通訳捜査官: 中国人犯罪者との闘い2920日

著者 :
  • 経済界
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766784138

感想・レビュー・書評

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  • 読了。「約束=守らせる事」、「反省とは自分ではなく相手に求めるもの」などなど。グローバル化した今の社会では我々日本人の価値観と違う人間との共存が前提だ。その時に、それらの人達の価値観を事前に知っておく事は必要になる。性善説では現代社会では通用しない。弱腰外交にも是非読んで欲しいと同時に、このレビューを見て頂いている皆さまも時間があったら読んでみてください。笑えます。

  • 「こんな警察官の職種があったの!」
    これは、この本を読み終えて、すぐに思ったことです。

    警察官でありながら、外国人相手の取り調べにあたる通訳捜査官と言う任務についていた作者の体験談が書かれていました。日本における外国人(特に中国系)犯罪の実態が赤裸々にわかる本です。ちょっと、外国人を見る眼が変わりそうな気がしますが・・・。

    密入国や強盗などの犯人の男性をはじめ、万引常習者や不法入国の女性たち。ここに書いてある犯罪者たちは、捕まった時に外国人特有の常識(?)の日本人には思いつかないような言い訳をします。自分達の人権のみを主張して、日本の法律の方がおかしいと逃げるのです。通訳として取り調べの現場にいる作者はウンザリしているのです。
    作者いわく「彼らは、図太く、したたかだ」!

    このへんで作者の経歴を述べておきましょう
    作者は、警官になって初めて職質した中国人の簡単なウソにだまされたことをきっかけに、北京語の独学を始めます。その後機動隊員になった際、真剣かつ孤独な勉強振りを上司に見込まれて、警視庁で本格的に北京語研修を受けました。
    約二年半の研修を修了後、刑事、通訳捜査官として、本部や新宿、池袋など、都内有数の繁華街のある警察署に勤務することになります。

    犯罪を取り調べるうえで、言葉というものがいかに大事か、この本を読んでよくわかりました。犯罪者は日本人ばかりではないのです。
    日本に住みながらその法律を理解しない外国人犯罪も増える一方だと聞きますから、このような地道な捜査官の方のより一層の活躍を願います。

著者プロフィール

1967年 宮城県出身。昭和61年より警視庁に奉職、機動隊員、刑事、北京 語通訳捜査官を歴任。
平成15年警視庁を退職。退職後も通訳捜査官として 活躍の後、作家、言論界へデビュー。
地上波テレビ局・ラジオ・ネットテレ ビ等でも活躍中。経験を生かした日本の抱える危機を伝える。
一般社団法人 全国防犯啓蒙推進機構理事。坂東学校校長。ブログ「太陽にほえたい」(https:// ameblo.jp/japangard/)。趣味は骨董品、鎧製作、絵画など。
著書に『在日特権と犯罪』『寄生難民』『静かなる日本戦区』『通訳捜査官』他 多数。

「2018年 『亡国の移民政策~外国人労働者受入れ拡大で日本が消える~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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