モーション シルエット

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  • グラフィック社 (2015年10月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (12ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766128116

モーション シルエットの感想・レビュー・書評

  • [墨田区図書館]

    各見開きの間に固い紙で作られたオブジェが一つ。そして暗闇の中でライトを右から、左から照らしてオブジェの影を左右のページに映し出すことで話を綴る新しいタイプの絵本。

    一冊ごとの手作り絵本だということで、受注発注生産らしく、お値段も5000円超と個人では手の出にくい賞品ではあるけれど、好きでも嫌いでも一読の価値はあり。

    きっと面白がるだろうと思った息子も、夜に読んだせいもあってか、予想以上に「ライトで照らし出す影」という設定に喜び、ライトを持っていると部屋中をひっかきまわす羽目に(笑)

    やっと見つかったライトは豆電球が3つついているタイプだったので、蛍光灯の光よりはしっかりとしていても、三重のややぼやけた線になりがちだったけれど、それでもしっかりとした影を作れてより楽しめた。

  • 印刷博物館 ばいて

  • 見開きの間に切り絵(ポップアップ)があり、左右から光を当て、本体に影を作ることで物語が成り立つ仕掛け絵本。
    手製本だったものを技術的な改良を加えこちらの普及版が完成したそうです。『あやしい絵本(別冊太陽)』に掲載され読みたくなり地元の図書館で予約、相互貸借を活用し読み終えました。英語と日本語を併記している大人向けの作品で、その繊細な切り絵と絵本のコラボに感動。影絵と絵本を合わせるとこうなるのね。オフ会に持参しスマホのライトを使い紹介したところ好評でした。絵本好きは絶対に一度は手に取るべき、おすすめです。

  • あざやかな色彩を帯びた記憶にはっきりとした姿形があったとしても、降り積もる時間によってその色は少しずつ失われ、輪郭は変えられていく。
    風にゆらぐ霧みたいな影絵の町が頭の中につくられてしまう。そこに住まう影たちは欠落を表しているのだろうか。
    けれども今は、そうではないと信じたい。
    影のある場所には必ず光があるから。
    明るすぎる午後、空からすべり落ちる光は瞼の上、肩の上、膝の上へと移ろい、思い思いのかたちを地面に写しとっていく。浮かび上がる物語を許されて眠るような心地で聞き、胸に刻もうとした。
    涙のあとの静かな祈り。

    〈As the moon rises,
    The train slowly starts heading toward the heavens.
    On a track that leads to faraway stars.〉

    その列車が月を通過するのを、うれいをわらいに反転して見送ります。

  • 【2015本交換会】
    もぐぴよさんからいただきました。光(影)を利用した仕掛け絵本、日本語と英語で詩が添えられています。
    こんな仕掛け絵本があるなんて!
    静謐な世界観に浸れる本です。

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モーション シルエットの作品紹介

ライトをつかって楽しむあたらしいしかけ絵本。2015年度世界で最も美しい本コンクール銅賞受賞。

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