交通サービスの革新と都市生活:行動の意思決定を有効に支援する技術

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  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766424782

作品紹介・あらすじ

▼ますます便利になる都市交通!

人工知能やIoT技術の進展で,大きく変容しようとしている都市交通。フットワークの軽い「軽薄短小」と,生活の質を上げる「個重視」のサービスが,未来の都市生活シーンをどのように変えていくのか。

▼サービス学の重要な一角として,都市交通分野のサービスイノベーションがある。都市交通は,今まで重厚長大なインフラストラクチャー分野として捉えられてきた。しかし,交通運輸情報をはじめとした技術革新で,よい意味で軽薄短小なサービス分野として捉えられるようになっている。
▼あわせて,近年のインフラストラクチャー整備の政策的な方向性が,量から質の重視に,集団から個人の重視にシフトしており,その志向は公共交通分野にも反映されている。まさしく,従来の大量輸送重視の時代では考えられなかった都市生活者の生活の質を上げるための「個重視」のサービスが公共交通に登場している。
▼本書では,昨今の交通技術の革新が,われわれの都市生活にどのような効果をもたらしているのかを明らかにしながら,都市交通のサービスイノベーションの方向性を探りたい。技術革新で,交通の運行者と利用者の行動意思決定がどのように支援されて変容するのか,そして未来の都市生活シーンがどのように変わっていくのかを俯瞰したい。

著者プロフィール

東京都市大学都市生活学部・大学院環境情報学研究科准教授。
1976年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、同大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。2003年博士(政策・メディア)。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別研究専任講師、同大学医学部特任准教授、同大学院システムデザイン・マネジメント研究科特任准教授を経て現職。慶應義塾大学SFC研究所上席所員、日本イノベーション融合学会専務理事、ヒューマンインタフェース学会評議員なども務める。専門領域は、ユニバーサルデザイン、モビリティデザイン。車輌開発に関する大型プロジェクトを多数経験。

「2019年 『大学1年生からのプロジェクト学習の始めかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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