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- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766423327
作品紹介・あらすじ
▼19世紀への変わり目、天明から文化に至る40年間、社会は静かに大きく変わろうとしていた。その時代の経済思想をさまざまな視点から描き出し、近代へ向けての一歩を問う。
1800年前後、天明から文化へ至る40年間は、文化が爛熟に向かい、社会や経済が深い所で静かに大きく変わった。本書は、その時代の経済思想に焦点をしぼり、さまざまな角度から光をあてる。
商家出身の儒者頼春水、市井の経世論者海保青陵や本多利明、商人にして測量家の伊能忠敬、両替商鴻池の経営者草間直方など、すでに知られた人々の思想ばかりでなく、芸能興行をめぐる官民の経済意識、勘定奉行など幕府幹部の経済観、穀物備蓄をめぐるセーフティーネットの思想にも目を向けた。
それらが織りなすものとして、本書は近代へ向けての歴史の一歩を描き出す。