- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767806389
感想・レビュー・書評
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全米ベストセラーだというので、読んでみました。
原題は「Dear John」恋人からの別れの手紙の出だしだけど、意味深い。
主人公ジョンは、父一人子一人で育った青年。
郵便配達人の父は真面目だが無口で愛情表現も少なく、コイン収集が趣味で、そのために倹約し、そのこと以外には話題がない。
子供の頃はコイン集めに興味も持ったが、しだいに反発してグレてしまう。それもばからしくなって、陸軍に入隊。
苛酷な訓練を受け、危険な戦場へ行く羽目になるが、大人にはなっていった。
休暇で2週間の帰国中に、ボランティアに参加するために海辺の街にやって来た大学生のサヴァナと恋に落ちる。
山間部の牧場育ちの真面目な優等生で、まっすぐな気性だが、優しいだけにちょっと気弱な所がある。派手で遊び好きな学生仲間とは一線を画す人柄のサヴァナは、ジョンに他の人にない物を感じ、互いに夢中になっていく。
ドイツ駐留のジョンとサヴァナは遠距離恋愛に。離れていることが辛く、おりしも9.11が起きて除隊を延長すると、サヴァナは耐え難くなる。
サヴァナの方にも、幼なじみで隣人の牧場主夫妻が事故死という事態が起きていた。その家の息子ティムとはボランティアを一緒にする親友。
ティムの弟は自閉症で、症状はかなり違うがジョンの父もそうだと指摘するサヴァナ。ジョンは最初怒ってケンカになるが、それでだったのかと納得していく。
父の死後、サヴァナを訪ねると‥
悲恋だが、ジョンにも救いはないではない。
満月の夜にはお互いのことを想い合おうと誓ったように。
美しい終わり方が印象的。
戦争で引き裂かれたり、上手くいかなくなったカップルも多いのでしょうね。
正当化しきれない戦争に苦しむアメリカ人の心を癒す本だったのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画「親愛なるきみへ」の原作。「きみに読む物語」のように泣けるのを期待していたが及ばず。「マディソン郡の橋」のような読後感(違和感あり)。ま恋愛観によります。
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映画「親愛なる君へ Dear John」の原作
エンディングが原作と映画では違う
映画のエンディングの方が二人の未来に希望が持てる
単庫本「親愛なる君へ」文庫本「きみを想う夜空に」
単庫と文庫、タイトル違いだけど、中身は同じなので気を付けてね -
何が彼らを引き離したか 距離?時間?
お互いがお互いを想い過ぎて ある時は、好き過ぎるがゆえ、相手が自分の思う通りにならないことに苛立ち空回りする・・・
サヴァナにしても 彼と会っている時はいっぱい一緒にいたいのに 期間が限定的でまた離れて辛いことを知っているので敢えて彼との時間を濃くしないように・・・ なんて
キーパーソンは ジョンのお父さんと アラン。
「どれだけ自分の選択が苦しくても我が身ので幸せより愛する人の幸せを大事にする、それが本当の愛だ」
純愛を貫いたジョンは 孤独過ぎない?
映画も見てみようかな -
自分で購入した本なのかわからないのだけれど、本棚にあったので読んでみました。
ありがちな恋愛小説!
すこーしだけ退屈だったけれど、たまにはこういう読書も良いのかなと。 -
読み始めて・・・アレっ?読んだことある??
後半にはそんなことすっかり・・・
メロドラマだな~~ -
自分の幸せより、相手の幸せを。
そう思いつつも、信じ切ることができない自分がいる。
この物語のように行けたらいいのにな。
切ない。 -
泣けたなー
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すっきりとはいかないのが人生ですね…。
求めた時期が違うかった。