切り絵と書体がマッチして独特の雰囲気)
    ・存在しない本を集めたビジュアル集
    ・記入用紙だけを集めた本(役所の届出書類やエントリーフォーム集(^^;))

    家に置いて毎日見たいというほどではないけれど、待合室なんかにあると楽しいだろうなという本。ブックカフェなんかにも似合いそうです。

    • PYON*さん
      無人島の本あったっけと思って
      もう一度開いて見ました。
      副題がある意味インパクトですね。

      パラパラ見ていたけど
      ちゃんと読んでみ...
      無人島の本あったっけと思って
      もう一度開いて見ました。
      副題がある意味インパクトですね。

      パラパラ見ていたけど
      ちゃんと読んでみるとまた面白いですね。
      2014/09/21
    • ぽんきちさん
      PYON*さん

      コメントありがとうございます。

      をを。この本、お持ちなのですね。
      私は図書館本でして。久しぶりに見るとまた新...
      PYON*さん

      コメントありがとうございます。

      をを。この本、お持ちなのですね。
      私は図書館本でして。久しぶりに見るとまた新しい発見がありそうです(^^)。
      2014/09/21
  • 「近現代のブックデザイン考 I」
    会期 2012年10月22日(月)-11月17日(土) 特別開館日:10月28日
    休館日 日曜日(ただし特別開館日をのぞく)
    時間 10:00-18:00(土曜、特別開館日:17:00閉館)
    会場 武蔵野美術大学 美術館 展示室2

    http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/1488

    グラフィック社のPR
    「毎年、世界30か国の造本コンクール受賞作品の中から14冊が選ばれる「世界で最も美しい本」コンクール。その受賞作品と、世界各国の造本コンクール受賞作品を収録した本ができました。
    印刷博物館で収蔵している世界で最も美しい本コンクール受賞作品、世界各国の造本コンクール受賞作品(ドイツ、オランダなど10か国)過去4年分、約1000冊の中から選ばれた200点を掲載。テーマがおもしろい本、凝った造本の本がせいぞろい。世界各国のブックデザインが楽しめます。デザイナーの方はもちろん、本好きな方への贈り物としても喜ばれるコレクションブックです。」

  • 楽しい。
    それぞれの本に添えられた短く淡々とした解説もよい。

  • 海外の美しい本が知れて楽しい

  • <閲覧スタッフより>

    --------------------------------------
    所在記号:022.57||セカ
    資料番号:10215636

  • 本の本

  • コンクールの受賞作品や、ドイツオランダスイス、フランス、チェコ、イギリス、オーストリア、オーストラリア、カナダや中国など国別の作品なども。
    カタログから展示会、多めで、普通のアート本や、年次報告書など。

  • <閲覧スタッフより>
    「世界で最も美しい本コンクール」入選作品から選りすぐりの200点が紹介されています。布や金属を使った本。開くと立ち上がるポップアップ絵本。「本」は完成されたメディア形態でありながら、これほどに多種多様なんだなと感じる1冊です。
    --------------------------------------
    所在記号:022.57||セカ
    資料番号:10215636
    --------------------------------------

  • こういう本もあるんだなぁと。
    装丁もデザインも様々で。

    p32、ナチス時代の資料をまとめたドイツの本。
    紙を変えたりクリップ使ったりって、なんだか中がとても気になる。

    p104 表紙や背には何も書いてなくて、ページをめくる側にタイトルが刻印。
    これボコボコしているのかな。 指でなぞってみたい。


    モノクロ、カラフル、カタログ、絵本。
    小冊子から分厚い本まで。
    パラパラ見ているだけでおもしろい。

  • 所在:展示架
    資料ID:11230396
    請求記号:022.57||G95

  • 日本語はローマ字やアラビア数字が無く縦書きだったら綺麗だと思うのだが……難しいね。

  • 以前見たことのある珍しい装丁の本の本が面白かったので読んで見たけど、以前ほどじゃなかったなー。好みの問題かもしれないけど;美術館館長退職の本は国営か市営だったら豪勢にやりすぎでは???と思ってしまった。有志?(心狭いけども)それにしても日本の絵本って4色がメインだけど外国のは特色で優れたものが多いなーと感じた。こうゆうのも色への教育になるよねーCMYKで表現できない色だったりするし。一番ダメなのがP110みたいなヤツ。自己満足にしか思えない^^;デザイン・製本・コンセプト含めて個人的に好みなのはP17,22,60,61,80,103,112,120,126,133,144,172,178,180,181,182,194,195

  • 【ひとことポイント】
    本に固定概念なんてないのだ!

    毎年3月にドイツのライプツィヒで開催されている「世界で最も美しい本コンクール」というものがあります。
    決まった形式などなく、ただ美しいかどうか!
    中には最初から折られている本や、不思議な題材に注目したものまで多種多様…
    今年のコンクールでは銀賞に日本から出典の「魯迅の言葉」という本が選ばれました。

    <情報学部 N>

    企画コーナー「成長する本棚」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
    展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2013/6/6~】

    湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1626279

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784766123937

  • 請求記号:022.57/Gur

  • 毎年ドイツで開催されているブックデザインのコンテストに入賞した作品(本)と、各国の応募作品をラインナップ。

    うっとり見とれてしまう素敵な本たちばかり。
    ヨーロッパからの応募が多いようですが、中国の本もアジアらしさを程よく出していて良かった。

  • 美しい本という視点だけでなく、変わった本、面白い本などもあり。
    文章がほとんどなく、写真ばかりなので昼休みの20分くらいでだだだーと見終わった。
    ちょっと物足りない。

  • 美しい、楽しい本がいっぱい。

    ですが、
    本を簡単に紹介したりデザイン等軽く解説するのみなので、パラパラめくって目の保養で終わってしまう方も多いかもしれません。

  • 造本コンクール受賞作品を200点収録。
    オランダとスイスのブックデザインがやっぱりすごい。
    中国の本は多数掲載されてるが、日本の本は一冊もなし。

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著者プロフィール

1963年創業。デザイン書、美術書を中心に、さまざまなテーマをユニークな視点でとらえ、ビジュアル性と実用性に重点をおいた書籍出版を行っている出版社。

「2022年 『来るべきデザイナー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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