福澤諭吉とフリーラヴ

著者 :
  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766421163

作品紹介・あらすじ

自由愛情(フリーラヴ)か、偕老同穴か
福澤諭吉が新しい家族の姿に托した希望とは何か。
近代家族のゆくえを探る!

▼近代社会における新しい家族の姿はどうあるべきなのか。人びとの一生を左右する「家」をどのように考えるのか。「一身独立」した生き方を男女に説いた福澤諭吉の答えは、しかし曖昧に見える。愛情を最優先する「自由愛情(フリーラヴ)」の世界を理想としながらも、現実には「偕老同穴(かいろうどうけつ)」を説いた福澤の真意はどこにあったのだろうか。士族授産や女性教育といった「家」の変容を促す知られざる試みの実態を解明するとともに、論説を詳細に検討し、明治政府の政策や同時代の家族論と比較。さまざまな機会に揺れ動く姿を描きだし、両性関係と家族のゆくえを見つめ続けた福澤諭吉のあらたな側面に迫る。

著者プロフィール

慶應義塾福澤研究センター教授。
1961年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。
主要業績に、『福澤諭吉と女性』慶應義塾大学出版会、2011年、『近代日本と福澤諭吉』(共著、小室正紀編)慶應義塾大学出版会、2013年、『ふだん着の福澤諭吉』(西川俊作との共編)慶應義塾大学出版会、1998年、などがある。『福澤諭吉書簡集』(岩波書店、2001~3年)、『慶應義塾史事典』(慶應義塾、2008年)、『福澤諭吉事典』(慶應義塾、2010年)各編集委員。

「2014年 『福澤諭吉とフリーラヴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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