経済戦略のためのモデル分析入門

著者 :
  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766418538

作品紹介・あらすじ

モデル分析の本質は、その現象のメカニズムを把握し、どの要素がどの要素に影響を与えるのかを見極めることだ。本書は、政府の関税政策やCO2排出割当政策、さらに企業のSWOT分析や海外移転戦略など具体的な意思決定をとりあげ、戦略立案の考え方と手法を分かりやすく解説する。

感想・レビュー・書評

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  • ミクロ経済学の応用的な講義って、ちょっと技術が必要だなと思うことがある。理論だけ解説しても、「現実の問題にどう使えるのか」をイメージできる学生は少ないし、一方で普段やっているようなデータをいじって計量分析、というのは、多少専門的な用語や加工方法を知らないと面白みがわかりにくい。
    そうなってみると、結局この本のような技術やセンスが生きてくるような気がして、買ってみた。やっぱり慶応って面白い講義が多いんだなあ。

  • 本の構成はよくまとまっており、非常に明快です。
    また本書の中で用いられている数学はラグランジュのみであるので、
    ご存じの方はすぐに読めると思います。
    これは、シンプルな最適化理論で現実のあらゆる最適政策を分析
    しようというもので、ミクロ経済学の現実への応用としては興味深い点がたくさんあると思います。またMBAの経営学の面でもよい書物となるでしょう。
    普通の堅い経済学書を離れて柔軟な応用方法を知るにはベストです。
    ただ残念なことにハミルトンについて補論で言及しているものの説明が皆無でした。

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著者プロフィール

慶應義塾大学経済学部教授
 専攻 経済政策、経済理論

「2013年 『金融危機と管理体制』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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