人造美女は可能か?

著者 :
制作 : 巽 孝之  荻野 アンナ 
  • 慶應義塾大学出版会
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本棚登録 : 109
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766413014

作品紹介・あらすじ

人造美女。それは理想の女性-。彼女たちは、どこから来たのか?彼女たちは、どこへ向かうのか?精鋭の10名が、美女たちの魅力、神秘、歴史、誕生に迫ろうと、文学における自身の専門分野からあますところなく論じた人造美女解体新書。

感想・レビュー・書評

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  • 一番の収穫は、マラルメ。

  • アリカ嬢の『ゴスロリ≠メイドorコスプレ』論やアリスへの見解は、好事家及びゴスロリ愛好家の自分にとってまさに「言ってくれた!」というものだった。

  • 10人の著者が各々ピグマリオン神話からホフマン『砂男』を始め、マラルメ、ヴェルヌ、ルーセル、ポオ、リラダン、映画『メトロポリス』、ゴスロリを身に纏う少女、恋月姫の球体関節人形、バービー、エヴァンゲリオン、イノセンスといったテーマから「人造美女」という志向性を見出した論考集だが、浅かったかな、という印象。これだけは言わせて。エヴァは「ロボット」じゃないし、草薙素子はバトーの「元恋人」じゃないから。ワタシにとって「人造美女」は『未来のイヴ』のハダリー、SFのアンドロイド達、そして球体関節人形。

  • ぶっちゃけムズい。
    でも何度も読み返してしまう。

  • アリカ様がゴスロリについて述べています。
    表紙は恋月姫さん。
    なぜか学校の図書館にあったので借りました。
    自分でも購入しようかと検討中です。

  • アリカさん関連ということでチャレンジしたわけですが、なかなかきつかったです。今思えば、ここからマラルメの名前をしったりしたのだなぁと。結構世界が広がったので、また機会があったら挑戦したいものの一つです。

  • 普通に面白かった。特に宝野アリカ氏のアリス論(?)に感動。しかし人形・フィギア・おたくのお決まりの関連付けはあまりいただけない感じ

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著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授、慶應義塾ニューヨーク学院長/アメリカ文学思想史専攻/コーネル大学大学院博士課程修了(Ph.D., 1987)/単著に『ニュー・アメリカニズム—米文学思想史の物語学』(青土社、1995年度福沢賞)、『リンカーンの世紀—アメリカ大統領たちの文学思想史』(青土社、2002年/増補新版、 2013年)、『モダニズムの惑星—英米文学思想史の修辞学』(岩波書店、2013年)、『メタファーはなぜ殺される—現在批評講義』(松柏社、 2000年)、『盗まれた廃墟—ポール・ド・マンのアメリカ』(彩流社、2016年)、Full Metal Apache(Duke UP, 2006年)、 Young Americans in Literature (Sairyusha, 2018)。監修に『脱領域・脱構築・脱半球—二一世紀人文学の人文学のために』(小鳥遊書房、2021年)など。編訳にラリイ・マキャフリイ『アヴァン・ポップ』(筑摩書房、1995年/北星堂、2007年)、共編に The Routledge Companion to Transnational American Studies (Routledge, 2019)他多数。

「2022年 『慶應義塾とアメリカ 巽孝之最終講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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