ブクログ大賞

まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?

  • 166人登録
  • 3.72評価
    • (10)
    • (11)
    • (16)
    • (1)
    • (1)
  • 21レビュー
著者 : 小林章
  • グラフィック社 (2013年11月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766125443

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
伊藤 計劃
ヴィクトール・E...
エリック・ブリニ...
有効な右矢印 無効な右矢印

まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?の感想・レビュー・書評

  • 日本の看板はなぜ丸文字が多いのか? 実際に看板職人に理由を聞いてみると、なるほどな理由。あとは、いろいろな国の街で見かける文字の紹介。タイポグラフィが好きな人には楽しい内容だろう。でもどれだけ需要あるのか・・・。

  •  フォントのデザイナーである著者が、街中の文字、まちモジのフォントについて書いた本。

     ドイツ在住の著者であるが、職業柄、街の文字やフォントが気になり、写真におさめたり記録したりしている。すると、日本の街には丸ゴシックが多いことに気づく。

     道路標識の文字や看板に丸ゴシックが多い。同じ漢字圏の中国や香港では角ゴシックが多いのになぜなのか。

     また、著者が住むドイツや、その他仕事などで行かれたフランス、イギリス、アメリカなどの街角の看板や道路標識の文字の写真もたくさんあります。
     ドイツの筆記体って独特ですね。

     ひたすら文字を追いかけて写真を撮られ、たくさんの発見がありました。
     デザインには疎くても、文字に関するいろいろなことが分かって面白かったです。

  • 著者はドイツでフォント開発をしている方。
    街の中にある文字を集め、解説を加えている。

    デザイン屋さんだったり、看板屋さんだったりしなくても、おもしろく読める。

    世の中には色々な文字の形があり、それぞれの文字が与えるイメージに、知らず知らずのうちに影響されているのかな、と思う。

  • 街中のタイポグラフィに色々な角度から分析をしていて面白かった。印刷物よりも誤植などがあって面白い。

  • 日本語の看板部分はテンポよく
    なぜ丸ゴシックが多いのか?
    →手描き看板の時代に丸文字の方が素早く描けるからという一説

    いまはカッティングシートが主流だけど、シャッターにシートは合わないのでそこでは手描きが腕を振るうのだそう。私も著者とおなじ、手描きの味のある看板がすきです

    後半部分は頭で考えて納得することが多く、読むスピードが落ちた。まちを見るときのレイヤーにフォントが加わるというのは、たのしそう

  • タイトルを見て一目惚れして購入。
    フォント製作者が世界で見つけた看板を考える本だった。フォント入門に最適かも。

  • ◆見た目にもたのしい、世界中の街角でみられる文字のフォントについて教えてくれる本です。たとえば「とまれ (STOP)」の標識ひとつとっても国によってデザインが異なっています。◆とりわけ日本では、「とまれ」といった道路標識をはじめ、いたるところで丸ゴシック体が用いられています。鉄道やバス停の駅名や車体の方向幕、銀行の看板などなど。中国などの漢字圏とくらべても、あきらかに丸ゴシック体が多いようです。
    ◆なぜ日本では丸ゴシック体が用いられたのか。それは描きやすさと見た目を両立した職人技に由来するものだったようです。一方で、なぜ他国(とくにおなじ漢字圏)では日本ほど丸い字体が用いられることはなかったのかという点については、明確な説明は見受けられなかったと思いますが、他国でこうした看板が導入されるころには、すでに手書きではない生産方式が確立されていたのかなと思いました。
    ◆額縁に収められることもなく、人によってつくられ、人に使われ摩耗してゆくデザイン。デジタルフォントを製作する著者がそんな「まちモジ」に愛着を示す気持ちが少しだけ分かった気がしました。

  • フォントのふしぎほどの驚きはなかったが、やっぱりオモシロイ。街中の文字を見る目が変わるなー。一流どころは文字の形にまで配慮ができている。さすがだわ。
    風景や人物じゃなくても楽しい、キレイな写真がたくさんあります。

  • 2013年11月刊。
    書体デザイナーさんによる、街の看板や標識などの「フォント」に注目した写真の数々と考察。
    写真がいっぱいで、楽しい本です。

    前作の『フォントのふしぎ』が欧文フォントの本だったので、こちらは日本語フォントに注目した本なのかな?…と思ったら、日本語のフォントの話は4分の1ぐらいだけでした。

    海外の看板では角ゴシックがほとんどなのに、なぜ日本の看板は丸ゴシックが多いのか?
    その理由の1つとして、「看板職人さんが、丸ゴシックの方が簡単に書けるから」という考察は面白いですね。

    最後の『フォントって、こうやってつくってるんだ』は、とても興味深く読みました。
    例えば、隣り合う文字によって、文字と文字の間隔をソフト側で自動的に調節してくれる「カーニング」。
    これ、機械的に数字で決め打ちにしているのではなく、なんとフォントデザイナーがそれぞれの文字の組み合わせを実際に目で見ながら値を調整しているそうです。
    その組み合わせは、数千パターンにも及ぶというからびっくり。

