小説渋沢栄一

著者 :
  • 経済界
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766781908

感想・レビュー・書評

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  • 本を読む時は、自分の生き方と照らし合わせて、なるほどな、と感ずる様な読み方をしろ。そうなると、知らず知らずのうちに、読書力が増して、難しい本も読めるようになる。

    セールスは相手を憎む戦いではなく、相手を愛する戦いである

    本道でうまくいかない場合、バイパスで勝負し、本道の勝負にも決着をつける

    表現は昨日地方から東京にでてきたお手伝いさんにもわかるような言葉を使わなければダメだ

  • 幕末から明治時代にかけての事業家である渋沢栄一に関する小説を読みました。

    タイトルの「論語とソロバン」は渋沢栄一の理念で、道徳(論語)と経済利益(ソロバン)を一致させるという考え方を指します。人間愛の理念に裏打ちされた資本主義社会を目指し、近代の日本の金融や経済を立ち上げていきました。

    この本であらためて「ヒト」「モノ」「カネ」の重要性を感じました。さらに、企業家として「形式主義」という馴れ合いを嫌い、事業の存在が社会に貢献できるかを論理的に考えることの必要性を感じました。

    今の企業にこのような考えをもつところがあるのかわからなくなってきています。私利(自分の利益)は即ち利他(他を利する=利益還元)であるともいった渋沢栄一の考えは、今の世の中を変えていく考えを暗示しているのではないかと思います。

著者プロフィール

歴史作家。東京都知事秘書、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。退職後作家活動に専念。人間管理と組織の実学を歴史の中に再確認し、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。『上杉鷹山』『小説徳川吉宗』など著書は300冊を優に越える。

「2023年 『マジメと非マジメの間で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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