データ収集・分析入門―社会を効果的に読み解く技法 (アカデミック・スキルズ)
- 慶應義塾大学出版会 (2013年6月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766420500
作品紹介・あらすじ
正しいデータ分析とは、どのようなものか?
研究者、大学生、大学院生、社会人に向けて、モラルや道徳を守りながら、人や組織の行動を決定づけるデータを収集・分析し、考察や提案にまとめる手法を紹介。
定性・定量データを扱う際の注意事項を網羅。
▼近年、社会調査やデータ分析を伴う実証的研究を行う大学生、大学院生が増えてきている。しかし一方で、データの取り扱いに配慮が足らず情報提供者と軋轢を起こしたり、客観性に乏しい意味のないデータばかり収集しているケースも多い。本書は、そうしたことが起こらないよう、データ分析を行うことの重要性や行う上での心得を伝える「学問の作法書」である。
▼特定の学問分野に特化せず、また質的データと量的データ双方の「データ収集-分析-考察」までの一連の手法を具体的事例を交えてわかりやすく解説する。
感想・レビュー・書評
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◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
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2022年常設展示本です。
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同じ著者の実地調査法入門の続編的位置付け。やや応用編となるが、調査法と分析法の力が身につく良書。大学の3年以上のゼミで使えると思う。
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“正しく”データを収集し,分析し,考察すること。それはアカデミック・スキルズの一つとして,様々な形でみなさんの研究に関係してくる技術だと思います。データとは何か,何を集め,どう考えるのか,基本を見直す1冊です。
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三葛館一般 361.9||NI
量的研究、質的研究両方に必要なデータ収集と分析について平易な文書でまとめられています。データの定義や分類などの基本を押さえ、調査の準備や実施、分析の実際の作業を、それぞれ具体的な研究例を示して解説しています。
学部生向けの内容ではありますが、大学院に入学したばかりの院生のみなさまにも、研究生活がはじまるこの時期に一読をおススメします。
目次----------------------------------
はじめに
第1章 データ分析とはどういうことか
1.データとは何か
2.データ分析の定義とデータ分析を行う者の心得
3.データ分析の最低限の用意
第2章 データの種類について
1.「定量データ」と「定性データ」への大別
2.定量データの分類
3.定性データの分類
第3章 データ分析を伴う研究の流れとポイント
1.研究テーマの絞り込みと社会調査の計画
2.社会調査の準備
3.社会調査の実行
4.社会調査で得られたデータの分析・公開・社会への還元
5.まとめ
第4章 研究例(定量編)
1.はじめに
2.用語確認
3.平均値の差の検定
4.クロス集計表
5.回帰分析
6.主成分分析と因子分析
第5章 研究例(定性編)
1.調査の実例:世界初の電動大型フルフラットバスを運転したドライバーへの個別インタビュー
2.具体的な研究活動例:日本語の日常会話のコーパス作成
会話参加者シート
会話録音(録画)情報シート
附録
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(もも)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=80183 -
資料ID:W0173499
請求記号:361.9||N 87
配架場所:本館2F書架 -
ちょろっと意図していたものと違った。学生向けだなぁ。しかしながら、これに沿ってデータ収集と分析をすれば問題ないと思われるので、学生さんの教科書としてはよい本。