評伝レヴィナス:生と痕跡

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制作 : 斎藤 慶典  渡名喜 庸哲  小手川 正二郎 
  • 慶應義塾大学出版会 (2016年2月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766422870

評伝レヴィナス:生と痕跡の感想・レビュー・書評

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評伝レヴィナス:生と痕跡の作品紹介

▼哲学的生はいかに形成されるのか

ユダヤ教の中に一つの哲学的洞察を認め、自らそれを生きた哲学者レヴィナス。
レヴィナスを一つの結節点とする知的ネットワーク、
20世紀ヨーロッパ・ユダヤ精神史を描く、レヴィナス評伝の決定版。

 20世紀を代表する哲学者レヴィナスは、リトアニアのカウナスに生まれ、第一次世界大戦の混乱期にウクライナに移住した。フランスのストラスブールでフランス哲学と共和国理念に触れ、ドイツのフライブルクでフッサールとハイデガーの薫陶を受けたレヴィナスは、その後、フランス兵として出征した第二次世界大戦で捕えられ、5年間をドイツ北部ハノーノヴァー近郊の捕虜収容所で過ごした。
 ホロコーストを生き延び、戦後のフランスにおいて、長らく世界イスラエリット連盟付属の教育機関、東方イスラエリット師範学校校長を務めたレヴィナスは、毎週土曜日にはユダヤ教の思想についての講義を続ける傍ら、哲学雑誌への寄稿も怠らず、50代半ばにして主著『全体性と無限』が認められ、遅咲きの哲学者としてのキャリアをスタートさせる。
 哲学の言語に、ユダヤ教の遺産が持つ閃き、響き、色彩を以っていっそうの輝きを与えた哲学者レヴィナスは、はたして自らの哲学をどのように生きたのか。
 レヴィナスが生きた世界の実像をあますところなく描き出す傑作評伝。

評伝レヴィナス:生と痕跡はこんな本です

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