    デジタルフォントでも、職人さんの手によってこれほどの微調整が加えられていたとは…。

    ↓詳しくはブログをご覧ください。
    http://nishi248.blog60.fc2.com/blog-entry-1159.html

  •  この本を読んでみるまで、看板文字なんて気にしたことがなかった。看板文字にもいろいろあり、「まちモジ」の違いについて写真を載せて紹介した珍しい本だ。

     著者曰く、丸ゴシックが選ばれてきた理由を次のように述べている。「遠目でも読めること、オフィシャルに見えること、そして手で書くときに効率が良いこと」としている。

     他にも考えられる理由としては、特に「禁止」に関する注意書きの場合、丸ゴシックでないと角が立つと考えられる。柔らかい印象を与えて、不快感を読み手に与えないようにしていると思うのは考え過ぎか。

     ドイツの文字は独特の字形と著者は述べているが、ドイツ語アルファベットには、ウムラウトの付いた3文字(Ä, Ö, Ü)及びエスツェット(ß)がある。写真を見ていると、ごつごつした文字が目につく。ドイツ人の気質を表しているような気がするが気のせいか。

     他にも、ロンドン、フランス、アメリカ、香港、ブエノスアイレスなど得使われている「まちモジ」も取り上げられている。「まちモジ」に注目すると何か見えてくるかもしれない。

    ドイツ語の特徴

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E8%AA%9E%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88

  • フォントのふしぎから入った自分が読むことは必然だった。次は更に踏み込んだ本お待ちしてます。

  • タイトルの回答に関してはスッキリ。その他もかなり面白い。

  • タイトルに惹かれて読んで、その理由はちゃんと書いてあるのでとりあえずは満足すべきなんだろうが、正直だいぶ食い足りない。世界的なフォントデザイナーがフォントの話を書くんだから、もう少しフォントの成り立ちとか、デザインのセオリーなんかを読みたなかった。何冊か書いているみたいだが、そういうのは別の本に書いてあるのかな。

  • こんなにも豊かに「文字」の有り様を読み取れると、町歩きはさぞ楽しいだろう。花の名をたくさん知る人との散歩のような嬉しさに満ちた本。

    なぜ日本語の手書き看板は丸ゴシックが多いのか、にはハッキリとした理由があった。形は作り方に従うのだ。

  • 看板職人の技!

  • フォントとはなんぞや。フォントデザイナーの眼で見た日本の看板、外国の看板。日本の看板文字にはなぜ丸ゴシックが多いのか。僕は丸ゴシックって好きじゃないのだけど、理由を聞いて納得です。
    その実例と、謎解きから入り、各国の看板やフォントデザインのお話。カッコイイもの、カッコ悪いもの(見やすい、見難いと言ったほうがいいか)を、きちんと説明してくれているので、フォントをきちんと使えないデザイナーには参考になるだろうなあ。こだわった結果だと思いますが、この本自体はゴシックで書かれています。果たしてその心は?

  • ヒラギノ明朝の欧文、AXIS、Cliffordなどの名作フォントを世に出す
    世界的に有名な小林章の本は何が何でも読みたい。
    しかも、カメラ片手に散歩しながら、フォントという切り口で街場を観察するなんて、常人にできることではない。
    プロの目に街の風景はどんなふうに映るのであろうか?
    副題にある日本の丸ゴシック問題は、本書のテーマのひとつにすぎない。
    目次は次のように三章仕立て
    第一章 日本に丸ゴシックが多い理由
    第二章 世界のまちモジ観察
    第三章 フォントの世界

    学問書ではないのでものすごい結論を期待する必要はないが、作者が手書き文字を書く看板屋を訪れる場面は実に面白い。
    看板屋が文字をどのように書くのかは是非見てみたいと思っていたのだが、丸ゴシックと角ゴシックでは筆を入れる回数やテクニックなどがずいぶんちがうらしい。
    このことを知っただけでも本書を購入した甲斐があったというものだ。

    小林章のより本格的なフォント解説書が読みたければ『欧文書体:その背景と使い方』が書体への最良の手引きとなる。

  • 手描き看板職人さんの話がまた面白い。

  • 謎が解き明かされるんですね!

    グラフィック社のPR
    「世界で活躍するタイプディレクター/書体デザイナーの小林章さんが世界の街角で撮影した標識や看板の文字について語ります。
    今回は、日本の標識や看板だけなぜ丸っこい文字(丸ゴシック)が使われているのかに着目し、外国の標識を調べたり、看板職人に取材したりしながら、その秘密に迫ります。
    そこには日本だけで丸ゴシックが多く使われてきた驚きの事実が。
    そのほか、ヨーロッパ、北南米、アジアで集めた街中の文字やマクドナルド、ルフトハンザ航空で使われているフォントなど、身の回りの文字を観察し、17 か国、350 点の写真を53本のコラムで紹介。書体デザインの第一人者による文字観察本の決定版です。」
    http://www.graphicsha.co.jp/book_data.php?snumber3=1371

全21件中 1 - 21件を表示

まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?を本棚に登録しているひと

まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?を本棚に「積読」で登録しているひと

まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?の作品紹介

世界の街角で集めた文字350点。その秘密に迫る。文字観察本の決定版!!

まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?はこんな本です

ツイートする