民族の表象―歴史・メディア・国家

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著者 : 羽田功
  • 慶應義塾大学出版会 (2006年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766413106

民族の表象―歴史・メディア・国家の感想・レビュー・書評

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  • 羽田功編『民族の表象 歴史・メディア・国家』慶應義塾大学出版会、読了。種や国民と一致しない民族とは何か。共通意識は外部との差別・差異化によるが、メディアの役割は大きい。本論集は、民族の唯一性が開示されるそのプロセスに注目する。 http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/4766413105/

    民族とは近代に作られた観念共同体だが、その核心をなすのは「コミュニケーションの媒体である言語そのものではなく、いわゆる『メディア』によって伝えられる多種多様なイメージの集積物であり、その意味において『民族』とは『メディア』による構築物」。

    本書が取りあげるのは、欧州におけるユダヤ人、ドイツ人、キューバ、パレスチナ、そして近代日本と古代中国。歴史なき実験国家アメリカのイメージ創造(アメリカ的身体)創出には、「時計、石鹸、星条旗」(鈴木透論文)が動員とは興味深い。

  • 民族文化論という授業でテキストとして使いました。すごい面白い授業で、「民族イメージ」を考えるというのがテーマでした。例えば、日本人は着物を着てお箸でご飯を食べる。というように、それが現実かはともかく、他の国の人から見たある国のイメージというものは凝り固まりがちです。ブラジルは踊ってそう、とかもそうなのかもですね。とてもおもしろい一冊です!

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民族の表象―歴史・メディア・国家の作品紹介

「民族」とは近代に作られた観念的共同体だが、その核心をなすのはコミュニケーションの媒体である言語そのものではなく、いわゆる「メディア」によって伝えられる多種多様なイメージの集積物であり、その意味において「民族」とは「メディア」による構築物である。-本書では、民族とは関係性の産物であり、メディアによる構築物であるという観点から、ユダヤ人、パレスチナ人/イスラエル人、ドイツ人、アメリカ人、キューバ人、ラテンアメリカン、中国人、日本人それぞれの「民族」イメージ形成過程を分析。「メディア」を通じて、自己や他者を意識することから始まる自己相対化や他者像形成のプロセスを検証し、「民族」とは何かを明らかにする。

民族の表象―歴史・メディア・国家はこんな本です

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