- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767700694
感想・レビュー・書評
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アメリカなどで実際に崩壊した建物の事例を通して、そのときの状況・原因が書かれている。崩壊した原因は、設計段階でのミス、施工段階でのミス、施工段階での変更で構造上の問題が発生した、などいろいろである。トラスの面外方向の座屈長さを間違えたために崩壊したドームも紹介されていた。ボルトの設計ひとつでもおそろかにすると、建物が崩壊するような事故が起こることを常に考えながら設計することが大事であると改めて考えさせられた。
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内容(「BOOK」データベースより)
本書は、世界的に著名な構造技術者であるマリオ・サルバドリーとマッシス・レヴィが、20世紀を生きる我々にとって最も重要な、そして興味深い構造物の崩壊の状況とその理由を紹介している。メイドウムのピラミッドをはじめ、イスタンブールの古代ドームから、先端技術を駆使したハート・フォード・シビック・アリーナに至るまで、またパンテオンの悲劇から、タコマ橋の崩壊、アルメニアとサンフランシスコにおける地震災害、ミアノスの高速道路橋の崩壊、そしてアメリカ史上最悪の惨事といわれるカンサス市のアトリウムで起きた渡り廊下の落下に至るまで、あらゆる種類の建物の、いわば“構造崩壊の旅”へと案内してくれる。
内容(「MARC」データベースより)
技術の発展と新材料の開発によって建物の構造的崩壊はほとんど見られないが、現実には崩壊は起こっている。構造物の崩壊の状況とその理由を著名な製造技術者が明かす。「建築構造のはなし」の姉妹書。〈ソフトカバー〉
目次
最初の構造上の崩壊
34丁目の奇跡
パンテオンは永久に建っているだろうか?
余裕度の不足
大爆発
大地が揺れた日
ギャロップするガーティ
金属が疲労するとき
永遠への高速道路
母なる大地の弱さ
涙の渓谷〔ほか〕 -
学校の図書館で借りてきて、ぱらぱら読んだ本。結構面白い。